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PTA活動を「やりません宣言」した保護者。なのに口出しばかり。「ではぜひ」ベテラン役員がビシッと

  • 2026.5.12

これは筆者自身の体験です。PTA総会で役員決めが行われ、気づけば私を含め数人が役員を引き受けることに。その後、役員をきっぱりと断った“Aさん”からの口出しに戸惑い、心の中でモヤモヤが積もっていきました。最終的に、反省会での一言がきっかけで、実際に動くことの大切さを再認識した出来事です。

画像: PTA活動を「やりません宣言」した保護者。なのに口出しばかり。「ではぜひ」ベテラン役員がビシッと

役員決めとAさんの変化

春のPTA総会での役員決め。みんなの顔が少し硬くなる中、Aさんが真っ先に「うちは共働きで忙しいので、今年は一切できません」と強く宣言しました。その一言で場が少し凍りついたものの、最終的に私を含め数人が役員を引き受けることに。発表会の準備もあると聞き、「大変そうだけど、やるしかない」と気持ちを切り替え、いざスタート。

活動が進むにつれ、Aさんの態度に違和感

その後Aさんから「もし何か手伝えることがあればやるかもしれないので、役員用のLINEグループに入りたい」と連絡がありました。断る理由もないので入ってもらいましたが、活動が進むにつれ、Aさんの言動に違和感を感じるようになりました。役員用のLINEグループで「去年のステージ装飾はもっと華やかだった」や、「そのプログラム順だと子どもたち混乱しない?」といった意見が続々と送られてきました。そのたびに「実際に準備している私たちはどうすればいいんだろう?」と感じることが増えていきました。ある晩、夜遅くに「その掲示物、ちょっと安っぽくない?」というメッセージが送られてきたときには、具体的な案もなくただの指摘だけ。それが続くたび、だんだんモヤモヤが積もっていきました。

発表会前日の不満

そして、発表会前日準備の日。体育館でステージ装飾や椅子並べをしている最中、その場にいないAさんから「その配置だと後ろの保護者見えにくいよ?」とLINEが送られてきました。実際に脚立に乗って作業していた私は心の中で「いや、今ここに来て言ってほしいんだけど……」と思わずツッコミを入れてしまいました。どうやらAさんは、役員用LINEグループで事前に送られていた配置図を見ていたらしく、それに対して指摘をしてきたようです。周りの役員たちも同じ気持ちだったようで、空気が一気に重くなった瞬間でした。

反省会でのAさん

そして迎えた年度末の反省会。緊張感の漂う空気の中、ベテランのBさんが穏やかに言いました。「Aさんはいつも良いご意見をくださるので、来年度はぜひ中心メンバーとして一緒に動いていただけると助かります。現場をよくご存じの方の力が必要ですから」と。その瞬間、Aさんは一瞬言葉を失い、しばらく黙った後「来年はできる範囲で……」とトーンダウン。心の中ではAさんも少し反省していたのかもしれません。その後、Aさんからの「口だけ参加」はピタリと止まりました。強く責めたわけでもないのに、しっかりと伝わったことを実感しました。

この出来事を通して、やる側の大変さを分かち合うこと、そして、口だけでなく実際に動くことの大切さを再認識しました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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