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METガラ2026事件簿。ベゾス夫妻ボイコットから、メーガン妃ら“招かれざる客”騒動まで大荒れ 【ピーチズのOM(F)G!】

  • 2026.5.18
Getty Images

毎年、5月の第1月曜日にニューヨークのメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートが開催するMETガラ。同美術館の活動資金を調達するためのチャリティ・イベントは長年、ファッションやセレブに興味があるファンから支持されていたけれど、今年は風向きが変わって、あちこちから穏やかではない声が上がる自体に。一体何があったのか、人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック!
※米ドル円表記は2026年5月13日現在の通貨レートで算出。

Spencer Platt / Getty Images

ボイコットの原因は名誉共同議長のジェフ・ベゾス&ローレン・サンチェス夫妻

開催前から「ボイコットすべき!」との声が上がった原因は、超富裕層の代表であるジェフ・ベゾス&ローレン・サンチェス夫妻がガラの名誉共同議長となったこと。アナ・ウィンターが選んだ共同議長に名を連ねたのは、ビヨンセやニコール・キッドマン、ゾーイ・クラヴィッツ、ヴィーナス・ウィリアムズだったが、ベゾスは噂では1000万ドル(約15億7780万円相当)(寄付額は非公開)以上を寄付し、ファッション・エリートが集まるガラの扉をこじ開けたのだ。Amazonで長時間労働を強いられる従業員やベゾスの政治理念に疑問を抱く人々が立ち上がり、ガラ当日はニューヨークのあちこちで抗議運動が行われた。

Kevin Mazur/MG26 / Getty Images

ベゾスはローレンをレッドカーペットの華にしたかった

ベゾス自身は実は2012年からMETガラの招待客リストに名を連ねていて、レッドカーペットを歩くことはしなかったものの、ガラ開催中に多くのセレブと撮影した写真が出回っていた。2024年には婚約者だったローレンを同伴し、ガラ・デビューを果たしていた。Amazonの創設者であるベゾスが長年ガラを支援してきたことはあまり知られていなかったが、今年は支援だけでなく、愛妻ローレンをレッドカーペットの華にしようと頑張りすぎた?

Michael Loccisano/GA / Getty Images

当のローレンは、ジョン・シンガー・サージェントの『マダムXの肖像』にインスパイアされた「スキャパレリ」のドレスを着用したが、ファッション批評家からは「『スキャパレリ』がチープに見える」などと酷評される始末⁉

Dimitrios Kambouris / Getty Images

トランプ大統領就任式での不適切ファッションはじめ、過剰にボディラインを強調するスタイルで知られるローレンは、ド派手なベネチア挙式の様子を『ヴォーグ』オンライン版で独占取材してもらい、ファッション・ダーリンの仲間入りを果たしたと自認しているようだ。この時も掲載した編集長アナ・ウィンターに対し「金に目が眩んだ」との批判が噴出したが、紙媒体はどこも経営不振なのだから、アナ様も苦渋の決断をしたのだろう。『プラダを着た悪魔2』(’26)ではIT長者ベンジー・バーンズがファッション誌『ランウェイ』買収に興味を示すが、ベゾスもここ数年コンデナスト社買収に興味を持っていると囁かれている。

Chip Somodevilla / Getty Images

ベゾスはトランプ大統領を支持

とはいえ、ベゾスは今年の初めに経営不信に陥っている『ワシントン・ポスト』紙の従業員を約3割解雇し、大規模な経営改革に乗り出したばかり。出版社の買収はひとまず棚上げし、MET ガラでファッション界や出版界に存在感を示したかったのだろう。しかし、芸術への支援資金を削減したトランプ大統領を支持しているベゾスが、美術館やアート・インスティテュートを支援するイベントを講演すること自体がもはや悪い冗談ではないか?

Getty Images

METガラに出資したIT会の重鎮たち

今年のMETガラに出資したのはベゾスだけではなく、MetaやOpenAI、TikTokなど多くのIT企業が出資。
(写真左上から時計回りに)スーパーモデルのミランダ・カーを妻に持つ、SnapchatのCEOエヴァン・スピーゲルがレッドカーペットに立つのは当然としても、InstagramのCEOアダム・モッセリやGoogleの共同創業者セルゲイ・ブリン、Instagramのパートナーシップ責任者で現在はOpenAIのパートナーシップ責任者を務めるチャールズ・ポーチといった、テクノロジー業界の大物たちがレッドカーペットに登場したのは驚くべきこと。実はレッドカーペットを歩ける人は限られたエリートだけで、ガラに出席する誰もが歩けるわけではないのだ。ある意味、平凡なファッションを身につけたIT富豪の登場は、ガラの格を下げたと思われても仕方がない。

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"ベゾス・ガラ"、あるいは"ITガラ"と揶揄された今年のガラには欠席者も目立った。ほぼ常連のジェニファー・ロペスやレディ・ガガ、ファッション系のイベントには欠かせないゼンデイヤや、今もっとも注目度が高いシドニー・スウィーニーはそれなりの理由をつけて欠席。さ、に、ベラ・ハディッドやタラジ・P・ヘンソンは、ベゾスとの関わりを嫌っていることを公言して欠席。また「レーダーオンライン」の記事によると、『プラダを着た悪魔2』でベゾスをパロディ化したキャラクターを演じたジャスティン・セローの出席をベゾスが禁じたとか。本当か嘘か知らないが、ネタとしては面白い話だ。

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レカペ事件簿

そして、レッドカーペットでは今年もさまざまなドラマが生まれた。
(写真左から)カーディ・Bが高熱を押してレッドカーペットを歩いたことで、ガラにおける健康管理が問題視されたし、インド人モデルのバヴィータ・マンダヴァが身につけたファッションが「デニムとブラウスにしか見えない」と批判されたり(実際はコンセプト重視のハイファッションだった!)、ハイディ・クルムがハロウィンの仮装にしか見えない彫刻ファッションで登場。

Michael Loccisano/GA / Getty Images

ブレイク・ライブリーがセンセーショナルに登場

ブレイク・ライブリーといえば、『ふたりで終わらせる/ IT END WITH US』(’24)の製作会社やPR会社を組織的なネット中傷キャンペーンで訴えて炎上し、ハリウッドから総スカン状態。ところが、メットガラ当日に和解を発表してレッドカーペットに現れた。ブレイクがガラに出席したいから和解を急いだと、まことしやかに語るYouTuberもいたほど突然の登場だった。

そんな彼女にドレスを提供したがるブランドは皆無。彼女を招待したアナ様が自ら「ヴェルサーチェ」に依頼の電話をかけたとのこと。レッドカーペットではドレスの裾を持つ青年(従兄弟だった)に声を荒げるなど、評判通りの「ミーンガール」ぶりを発揮。会場にいたセレブは視線を合わせようとせず、ブレイクに冷ややかな眼差しを送っていたのが印象的だった。

Kevin Mazur/MG26 / Getty Images

アン・ハサウェイが炎上

ガラの最中もブレイクと一緒に写真を撮りたがるセレブはいなかったが、例外だったのがアン・ハサウェイ。ブレイクと同じ、アナ様のテーブルに座ったのが運の尽き? ふたりでにこやかにポーズを取った写真がネットに登場するや、「いじめっ子と仲良くするなんて最低」だの「アニーに対する評価が低下してしまった」とコメント欄は大荒れ。

ブレイクに悪評が噴出するきっかけを報じたジャーナリストのチャスティ・フラーは、この写真について「きっとアンはジャーナリストとの付き合い方をブレイクに教えていたのでしょう」とコメントしているが、真相は?

Taylor Hill / Getty Images

ブルックリン・ベッカム&ニコラ・ペルツは呼ばれなかった

和解後もイメージが悪化する一方のブレイクをなぜアナ様が丁重に扱っているのか、その理由は謎だが、アナ様があえて招かなかったセレブもいる。

例えば、長年デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻と親しいアナ様にとって、家族に背いたブルックリン・ベッカムは忌むべき存在。というわけで、不仲が露呈した昨年から愛妻ニコラ・ペルツともども招待状は送られていない。今年はベッカム家代表として次男のロメオが「バーバリー」の招待を受けて、レッドカーペットに登場している。

Joe Scarnici / Getty Images

メーガン妃&ヘンリー王子も呼ばれなかった

また、アナ様が絶対に招待しないのがメーガン妃&ヘンリー王子夫妻だという。アナ様は元々メーガン妃に不満を抱いていなかったようだが、チャールズ3世国王やカミラ王妃と親しくなるにつれ、王室に反旗をひるがしたカップルに対してあまりいい感情を持てなくなったようだ。アメリカに移住した夫妻ならばガラに出席もしやすいだろうが、アナ様は一度も招待状を送ったことがない。

Samir Hussein / Getty Images

キャサリン妃は呼んでも来なかった

逆に招待状は送っているが、毎回「ありがとうございます。でも欠席します」と色良い返事をもらえてないのがキャサリン妃だ。1996年、離婚したばかりのダイアナ妃がMETガラに出席したのは大いに話題になり、ガラの知名度が急上昇している。アナ様は当時のダイアナ・エフェクトをキャサリン妃で再現したいようだが、イギリス王室が支援するならばヴィクトリア&アルバート博物館やナショナル・ポートレート・ギャラリーをはじめとするイギリスの美術館だろう。キャサリン妃も特にアナ様と親しいわけではないので、実現は難しそうだ。

Udo Salters / Getty Images

ベゾスやIT長者の関与、炎上スター登場でイメージが悪化したMETガラだが、今年はなんと4200万ドル(約66億2676万円相当)の収益があった。昨年の3100万ドル(約48億9118万円相当)もガラ最高記録だったが、今年はベゾスの寄付金1000万ドル(約15億7780万円相当)もあってガラ史上最高の寄付金が集まったのだ。「ニューヨーク・タイムズ」紙によると、2030年までの美術館運用費が賄えるほどだとか。アナ様はじめとするガラの計画・準備スタッフの努力の賜物だが、今後も超富裕層による富のひけらかしの場として機能するのであれば、ガラそのものの存在意義が問われそうだ。

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