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4月29日は「羊肉の日」!なぜダイエットにいいの?栄養士が教えるラムとマトンの違いと健康効果

  • 2026.4.29

4月29日は「羊肉の日」

野菜もたっぷり食べられてヘルシーなジンギスカン
野菜もたっぷり食べられてヘルシーなジンギスカン

毎月29日は「肉の日」として知られていますが、4月29日は「羊肉の日」でもあることをご存じでしょうか。「4=よ(う)、2=に、9=く」の語呂合わせにちなみ制定されたこの日。食肉の中でも「ダイエット向き」と言われることが多い羊肉ですが、その理由やラムとマトンの違いについて、栄養士の視点から解説します。ゴールデンウィークのバーベキューにもぴったりの羊肉について、知識を深めてみませんか。

「ジンギスカン」でおなじみの羊肉のルーツ

羊肉の品種として人気が高いサフォーク種。
羊肉の品種として人気が高いサフォーク種。

羊が日本に渡来したのは、江戸時代末期ごろと言われています。明治期になってから、最初は羊毛を採取する目的で北海道での飼育が始まりました。北海道の郷土食としてジンギスカンが普及したのは、太平洋戦争後のことです。

料理名の由来には諸説ありますが、漢字表記の「成吉思汗」がモンゴル帝国の創始者チンギス・ハンと同じであることから、伝説として「チンギス・ハンが陣中で軍勢の士気を高めるために羊肉を兜(かぶと)の上で焼いて食べさせた」というエピソードが有名です。

ダイエット向きと言われる2つの理由

脂の融点が高く、体内で吸収されにくいのが特徴です
脂の融点が高く、体内で吸収されにくいのが特徴です

羊肉がダイエットに良いとされる理由には、科学的な裏付けがあります。

1. 脂の融点が高い 羊肉の脂は融点(溶け始める温度)が約44℃と、ほかの食肉よりも高めです(牛肉は約40℃、豚肉は約28℃、鶏肉は約30℃)。羊肉の脂肪分は人間の体温よりも高いため、食べても体内で吸収されにくく、体外へ排出されやすいと考えられています。

2. 注目成分「カルニチン」が豊富 羊肉には、体内で脂肪を燃焼させ、エネルギーに換える働きがある「カルニチン」が多く含まれています。その含有量は牛肉の約3倍、豚肉の約9倍とも言われています。カルニチンは体内で合成可能な成分ですが、子どもや高齢者は合成能力が低いため、積極的に摂りたい成分です。体を温める働きもあり、中国では古来より女性の健康維持に適した食材として珍重されてきました。

ラムとマトンの違いを知って使い分けよう

子羊(ラム)の骨付きロース肉「ラムチョップ」。塩コショウ、ハーブでグリルするとおいしいです。
子羊(ラム)の骨付きロース肉「ラムチョップ」。塩コショウ、ハーブでグリルするとおいしいです。

羊肉は月齢によって「ラム」と「マトン」に分類されます。

ラム(生後1年未満の子羊肉): 肉のきめが細かく、やわらかいのが特徴。クセがなく、ジンギスカンをはじめ、フレンチやイタリアンなど幅広い料理に使われます。

マトン(1年以上経過した成羊の肉): 肉質がかためで、やや独特の風味があります。ソーセージなどの加工原料や、煮込み料理などに適しています。

ちなみに、カルニチンはラムよりもマトンに多く含まれています。

インド・ネパール料理の「ダルマトン」は豆とマトンを煮込んだカレーです。
インド・ネパール料理の「ダルマトン」は豆とマトンを煮込んだカレーです。

ゴールデンウィークの始まりでもある4月29日の「羊肉の日」。屋外で過ごすのが気持ちいい季節ですので、バーベキューやジンギスカン料理で、おいしく羊肉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(野村ゆき)

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