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カミラ王妃、王室最高峰のティアラを着用し議会開会式に登場

  • 2026.5.14
Chris Jackson / Getty Images

イギリスで議会開会式が行われ、チャールズ国王とともに出席したカミラ王妃が、王室のジュエリー・コレクションのなかでも最も価値の高いティアラのひとつ、「ダイヤモンド・ダイアデム」を披露しました。「ジョージ4世・ステート・ダイアデム」や「ステート・ダイアデム」とも呼ばれるティアラです。

王室が所有する美術品などを管理するロイヤル・コレクション・トラストによると、「ダイヤモンド・ダイアデム」は1820年、依頼を受けた王室御用達ジュエラー、ランデル&ブリッジが制作したもの。制作にかかった費用は、現在の価値に換算して110万ドル(約1億7360万円)余りとされています。

デザインを手がけたのは、ランデルのチーフデザイナーだったフィリップ・リーバートとみられ、国王ジョージ4世の戴冠式のために制作していた王冠の当初のデザイン案から着想を得たものだと考えられています。

議会議事堂の「君主専用の玄関」前で馬車を降りたカミラ王妃 WPA Pool / Getty Images
議会開会式に臨むチャールズ国王とカミラ王妃 WPA Pool / Getty Images

「ダイヤモンド・ダイアデム」には1333個のダイヤモンドが使用されており、中央の十字架の中心にはそのうちのひとつ、4カラットのイエローダイヤがセットされています。また、バンドの部分にはパールが並べられています。

そのバンドの上には、4つの「クロスパティー(十字の紋章)」と、イングランドとスコットランド、アイルランドそれぞれの国花、バラ、アザミ、シャムロック(クローバー)の小枝をかたどった4つの飾りがつけられています。

このティアラは、ジョージ4世が戴冠式のパレードで(王冠の一部として)使用した後、その次代の国王となったウィリアム4世の妻アデレード王妃からカミラ王妃まで、歴代の女王と王妃たちが着用してきました。

カミラ王妃はこれまでに、このティアラを2度、2023年と2024年の議会開会式で使用しています(2025年は会期が前年から延長・継続されていたため、開会式は行われませんでした)。

馬車で議会議事堂に向かうカミラ王妃、2023年撮影 Max Mumby/Indigo / Getty Images
開会式に出席したカミラ王妃、2024年撮影 WPA Pool / Getty Images

16世紀から貴族院(上院)の議場で行われている議会の式典、「議会開会式」は、君主と貴族院の議員、庶民院(下院)の議員が一堂に会して行われるもの。出席する君主とその配偶者はともに儀装馬車(ステートコーチ)に乗り、バッキンガム宮殿から国会議事堂までパレードします。また、開会式では君主が政府の施政方針を読み上げますが、その原稿は与党が作成するものです。

From TOWN&COUNTRY

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