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【史上初×期間限定】西教寺で秀吉ゆかりの客殿を初公開!秀吉が座ったとされる「上座の間」や、唯一現存する明智光秀肖像画も登場

  • 2026.5.1

滋賀・大津の古刹で、歴史ロマンあふれる特別公開が実現する。西教寺では、大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送を記念し、重要文化財「客殿」の内部を初めて一般公開する。期間は2026年4月25日〜5月10日(日)と、11月7日(土)~12月6日(日)まで。

狩野派による華やかな襖絵を紹介する、西教寺の前阪良樹(りょうじゅ)主事
狩野派による華やかな襖絵を紹介する、西教寺の前阪良樹(りょうじゅ)主事

明智光秀が再建した歴史の舞台へ

同寺は、聖徳太子が618年に創建したと伝わる天台真盛宗の総本山。戦国時代に織田信長による比叡山焼き討ちで焼失したが、その後、坂本城主だった明智光秀により再建され、光秀の菩提寺としても知られている。

【写真】西教寺の本堂。入母屋造で本瓦葺の屋根を持つ
【写真】西教寺の本堂。入母屋造で本瓦葺の屋根を持つ
境内にある明智光秀の墓。妻・煕子や一族とともにまつられている
境内にある明智光秀の墓。妻・煕子や一族とともにまつられている

特別公開される客殿は、豊臣秀吉が晩年を過ごしたとされる伏見城から移築した貴重な建物。これまで公開されたことはなかったが、「将来につなげるため、クローズするのではなく開放しよう」という思いから、今回の一般公開に踏み切ったのだという。

特別公開される客殿の外観
特別公開される客殿の外観

豪華絢爛!秀吉ゆかりの客殿を初公開

重要文化財でもある「客殿」内部には、狩野派による華やかな障壁画が残されており、桃山文化の豪華絢爛な世界を間近で体感できる。

狩野派による華やかな障壁画
狩野派による華やかな障壁画
鶴の羽の筆致など、細部も鑑賞できる
鶴の羽の筆致など、細部も鑑賞できる

東側にある「花鳥の間」の四面には、長寿を表す老松と鶴の図、さらに富貴の象徴である牡丹が描かれている。その奥には、客殿の主室で、実際に秀吉が座ったと言われている「上座(じょうざ)の間」がある。

「花鳥の間」の障壁画は、狩野永徳筆とされる
「花鳥の間」の障壁画は、狩野永徳筆とされる

「上座の間」内部の障壁には「帝鑑図」が描かれている。「帝鑑図」は中国の歴代皇帝の善政や悪政の故事を描き、為政者の模範とされた図で、天下人・秀吉が座するにふさわしい場となっている。

今回は「花鳥の間」のふすまを開けた状態で公開される。奥に見えるのが「上座の間」
今回は「花鳥の間」のふすまを開けた状態で公開される。奥に見えるのが「上座の間」
客殿の主室「上座の間」の内部。奥には床と違い棚が設けられ、障壁には「帝鑑図」が描かれている
客殿の主室「上座の間」の内部。奥には床と違い棚が設けられ、障壁には「帝鑑図」が描かれている

現存する唯一の肖像画も特別公開

さらに期間中は、現存する唯一の明智光秀の肖像画(本徳所蔵)も特別公開。こちらは5月10日(日)までの公開で、歴史ファンにとっては見逃せない貴重な機会となっている。

特別公開される、2幅の肖像画。(左)明智光秀と(右)豊臣秀吉
特別公開される、2幅の肖像画。(左)明智光秀と(右)豊臣秀吉
「明智光秀公 肖像画」(本徳寺蔵)は、光秀の息子、南国梵桂が父の菩提を弔うために描かせたと伝えられる
「明智光秀公 肖像画」(本徳寺蔵)は、光秀の息子、南国梵桂が父の菩提を弔うために描かせたと伝えられる
「豊臣秀吉公 肖像画」(複製、西教寺蔵)。実物は国の重要文化財に指定されており、現在は京都国立博物館へ寄託している
「豊臣秀吉公 肖像画」(複製、西教寺蔵)。実物は国の重要文化財に指定されており、現在は京都国立博物館へ寄託している

戦国武将たちの足跡と美術が交差する特別公開。歴史の舞台に思いを馳せながら、普段は立ち入ることのできない空間を体感してみてはいかがだろうか。

重要文化財「客殿」内部一般公開

会期:2026年4月25日~5月10日(日)、11月7日(土)~12月6日(日)※明智光秀の肖像画公開は4月25日~5月10日(日)のみ

会場:天台真盛宗総本山・西教寺 滋賀県大津市坂本5-13-1

電話:077-578-0013

時間:9時~17時(拝観受付16時30分終了)

料金:拝観料(大人500円)に含まれる

駐車場:110台

アクセス:JR湖西線「比叡山坂本」駅より徒歩約30分、京阪「坂本比叡山口」駅より徒歩約20分

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