1. トップ
  2. エピソード
  3. 「結婚は仕事を辞めて家庭優先するべきだと思う」合コンで自慢話を続けた男性→冷静な反論で言葉を失った瞬間

「結婚は仕事を辞めて家庭優先するべきだと思う」合コンで自慢話を続けた男性→冷静な反論で言葉を失った瞬間

  • 2026.5.10

自慢話ばかりが止まらない男性

友人に誘われて参加した合コンの席で、最初から少し気になる男性がいた。

同年代と思われる落ち着いた服装の人で、見た目の印象は悪くなかった。けれど話し始めて十分も経たないうちに、その印象はあっさり崩れていった。

仕事の規模、関わっている案件の大きさ、年収の話、出張で行った海外の話。

本人は世間話のつもりでも、こちらが何か質問する前に勝手に話が広がり、最後は必ず自分への評価で締めくくられる。

私たちが返した話には軽くうなずくだけで、すぐ自分の話題に戻ってしまう。

上から見下ろすような物言いも混ざっていて、不快なときから少し下品な印象を受けていた。同席していた他の男性たちも、苦笑いを浮かべながらフォローを入れる場面が何度かあった。

場の空気を悪くしたくなくて、私はあいまいに笑いながら相づちを打ち続けた。隣の友人と目で合図しながら、心の中ではため息をついていた。

一次会が終わるころには、自慢話で席が冷えていることに本人だけが気づいていなかった。お会計のときに割り勘を強く主張する声まで響いて、周りの女性陣の顔は明らかに引きつっていた。

二次会への道で出た本音

店を出て二次会の店に向かう途中で、流れの中で結婚観の話題が出た。すると、それまで饒舌だった男性が一段と声を張り上げた。

「結婚は仕事を辞めて家庭優先するべきだと思う」

そして当然のように、男性の方が稼ぎが多いから女性が辞めるべきだ、と続けた。場の女性陣の表情が一瞬で固まったのが、視界の端でわかった。

私の中で、それまで積み上がっていた違和感の積み木が音を立てて崩れていった。ここで黙ったままだと、後から自分の方が後悔する、という確信に近い予感もあった。

感情的にぶつける気はなかった。私は深呼吸をひとつしてから、相手の目を見て口を開いた。

「価値観の違いで明確に決まるなら、お互いに都合のいい相手を見つけて付き合う関係になりますね。私は対等に支え合える関係の方が大切だと思います」

あれだけしゃべっていた男性が、急に言葉を失った。周囲の視線も集まり、それ以上強く反論することはできなかった。その後は誰かが話題を変え、私はその男性とは自然と距離を置く位置に移動した。

終わってから自分の考えをきちんと伝えられた手応えだけが、胸の中にすっと残っていた。家路につく電車の窓に映った自分の顔は、いつもよりも少しだけ晴れやかだった。空気を読みすぎて笑って流すばかりだった自分が、ようやく一歩前に出られた夜だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる