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受け継がれる「正妃の証」も。ベルギー・マティルド王妃がまとう、知性と気品のジュエリー10選

  • 2026.5.15
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歴代初の自国出身王妃として国民から絶大な信頼と愛を寄せられているマティルド王妃。言語聴覚士のキャリアを持つ知的な内面と、名門貴族出身の生来の気品を兼ね備えた彼女のジュエリー術は、歴史ある王室の至宝と現代的なエッジを自在に行き来する圧倒的なバランス感覚にあります。アール・デコ様式が美しいティアラから、モダンなコスチュームジュエリーまで、王妃が愛用する10のジュエリーをご紹介します。

Patrick van Katwijk / Getty Images

ナイン・プロヴィンス・ティアラ

「ナイン・プロヴィンス・ティアラ」は、1926年、アストリッド王女の成婚を祝し、国民から贈られたベルギー王室最高峰の格式と歴史を誇る宝飾品。歴代王妃のみが継承する「正妃の証」であり、当時の9つの州を象徴する大粒のダイヤモンドが配されています。デザインの軸となるのは、アール・デコ様式のグリーク・キー模様。上部を外してシンプルなバンドーとしても着用できる、機能美も兼ね備えています。

Sylvain Lefevre / Getty Images

クリスティーヌ・ベカルトのブレスレット

マティルド王妃が公務で絶大な信頼を寄せているのが、ベルギー人デザイナー、クリスティーヌ・ベカルトのジュエリー。中でもお気に入りなのが、24Kゴールドを贅沢に使用した大ぶりなカフブレスレット。垂直に並ぶゴールドのラインに愛らしい花々がちりばめられた彫刻的なデザインが、フェミニンな装いのスパイスとなっています。

Geert Vanden Wijngaert / Getty Images

ウォルファーズのサファイアリング

カボションカットのブルーサファイアを、繊細なダイヤモンドが縁取るウォルファーズのリング。王妃のシグネチャーアイテムとして公務の場でも頻繁に着用されています。鮮やかなブルーの衣装にサファイアの青をリンクさせるワントーンコーディネートは、王妃の卓越した美意識が光る、計算し尽くされた装いです。

Photonews / Getty Images

グラフのダイヤモンド・ネックレス

センターに向けてダイヤモンドが雫のように滴る、グラフのフリンジネックレス。晩餐会などの格式高い場に欠かせない、王妃にとってまさに「正装の顔」とも言えるジュエリーです。このタイムレスな輝きに合わせたのは、前述の「ナイン・プロヴィンス・ティアラ」の台座部分を組み替えたバンドー。幾何学的なグリーク・キー模様と、現代的なグラフのネックレスが見事に調和しています。

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7連のパールチョーカー

フィリップ国王との婚約期間中から、20年以上にわたり愛用されている7連のパールチョーカー。ダイヤモンドのスペーサーで繋がれたヴィクトリアン・スタイルの名品は、王妃のタイムレスな気品を象徴しています。エディンバラ公フィリップ殿下の追悼礼拝という厳かな場面においても選ばれ、王室の伝統に寄り添う、敬意に満ちた装いを完成させています。

Sean Gallup / Getty Images

ローレル・リース・ティアラ

1999年のフィリップ国王との成婚時に、ベルギーの貴族団体から贈られた「ローレル・リース・ティアラ」。1912年頃に制作されたこのアンティークには、ベル・エポック期の繊細な美学が息づいており、約631個のダイヤモンドが月桂冠を象徴する優美な葉のモチーフを描き出しています。マティルド王妃はこれをティアラとしてだけでなく、ネックレスとしても頻繁に愛用。 控えめながらも格式高い、ベルギー王室の伝統を象徴するジュエリーの一つです。

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ペルコッシ・パピのイヤリング

王妃が長年愛用し、エリザベート王女やエレオノール王女とも共有されているゴールドのイヤリングは、イタリア・ローマにアトリエを構えるジュエラー、ペルコッシ・パピのもの。ルネサンスやバロック様式からインスピレーションを得たデザインがこのブランドの真骨頂。太陽をモチーフにした力強い造形は、顔周りに圧倒的な華やぎを添えています。

Geert Vanden Wijngaert / Getty Images

ダイヤモンド・ボウ・ブローチ

近年さまざまな場面で頻繁に着用されているのが、1910年代製のアンティークブローチ。プラチナとホワイトゴールドの台座にダイヤモンドが贅沢に配され、揺れるフリンジが優美なベル・エポック期の名品です。王妃はブローチとしてだけでなく、時にヘアオーナメントとして髪に飾ることも。こうしたアンティークを自分らしく「崩して」楽しむ姿勢こそが、マチルド王妃流の洗練されたフィロソフィーと言えるでしょう。

Geert Vanden Wijngaert / Getty Images

ゴールドのコスチュームジュエリー

波打つようなフォルムとマットな質感が、モダンな華やぎを添えるヌヌ・バルセロナのイヤリング。ゴールドのディスクが重なり合う彫刻的なブローチは、マドリードのジュエラー、ファホマのもの。近年、温かみのあるゴールドジュエリーを好んで愛用している王妃。国境を越えたセレクトに、王妃のモダンなセンスが凝縮されています。

Geert Vanden Wijngaert / Getty Images

セザンヌのイヤリング

ボルドーのスタッドに鮮やかなフューシャピンクを配したモダンなデザインのイヤリングは、パリ発のライフスタイルブランド、セザンヌのもの。現代的な感性と手頃な価格のコスチュームジュエリーは、ヨーロッパのロイヤルたちの間でも高い人気を誇ります。ナタンのピンクのコートに、このイヤリングが絶妙なスパイスとして寄り添っています。

※この記事は、2026年5月15日時点の内容です。

Photonews / Getty Images

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