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「お金はいらないよ」誰も楽しめなかった合コンを1次会で切り上げた日→割り勘費を断って帰った時の葛藤

  • 2026.5.14
「お金はいらないよ」誰も楽しめなかった合コンを1次会で切り上げた日→割り勘費を断って帰った時の葛藤

人数合わせで参加した合コン

「人が一人足りないんだけど、来てもらえない?」

友達の彼氏からそんな連絡が来たのは、ある平日の夜だった。週末に合コンをセッティングしたものの、女性の参加者が一人足りなくなってしまったらしく、急きょ声をかけてきたのだ。友達への義理もあったし、何より困っているのを無視できなかった。

正直、乗り気ではなかった。その週は仕事で疲れていたし、知らない人との食事が得意なわけでもない。それでも友達のためにと思って、人助けのつもりで承諾した。当日の服装を考えながら、心の中では「一次会だけにしよう」と決めていた。

当日、指定された居酒屋に向かうと、男性は四人。女性は私を含めて三人だった。挨拶をして席に着いたものの、最初から何かがぎこちなかった。

全員の表情が語っていた

男性陣のうちの一人が、隣に座った女性にずいぶん積極的に話しかけていた。その二人はすぐに打ち解けたようで、食事が始まってしばらくすると、ほぼその二人だけで会話が進んでいく流れになった。

残りのメンバーは、無難な話題をつないでいたものの、盛り上がるには至らない。

出身地の話、仕事の話。当たり障りのない会話が続いたが、誰も核心には踏み込まなかった。

お酒が入っても、笑いが起きても、どこかよそよそしい空気が続いた。隣を見ると、他の女性も似たような顔をしていた。

(全員あまり楽しめていないな。)

1次会が終わったとき、幹事の男性が「二次会どうしますか」と言った。

しかし誰も「行こう」と声を上げない。少し間があってから、自然と解散の流れになった。

帰り際、男性側が申し訳なさそうに「割り勘のお金、いくら?」と声をかけてきた。

「お金はいらないよ」

そう言って断って、駅へ向かった。代金を受け取ったところで釈然とはしないし、今夜の疲れを誰かのせいにしたいわけでもない。それに人助けのつもりで来たのだから、対価をもらうのも違う気がした。

家に帰ってからも、なんとなくもやもやした気持ちが抜けなかった。

仲良くなれなかったとか、時間が無駄だったとか、そういう言葉には当てはまらない。

ただ、盛り上がりようのなかった空気と、誰も「行こう」と言い出さなかった二次会の沈黙が、しばらく頭のすみに残っていた。

楽しくなかったとは言いたくないし、人助けでよかったとも思う。それでも「なんで行ったんだろう」という気持ちが、しばらくそこにあった。今ではもう笑い話にできるけれど。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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