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【60代ライフスタイル】日本とハワイのファッションの違いとは?旅先ではその土地ならではのおしゃれも楽しんで【リサ・ステッグマイヤーの二拠点生活Diary】

  • 2026.6.2

家族でハワイに移住したリサさんの、ハワイと東京の二拠点生活の日常をお届けするエッセイ。
今月は「ハワイのおしゃれ」についてのお話です。

ハワイで感じたファッションの違い

早いもので、この連載も第3回目になりました。今回はハワイでの〝ファッション〞について書いてみようと思います。 幼いころから洋服や靴、バッグが大好きな私。まだ小学生だったころ、祖母や母の靴やバッグを身につけて、妹とおしゃれごっこをして遊んでいました。玄関先でサイズの合わないヒールを履き、コトコト音を立てながら歩いていたことをいまでも鮮明に覚えています。とても懐かしく、楽しい思い出です。当時は70年代後半。太めのヒールの靴や大きめのバッグなどが流行っていた時代だったように思います。 女性はいくつになっても、おしゃれをしたいという気持ちを持つもの。そういう気持ちがあるのは元気な証だと私は思っています。50代になったいまでも、素敵なファッションを見るとワクワクします。好きな洋服を着ると気分が上がり、自然と気持ちも前向きになります。 場所やイベントによってファッションにTPOがあるように、国や地域によってもその土地に合うファッション、合わないファッションがあるのだと、いろいろな場所で暮らしてみて実感しました。自分のスタイルや好みを持つことは大切。でも、無理のない範囲で違うファッションに挑戦してみるのも楽しいものです。 日本では、街を歩く人たちは本当におしゃれで、みんなとてもきれいな格好をしています。ちょっと近くのスーパーに行くだけでも、私は服装を気にします。誰に会うかわからないですし、やはり人の目も気になります。こんな顔(ハーフで見た目は少し外国人寄り)をしていますが、中身や考え方はかなり日本人的です。 一方、アメリカではスーパーに行くためにおしゃれをする人はほとんどいません。寒い地域では時間帯によって、パジャマの上にコートを羽織って出かける人もいますし、ハワイのような温暖な気候の場所では、Tシャツに短パン、足元はビーチサンダルというスタイルが当たり前。いわゆる「ワンマイルファッション」です。 私はよくプールでの水泳練習の帰りにスーパーへ寄るのですが、目のまわりにはゴーグルの跡がくっきり残り、髪の毛もまだ濡れたまま。でもそれが普通の格好で、誰も変な目では見ません。というより、そもそも誰も気にしていないのです。これも自由なアメリカらしさなのかもしれません。

その土地のファッションに合わせてみるのも旅の楽しみのひとつ

日本に帰るたびに楽しみなのが買い物です。食べ物はもちろんですが、洋服や靴、バッグを見るのもとても楽しい時間です。ただ、日本で気に入って買った洋服をハワイに持って帰って着てみると、どうも「合わない」「浮いている」、さらには少しきちんとし過ぎた印象になってしまうことが多いのです。日本ではちょうどよく感じた装いも、ハワイの明るい光の中では少し改まった印象に見えることがあります。 ましてやドライクリーニングが必要な洋服は、ハワイではなかなか扱いづらいものです。ハワイにもクリーニング店はありますし、日本のクリーニングチェーンもありますが、正直なところ日本と同じクオリティを期待してはいけません。以前、大切な洋服を預けて変色や縮みを経験したことがあるので、ハワイでは基本的に家で洗える洋服を選ぶようにしています。どうしてもドライクリーニングが必要なものは、日本へ帰国する際に持って帰るようにしています。もしハワイで良いクリーニング店をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいです。 旅先では、その土地の雰囲気に合った服装を意識するようにしています。それもまた旅の楽しみのひとつです。季節や気候、リゾートなのかアウトドアが中心なのか、都会なのか、パーティや結婚式などのイベントなのか。そのTPOに合わせた服を持参します。ただ、実際に現地に行ってみると「なにかが違う」と感じることもあり、結局そこで服を買うことも少なくありません。 日本人観光客は、遠くからでもなんとなくわかるものです。やはり服装のシルエットに特徴があるのでしょう。特にハワイではすぐに気づくことがあります。女性は、ふんわりしたトップスにレギンス。帽子に斜めがけバッグ、足元はサンダル。男性はTシャツに短パン、帽子、足元はビーチサンダルかスニーカー。 先日、アラモアナショッピングモールで大学生くらいの日本人観光客のグループを見かけました。みんなで楽しそうに歩いていたのですが、ふと見ると全員が「I love Hawaii」と書かれたTシャツ。思わず微笑んでしまう、日本人らしい光景でした。逆に、日本に行くとアメリカから来た観光客もすぐにわかります。リュックにスニーカー、軽装でリラックスした服装なので、遠くからでも目に入ります。

ハワイの伝統的なドレスであるムームー(Muumuu)を着てみることに

実はハワイに来てから、イベントのたびに「なにを着て行けばいいのだろう」といつも迷っていました。もっと早くハワイらしい装いを楽しめばよかったと思ったのが、先日参加したLuau(ルアウ)です。Luauはハワイの伝統的な祝宴で、食べ物や音楽、フラなどを楽しみながらみんなで集うお祝いの場です。そのとき、なにを着て行こうかととても迷いました。日本から持ってきた黒や紺、ベージュの洋服。日本で着るとおしゃれに見える服でも、ハワイでは少し暗い印象になってしまいます。 招待状には“ Aloha attire”“ Traditional dress” と書かれていました。そこで、ハワイの伝統的なドレスであるムームー(Muumuu)を着てみることにしました。ムームーは、ゆったりとしたシルエットに華やかな模様が施されたワンピースで、カジュアルからセミフォーマルまで幅広いシーンで着られるドレスです。 それまでムームーというと少しリラックスしたシルエットのイメージを持っていましたが、実際にはさまざまなデザインがあり、自分に合う1着を見つけることができました。左耳に花を飾り、Luauにぴったりの装いになりました。ハワイでは、花を左耳に飾ると「パートナーあり」という意味になるのだそうです。 違う場所に行ったら、その土地のファッションに合わせてみるのも旅の楽しみのひとつ。そんな小さな変化から、新しい発見が生まれるのかもしれません。

文/リサ・ステッグマイヤー ※素敵なあの人2026年6月号「東京⇔ハワイ リサ・ステッグマイヤーの二拠点生活Diary vol.03」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人 リサ・ステッグマイヤーさん

1971年、米国生まれ。13歳で来日し、知的な美しさとバイリンガルとしての見識を活かしてタレント、司会など幅広く活躍する。趣味は水泳、トライアスロン、芸能界きっての器好きでもある。

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