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夫の浮気現場に直面した瞬間、妻が取った衝撃的な行動とは? 突然のW不倫発覚から始まる、ふたつの家庭の崩壊を描いた物語【書評】

  • 2026.5.7

【漫画】本編を読む

『浮気中の2人を閉じ込め、女の旦那を呼び出した』(サレ妻ユウナ:原案、宇藤翼:漫画/KADOKAWA)は、夫の不倫現場に遭遇してしまった妻が、その場で思いもよらない行動に出るところから始まる。タイトルの通り、浮気現場を目撃した瞬間にわいた衝動と、その後の人間関係の崩壊を描くストーリーである。

結婚2年目のユウナは、夫・タケルと幸せな新婚生活を送っていた。しかし体調不良で仕事を早退し帰宅したある日、玄関で見慣れない女性の靴を見つける。寝室から聞こえる夫と女性の声……。その瞬間から彼女の日常は一気に崩れ落ちる。状況を理解したユウナは、とっさの判断で浮気中のふたりを寝室に閉じ込め、さらに浮気相手の夫を呼び出すという大胆な行動に出る。

まず「浮気を見つけた瞬間」を物語の起点にしているところが面白い。不倫をテーマにした作品は、疑惑を持ち、証拠集めの段階から描かれることが多い。しかし本作では、最初から不倫の現場に直面する。混乱、怒り、恐怖といった感情が渦巻く修羅場で、ユウナは冷静な復讐ではなく、衝動的とも言える行動を選ぶのだ。それが物語に強い緊張感を与えている。それにしても、信じていた人の裏切りを目撃した瞬間の人間の行動というのは予測不能だ。もし自分が同じ状況に置かれたら、怒りやショックの中でどんな選択をしてしまうだろうか……。

さらに物語は、呼び出された浮気相手の夫、言い訳を続けるタケル、そして強気な態度を崩さない浮気相手。それぞれの思惑が交錯し、さらに状況は混乱していく。浮気という出来事が、複数の家庭を巻き込み人間関係の崩壊へと広がっていく様子はゾクゾクする。幸せだったはずの日常がほんの一瞬で崩れ去る。その衝撃と行く末を描いた本作は、不倫された人間が持つ感情の激しさを浮き彫りにしている。

文=練馬麟

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