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「少し話せない?」と交換してしまった電話番号。後日、変貌した男性の本性に恐怖した

  • 2026.5.16

仲介者を通じた「紹介」のはずが

知人の紹介だから、と自分に言い聞かせていた。

それが判断を鈍らせた原因だったのかもしれない。

四十代のある時期、共通の知り合いを通じて、業界で自営業を営む男性と知り合う機会があった。

最初は仲介者の男性が間に入り、三人で話す形だった。

特別に親しくなるつもりもなく、ただ顔見知りになった程度のことだと思っていた。

ところが、ある日仲介者から「場所を変えて話せないか」と声をかけられた。

特に断る理由も見当たらず、ついていくと、連れていかれたのは近所のファストフード店だった。

仲介者が席を外した隙に、自営業の男性と二人きりになる場面があった。

「少し話せない?」

そう言いながら、男性は自然な流れで私の電話番号を聞いてきた。

断ろうとする間もなく、会話がそのまま進んでしまった。

その場では大した話も出なかった。世間話をいくつかして、店を出ただけだった。

二回目で変わった空気

番号を教えてしまった後悔は、じわじわと時間をかけてやってきた。

最初の接触からそれほど日が経たないうちに、連絡が届いた。

また会えないか、という内容だった。

仲介者を通じた関係とはもはや思えない、直接的な誘いの文面だった。

一回目があれほど淡泊だったのに、二回目の接触はまるで別人のように積極的だった。

返事を送るより先に、身体がざわついた。

言葉にするのが難しい感覚だが、何かが違うと全身が感じていた。

仲介者が間にいる場面では見せなかった顔が、二人きりのやり取りに変わった途端にはっきり現れてきた。

なぜあのファストフード店の場面で番号を渡してしまったのか。あのとき仲介者が席を外したのは、偶然だったのか。考えれば考えるほど、出来事の輪郭が気持ち悪い形に見えてきた。

凍りついた後に残ったもの

その後、連絡を返さないでいると、何度かメッセージが届いた。

特に怒りをあらわにするわけでも、執拗に迫るわけでもなかった。

ただ、一定のリズムで届き続けた。それが逆に怖かった。

しばらくして連絡は止んだ。

何があったわけでもなく、気づいたら静かになっていた。

だが、ほっとする気持ちと同時に、あのファストフード店の場面が繰り返し頭の中で再生される時期が続いた。

紹介者の信頼を足がかりに近づき、人のいない隙間で番号を確保する。

そういう動き方を意識的にする人間がいることを、四十代になって初めて知った。

善意を踏み台にされた、という感覚が、今でも記憶の底に静かに沈んでいる。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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