1. トップ
  2. レシピ
  3. 180cmのモデルが「自分は小さい」と衝撃を受けた日。レイが挑んだオーストラリア・アイアンマンレースの熱量

180cmのモデルが「自分は小さい」と衝撃を受けた日。レイが挑んだオーストラリア・アイアンマンレースの熱量

  • 2026.5.2

普段は知ることができない、ファッションモデルのパーソナリティに迫りたい!との思いから始まったこの連載、題して『ファッションモデルの好きなもの』。注目の精鋭モデルが集まるモデル事務所・STANFORD(スタンフォード)とともにお送りします。

STANFORD所属のモデル・レイの好きなものは?

前回のサユミさんからのバトンを受けた第219回はレイさんです。

レイInstagram:@ray.maui

読者のみなさまこんにちは、RAYです。今回は、僕の好きなことのひとつである「旅」について書かせていただきます。

モデルという仕事をしていると、日々の中で自分の感覚や身体の状態に目を向けることが多くなります。そんな僕にとって旅は、心も身体も開いてくれるような大切な時間です。

景色を見たり、その土地の空気を感じたり、美味しいご飯やお酒に出会ったり。今回は、これまでの旅の中でも特に印象に残っている場所について紹介したいと思います。

①八重山諸島

モデルという職業上、日焼けはあまりよろしくないのですが、「まぁ人生は一度きりか」と思い、日焼けも覚悟のうえで八重山の島々を一カ月ほど巡ったことがあります。

訪れたのは、波照間島、西表島、黒島、鳩間島、与那国島。どの島もそれぞれ空気がまったく違っていて、同じエリアの中でもこんなに個性があるのかと驚きました。

のんびりしたいなら波照間島。濃い自然の中にどっぷり入りたいなら西表島。日本の果てを感じたいなら与那国島。

島ごとに景色も時間の流れ方も違っていて、「今日はどんな一日になるんだろう」と思いながら過ごす時間がとても好きでした。

現地のおじいやおばあの眼差しもすごく印象的でした。やさしくて、おおらかで、でも芯がある。自然の近くで生きている人の強さのようなものを感じました。

その中で、とある島のおじいに言われた「ぜんぶ、繋がっているんだよ」という言葉が今でもずっと心の中に残っています。短い言葉なのに、その土地で見た景色や空気や人の暮らしまで、全部包み込んでいるように思えました。

夜には、言葉がいらなくなるくらいの満天の星空が広がっていて、それを見ていると、自分も地球も宇宙の一部なんだなぁと自然に思えてきます。

それから、風向きが変わっただけで「あと何分後に雨が降るよ」と教えてくれて、本当にその通りに雨が降ることもあって、「え、すごい……」と素直に感動していました。東京ではなかなか味わえない感覚です。

何もないように見えて、実は大事なものがちゃんとある。情報が少ないからこそ、感覚や知恵が生きる。八重山で触れたそういう感性は、今の自分の中にも大切に残っています。

②オーストラリア

オーストラリアは、アイアンマンレースに出場するために訪れました。

スイム、バイク、ランを続けて行う競技で、体力的にもかなりハードなのですが、実際に現地へ行ってみると、ただのレースというより、それぞれが自分自身と向き合うための舞台のように感じました。

限界に挑戦して、自分はどこまでいけるのかを身体で知る。日常の中でここまで自分を試す機会って、意外と少ない気がします。

だからこそ、そこに本気で向かっていく人たちの姿がすごく美しく見えました。誰かと比べるというより、それぞれが自分の目標を持って、自分なりの戦いをしている。その空気にかなり胸を打たれました。

あと、これは余談なのですが、オーストラリアではみんな本当に体が大きくて、身長180cmある僕でも全然小さいほうでした。

「世界、広っ!」と妙に嬉しくなったのを覚えています。そんなことを思っていたら、逆に変に力みすぎず、レースにもすっと集中できました(笑)。

街全体もレースムードに包まれていて、日本からアイアンマンに出るために来たと伝えると、現地の方が「頑張って!」「応援しに行くよ!」と気さくに声をかけてくれました。

日本だとまだ少しマイナーな印象のある競技ですが、現地では年に一度のお祭りのような空気があって、その熱量もとても印象的でした。

レース本番では、沿道の応援にもかなり力をもらいました。ランは周回コースだったのですが、一周目で顔を覚えてくれて、二周目には「RAY!!! FIGHT!!!」と声をかけてくれる人もいて、そのひと言が本当に大きかったです。

国が違っても、人が何かに本気になって、その熱量にまわりが反応して、そこから繋がりが生まれていく。そういう瞬間に触れると、世界って思っているよりずっとあたたかくてシンプルなのかもしれないなと思います。

③旅先のご飯とお酒

旅に出ると、その土地のご飯やお酒をつい探してしまいます。

せっかくなら、その場所でしか味わえないものに出会いたいし、その土地で暮らす人たちがどんなものを美味しいと思っているのかを知りたくなります。

料理やお酒には、その土地の風土や文化、暮らし方が自然と表れる気がしています。

どんな食材が使われているのか、どんな味つけが好まれているのか、どんな空気の中でそれが楽しまれているのか。そういうことを感じる時間も、僕にとっては旅の大きな楽しみのひとつです。

景色を見て感動するのももちろん好きですが、ご飯屋さんや居酒屋さんに入って「その土地らしさ」に触れる時間もやっぱり特別です。旅先で飲む一杯って、どうしてあんなに美味しいんでしょうね。不思議です。

これからは、旅先で出会ったご飯やお酒についても、写真と一緒に紹介していけたらと思っています。

④おわりに

今回は、旅をテーマに、特に印象に残っている八重山諸島とオーストラリアのことを中心に書かせていただきました。

旅をすると、自分がどんな景色に惹かれるのか、どんな空気が好きなのか、どんな瞬間に心が動くのかをあらためて知ることができます。僕にとって旅は、外の世界を見に行く時間であると同時に、自分自身を知る時間でもあるのだと思います。

これからも、旅の中で出会った景色や感覚、美味しいご飯やお酒のことを、自分なりのペースで発信していけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

元記事で読む
の記事をもっとみる