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「何持っていけばいい?」「何時に家出ればいい?」すべて友人任せの〝お姫様女子〟と旅行した結果、予想もしなかった結末が待ち受けていた・・・

  • 2026.4.29
andGIRL

読者の実体験をもとにした衝撃のエピソードを紹介!大学時代からの友人3人と推しのライブ遠征へ。しかし、準備の段階から一人の友人が「何を持っていけばいい?」と全て人任せ。不穏な空気の中、波乱の旅行当日を迎えます。

「全部やって」準備から丸投げの友人に募る不信感

大学時代からの仲良し3人組で、初めて宿泊ありの推しライブ遠征が決まりました。私は昔から計画を立てるのが好きで、ホテルや新幹線の予約を一手に引き受けたのですが、一人の友人の態度にモヤモヤしました。「何を持っていけばいい?」「私は何時に家を出ればいい?」と、自分では何一つ調べようとしないのです。まるで私が旅行会社の担当者であるかのような振る舞いに、出発前から不安が募りました。

旅行当日、駅に現れた彼女は「ごめん、忘れ物したかも」とヘラヘラ笑っていました。結局、推しのペンライトさえ忘れてきた彼女に、もう一人の友人も呆れ顔です。新幹線の中でも「喉が渇いたから飲み物買ってきて」と当然のように頼んできたり、車内販売のメニューをじっと眺めるだけで動こうとしなかったり。私たち二人は顔を見合わせ、今回の旅行は失敗だったのではないかと、到着する前から後悔し始めていました。

目的地でまさかの大雨!交通機関が麻痺し立ち往生

目的地に到着した瞬間、空は暗転し、経験したことのないような豪雨に見舞われました。落雷の影響で電車は全てストップし、タクシー乗り場には長蛇の列。ライブの開演時間は迫るものの、会場までの交通手段が完全に断たれてしまったのです。スマホで迂回ルートを探そうにもアクセスが集中して繋がらず、私たちは駅のコンコースで途方に暮れていました。せっかくの遠征が台無しになると、半ば諦めかけていたそのときでした。

今まで何もせず座っていただけの彼女が、突然「私に任せて!」と言い残して、雨の中へ飛び出して行きました。普段の彼女からは想像もつかないような素早い動きに、私たちはただ驚くばかり。人任せで計画性もない彼女が、この混乱の中で一体何ができるというのでしょうか。絶望的な状況の中、彼女の背中を見送ることしかできず、私たちは暗い気持ちで雨に煙る駅前を眺めながら、彼女の帰りを待つことにしました。

待つこと数十分。雨の中から奇跡と共に現れた彼女

彼女が駅を飛び出してから30分ほどが経過した頃、一台のワンボックスカーが私たちの前に止まりました。運転席から出てきたのは地元の農家の方と思われる男性で、助手席からはなんと彼女が笑顔で手を振って降りてきたのです。唖然とする私たちをよそに、彼女は「このおじさんにライブ会場まで送ってもらえることになったよ!」と明るく言いました。まさに奇跡のような展開に、私たちは言葉を失いながらも急いで車に乗り込みました。

車内での会話を聞いて、私たちはさらに驚かされました。彼女は雨宿りをしていた地元の方々に片っ端から声をかけ、事情を説明して助けを求めたそうです。その持ち前の明るさと人懐っこさで、見ず知らずの人と一瞬で打ち解け、親切な男性の協力を取り付けたのでした。普段の「人任せ」な態度は、実は彼女の高い社交性に裏打ちされた「甘え上手」の一面だったのかもしれません。道中、車内は笑い声で溢れていました。

無事にライブ会場へ到着!さらに用意されていたサプライズ

おかげさまで、ライブ開始の直前に会場へ滑り込むことができました。男性にお礼を告げて別れようとした際、彼女は「実はお礼に」と、地元でも有名な行列ができる店の和菓子をどこからか取り出して渡していました。いつの間に手に入れたのか尋ねると、駅で見つけた際に「みんなで食べようと思って買っておいた」とのこと。準備は苦手でも、その場その場で必要なものを察知する野生的な勘の良さに、私たちは脱帽しました。

ライブは最高に盛り上がり、私たちは忘れられない夜を過ごしました。旅行が終わってみれば、あの大雨のトラブルが一番の思い出になっていました。もし彼女のあの行動力がなければ、私たちは駅で泣きながら帰っていたことでしょう。「計画は私が立てるから、有事の際はあなたが動いてね」。お互いの得意分野を認め合うことで、私たちは以前よりも深い絆で結ばれました。人にはそれぞれ、適材適所があるのだと実感した旅でした。


旅行の準備を人任せにする友人にはイライラさせられますが、思わぬところでその欠点が「強み」に変わることもあるようです。自分にないものを持つ友人の大切さを再確認できる、予想外に心温まるエピソードでした。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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