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「だしパック」でスープを作ったラーメンが絶品だった!|スタイリスト木津明子の【こども食堂】

  • 2026.5.5

木津明子のこども食堂日記vol.53「店主もお客さまもどこかソワソワな新学期のレインボー」

まずはこの日記の主である木津明子(きづあきこ)の自己紹介を。スタイリストとして働きながら子ども食堂を運営する2児の母です。私は【こども食堂レインボー】がある横浜市磯子区の洋光台駅という町で育ちました。スタイリストのアシスタントを始めたころも、1時間ほどかけこの街から都内へ通っていました。アシスタント期間の途中から都内へ引っ越し、10年弱東京住まいでしたが、長女(新高1)を出産後に地元である洋光台へ再び戻ってきました。そしてこの街に恩返しをしたいという気持ちで、5年前に子ども食堂を開いたというワケです。

4月になりました! だいぶ暖かくなってきたせいか、何だかずっと眠い店主です。でも! はりきっていきましょう!
4月の第1回目の開催は新学期が始まったばかりだったので、新学年になった子どもたちは小さい子も大きい子も、ちょっと大人っぽく、自信と期待に溢れてキラキラしていて眩しかった✨ レインボーのある洋光台では2つの小学校の卒業生が1つの中学校に進学するので、新中学生たちは、今までレインボーでなんとなーく知り合っていた子たちが一緒のクラスに! なんてことが発生します。
そんな彼ら、彼女たちのクラス分けを聞いて、「あの子とこの子が一緒のクラスか」と想像を膨らませたりするのも子ども食堂の店主の楽しみでもあります♡ 中学生は少〜しだけ社会が広がるけれど、まだまだ小さい社会の中で勉強もしなくちゃいけないし、心身のバランスが大変な思春期。どうか彼ら、彼女らがお互いを思いやり助けあえる関係を築けるようになってくれると嬉しいな。
そして新しい仲間にたくさん出会えますように!

よく食べ、よく遊び、よくしゃべる子どもたちばかりで、この日も大賑わい!

食堂スタッフ間でも、オーストラリアへの2カ月の留学を終えたエース、ななかが帰ってきて、フルで久々のタックを組みました!
この日の昼ごはんは焼きそば、夜ごはんは青椒肉絲だったのですが……。ピーマンって嫌いな子ども多いですよね。
前日にスタッフゆみこから「たけのこあるよ~」の知らせを受けて、「いつもたけのこごはんにしがちだから、今回は青椒肉絲にしようよ」とメニュー変更したのですが、味も食べやすいしみんな食べてくれるだろうと思ったのだけれど。特に小学校低学年や未就学児にピーマン嫌いが多かったようで、数人が「今日ピーマンなんだ……」とシュンとなってしまいました。好き嫌いしないで食べてほしいけど、無理強いもしたくないし、毎回目新しいメニューを考えるのもなかなか大変なんですよね。頭を使います(笑)。

彼女は高校生の時にメールをくれ、【こども食堂レインボー】に関わってくれるようになったのですが、元々学童でスタッフをやっていたり、子どもの目線で子どもたちと接することができるスーパー大学生なんです。

若い! だけじゃなく、彼女の包容力と、子どもたちへの目線を尊敬しているんですが、やってくれました、ななか!
ピーマンを苦手としている子たちの前に座って、色々話をしながら「魔法のピーマンだよ。じゃあひと口食べてみようか?」と声を掛けてくれて。子どもたちも無理なくひと口。そうすると、食べられた喜びと自信でごはんが進む進む♡♡
 
「あーちゃん(店主のこと)食べられたよ!」の声が嬉しかったな〜!

さてさて4月の2回目の開催。昼ごはんはラーメン、夜は餃子! と子どもたちの大好物オンパレードな1日になりました。
せっかくだから、ラーメンのスープをだしパック【おとも/OTOMO DASHI】で作ってみたい、って実は店主が密かにやってみたかったことなんですよね。ということで、前日から鶏ハムを仕込んでおきました。
「おとも/OTOMO DASHI」:塩:砂糖を1:1:1を鶏むね肉にもみ込んで1晩漬けておき、翌日タコ糸で巻いて生姜と長ネギと一緒にお湯にドボン。静かに火を通し、お湯が冷めるまで鶏肉はそのまま入れておきます。冷めたら、鶏ハムは完成。そして、鶏ハムを取り出した残りのスープに、追加で「おとも/OTOMO DASHI」と塩を入れて調味して、ラーメンスープにしてみました。
 
絶品でした~🤤 スープを飲み干しても罪悪感のない、栄養満点スープ。最&高! スープのお風呂に浸かりたいくらい美味しかった〜! もちろん子どもたちにも大人気で、「おかわり」する子も♡

これまで何回もラーメンを出してきましたが、手作りスープは初。店主味をしめまして、近々またメニューにしようかなと思っています(笑)。

夜は久々みんな大好き【餃包】(ギョウパオ)の餃子🥟ボリュームたっぷりのジューシーな餃子、元気な「おかわり!」が続くなか、いつもいっぱい食べてくれるトシちゃんのお皿には丸々餃子が3つも残ってる。あれ? トシちゃん餃子が苦手なのかな? と聞いたところ「大好きなものは最後に取っておいてるんだよ」とのこと(笑)。よかった、よかった。トシちゃんはその後、5個も餃子をおかわりしてくれました♡
餃包の餃子の日は、みんな心ゆくまで美味しい餃子が食べられるんです。本当に幸せ。それは、餃包の坂田さんが「子どもたちにいっぱい食べてほしい」って、200個以上の餃子を提供してくれているから、スタッフたちも遠慮なくたくさんいただくことができるんです。
本当に感謝しております!

餃包の餃子と野菜のおかず、焼き魚もセットにして、レインボー流餃子定食完成です!

たくさんの子どもたちと関わっているがゆえにつきものなのが、子ども同士のトラブル。
放課後公園で起きた4月のトラブルは、小学5年生のある女子が同級生に土下座を強要したというもの。土下座を強要された子をかばった同級生を含めた3人が土下座することになってしまったんだとか。なぜそんなことが起きてしまったのか。子どもたちから話を聞いてみると、学校でも一応対応はあったようなのですが、ふわっとした感じで終わってしまったよう。結局かばって土下座をすることになった子の親に、土下座を強要した子の親からの連絡などは何もなかったようすです。
じつは土下座を強要された子、かばって一緒に土下座した子のうちの1人、土下座を強要した子の3人は「こども食堂レインボー」に来てくれている子でした。
4月の2回目の開催日、強要した子、かばった子と現場にいた子が来ていたのですが、不自然に離れて過ごしているし、かばって土下座をさせられた子が孤立しているようす。どう見ても解決してスッキリしている雰囲気ではなかったので、店主の私が立ち会い、話し合いの場を設けることにしました。
まずは、どんな状況でどんな理由で土下座しろと言ったのか、強要した本人から話してもらうことに。彼女は泣くこともなく、理由は小1のときに「嫌い」と言われて傷ついた、その過去の出来事を謝ってもらう方法として、土下座をしてもらいたかったとのことでした。小1での心の傷を、土下座というかたちで晴らそうとしたことは正直ショックでした。私がこの子の親だったら、どうするだろう。土下座を強要した子の家に本人を連れて行って、親子で土下座をする。土下座っていうものがどういうものか、それで本人に理解させるかな。でももしかしたら、その前にひっぱたいてしまうかもしれないなと、話を聞きながら頭の中をさまざまな思いが駆け巡りました。
まだ善悪が完全には理解できないにしても、人の気持ちを考えて行動すること。間違えた行動をしてしまったときには、きちんと相手の目を見て誤り、頭のてっぺんが見えるまでちゃんと頭を下げて謝ること。これからの行動が一番重要、友だちの信用を取り戻せるようにしていかなくちゃいけないんだよ、とみんなで話し合いました。最後に頭を下げて謝ることはできましたが、彼女が心を入れ替えて学校生活を送り、どうか土下座を強要された子たちの心の傷が癒やされることを願っています。
みんなで楽しく過ごす場所として子ども食堂は存在しているわけで、子どもファーストはもちろんそうですが、集まってくれる子どもたちの抱えるトラブルや子ども同士のトラブルは大人として知らないふりは絶対にできないですよね。

otona MUSE K

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