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いつか行きたい!幻想世界へトリップできるファンタジックな旅先5選

  • 2026.5.6
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1 【フェズ/モロッコ】まるでおとぎ話! 世界一の市場へ

アル・カラウィーイーンの中庭。イスラムの知識を何世紀も継承してきた。 Hearst Owned

幾何学模様の装飾が施された美しい建築に、まず目を奪われるモロッコのフェズ旧市街。モスクであり大学でもあるアル・カラウィーイーンの内部は神聖で静かな空気が流れ、まるで時間が止まっているみたいだ。

野菜でいっぱいのかごが並ぶ市場の一角。威勢のいい声が聞こえてきそう。 Hearst Owned

一歩門をくぐると、シナモンやクミン、焼きたてのパンの香り、なめし革の匂いが混ざった濃密な空気が漂うスーク(市場)へ。9000以上の入り組んだ路地にはクローゼットほどの小さな店がびっしりと並び、銀食器や色鮮やかな布、バブーシュがそろう店先では、職人たちが目の前で金属を打ち、布を染め、木を削る。

地方の織物やじゅうたんなど、さまざまな工芸品が集まる。 Hearst Owned

迷宮をさまようことそのものが旅の喜びになってしまうところが、巨大な市場の都、フェズの魅力だ。

2 【北極圏】オーロラと眠るイマーシブな夜

<strong>Levin Iglut </strong>天井や壁がガラス張りになった「ガラスイグルー」で、寝転んだままオーロラを望めるリゾート。ホットタブとともに北極の絶景を満喫できる。<a href="https://leviniglut.fi/" target="_blank" rel="nofollow">https://leviniglut.fi/</a> Hearst Owned

CGやデジタルアートがどれほど進化しても、オーロラが放つ壮大な美しさと臨場感は再現しきれない。古代ギリシャでは神々に新しい一日を告げる光、バイキングには天空を駆ける女戦士ヴァルキリーのよろいの輝きと称され、時代や土地を超えて人々を魅了してきた。

<strong>Arctic Bath</strong> ルレ川に浮かぶ唯一無二のホテル兼スパ。水辺と一体になる北欧デザインの空間で、本場のサウナや屋外に設置された究極のコールドバスを楽しめる。<a href="https://arcticbath.se/" target="_blank" rel="nofollow">https://arcticbath.se/</a> Hearst Owned

なかでもフィンランドやスウェーデン、ノルウェーなどの北極圏にある地域は観賞のチャンスが多く、場所によっては年間200~300日以上見られることも。とはいえ、極寒のなかで出現を待つとなると厳しいもの。フィンランドのラップランド地方にある小さなブティックリゾート「レヴィン・イグルー」では、ゲストはガラスドームのなかで毛布にくるまったり、プライベートテラスのホットタブにつかったりしながら景色を眺めることができる。

<strong>Treehotel</strong> スウェーデン北部の森に点在する、独創的なツリールームが魅力のホテル。自然と想像力が溶け合う特別な滞在がかなう。氷上ダイニングを予約可能。<a href="https://treehotel.se/" target="_blank" rel="nofollow">https://treehotel.se/</a> Hearst Owned

スウェーデンには、氷上ディナーを味わえる「ツリーホテル」や、スパを楽しめる「アークティック・バス」などもある。オーロラを待つ時間さえ、ラグジュアリーで幻想的な体験に変えてくれる。

3 【アンデス/ペルー】列車でゆく、時空を超える冒険

世界遺産を巡る豪華列車、ペルー・アンデス高原鉄道。プルマン様式で装飾した車両内部もエレガント。 Hearst Owned

多き古代文明が残したロマンは、私たちの冒険心を呼び覚ます。ペルーの華麗なコロニアル都市クスコから始まり、アンデスの山あいをゆく豪華列車の旅では、異世界のような景色をひたすらに駆け巡る。雲を突き抜けるような険しい山々、神々しい気配が漂う聖なる谷、雄大な段々畑。

世界七不思議のひとつ、インカの都市マチュピチュの遺跡群。背景にはワイナピチュ山。 Hearst Owned

その間からインカの遺構が姿を現す光景は、まさに圧巻。天空都市マチュピチュは、20世紀初頭に探検家ハイラム・ビンガムによって再発見された世界七不思議のひとつだ。クスコでは、コロニアル建築に彩られたアルマス広場や大聖堂、珍しい果物や食材が並ぶサン・ペドロ市場が、歴史と人々の暮らしの熱気を今に伝える。

アレキパ州の国立保護区で放牧されているラマとアルパカ。 Hearst Owned

途中で世界有数の深さを誇るコルカ渓谷に立ち寄り、コンドルの雄大な飛翔に魅了される。さらに南に進むと、火山に囲まれた白い街アレキパにたどり着く。美しいバロック様式の建物、16世紀ごろの修道院が残る街並みも趣深い。旅の終わりにも、時空を旅してきたような不思議な感覚が残り続ける。

4 【プロヴァンス/フランス】巨匠セザンヌが見た景色を追体験

サント・ヴィクトワール山は、セザンヌにとって生涯のテーマ。44点の油彩と43点の水彩画でその姿を描いた。 Hearst Owned

地中海に面するフランス南東端のプロヴァンス。その中心であるエクス=アン=プロヴァンスは、「水の都」として知られる芸術家ポール・セザンヌの故郷。セザンヌも愛したサント・ヴィクトワール山のふもとに、波のように揺れるラベンダー畑、果てしなく続くブドウ園、黄金色の石造りの村々が広がり、まるで絵画の中に入り込んだかのような風景だ。

《Mont Sainte-Victoire》 Paul Cézanne Hearst Owned

町の東にあるビベミュスの石切り場は、セザンヌが抽象表現へのきっかけとなる着想を得た転機の地ともいえる。観光地を巡るだけでは出合えない、何げない光や色彩、静かな空気のひとつひとつに、プロヴァンスという土地の尽きないインスピレーションが息づいている。

5 【ラジャスタン/インド】手仕事から生まれる小さな魔法

工房があるのは都市や宮殿から離れた場所。 Hearst Owned

ラジャスタン州は、伝統技術と現代のデザインが結びつくインド工芸の中心地。仕立て、刺しゅう、織物の工房などで有名で、世界各地の服飾のプロがこぞって訪れる。そんな奥深い手仕事の世界に触れること自体が、私たちを非日常へと誘う。職人たちが木彫りの版をリズミカルに打ち重ね、布にブロックプリントを施していく。

太陽の下で乾かされるインディゴ染めのテキスタイル。顔料の溶液に浸し、乾燥させることで布を鮮やかな青色にする。 Hearst Owned

インディゴで染めた布を太陽の下で乾かし、美しい模様がふわっと浮かび上がる瞬間は、まるで魔法のようだ。こうして生まれるテキスタイルには、ハンドメイドならではの味わいやぬくもりが宿る。布だけでなく、宝石、真ちゅう製品、家具なども豊富で、この土地の特別な手仕事の魅力に心を奪われる。

Photo : PABLO SARABIA, GETTY IMAGES, REMEDIOS VALLS, AFLO, JEROME GALLAND Text : CLAUDIA SÁIZ, KAYLA WEBLEY ADLER, CRISTINA ALTOZANO, DANIÉLE GERKENS

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