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「片付いているのに…」部屋がなぜかダサく見える人が無自覚にやっている“4つのクセ”

  • 2026.6.2
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。二級建築士・インテリアコーディネーターの桐野由衣です。

散らかっているわけではないのに部屋がダサく見えると、何をどうすれば解決できるのか悩ましいですよね。実は、無自覚でやってしまっている「クセ」が原因であることが少なくありません。

ついやってしまっているインテリアづくりのクセを自覚し、見直すためのポイントを解説します。

もしかして私も…?ダサい部屋にしてしまう「クセ」

「おしゃれな部屋にしたいなあ…よし、まず片付けるか!」という方、多いのではないでしょうか。おしゃれな部屋=片付いているというイメージは確かにありますが、一方できちんと整理整頓されていないのにダサさを感じさせない部屋もありますね。

何が違うのかというと、ダサい部屋にしてしまう「クセ」があるかないか。インテリアが好きなのについやってしまうクセを直すと、インテリアづくりへの迷いがなくなって、ダサい部屋を回避できる可能性が高まります。この機会に、無意識に身についてしまったクセを直して、マイホームのおしゃれ度を格上げしましょう。

クセ1:「好き」を最優先している

家具やカーテン、ラグなど、部屋に置くさまざまなアイテムの色やデザインを、好みにまかせて選んでいないでしょうか。「店頭で見て一目ぼれした」「ついかわいくて買ってしまった」という経験は誰にでもあることなのですが、これを続けてしまうと、インテリアのテイストや色のトーンなどがちぐはぐなアイテムが部屋にあふれ、ダサく見せる原因になります。

部屋に使う色や木目のトーンなど、部屋に置く物の条件についてルールを決めてください。たとえば北欧テイストの部屋にしたいなら、「使う色はアイボリーと木目とライトブルー、家具は木製のみ」と決めて、部屋に置くすべてのアイテムはこのルールに従って選びます。少しの妥協が積み重なると、結果的にまとまりのない空間になってしまいがちです。できる範囲でルールを意識してみましょう。

クセ2:あちこちに「推し」アイテムを置いている

推し活やぬい活といった趣味を楽しむ傾向がある現代では、好きなキャラクターグッズやコレクションなどを大切にしている人は多いでしょう。せっかくですから、その推しアイテムがより魅力的に見える置き方をしませんか?

インテリアコーディネートを行う際に、室内で最も視線を集めて空間にメリハリを与える「フォーカルポイント」という考え方があります。フォーカルポイントづくりによく使われるのが絵や写真、オブジェなどです。つまりお気に入りのものですから、推しアイテムもフォーカルポイントにはぴったりなんですね。

もし今、推しアイテムを部屋のあちこちに飾っているなら、専用の飾り棚を置いてまとめましょう。推しアイテムを1ヶ所に「ディスプレイ」する感覚です。数がたくさんあってもかまいませんので、「ここからここまで飾る」とフォーカルポイントの範囲を決めて飾ってください。厳選した推しアイテムを部屋の主人公としてより魅力的に見せることができる上に、部屋全体がすっきりまとまるので一石二鳥ですよ。

クセ3:出入口以外の壁面のほぼすべてに物を置いている

部屋がダサく見える要因の一つとして多いのが、壁がもので隠れている状況です。4面ある室内の壁すべての腰から下部分がもので隠れていると、余白がないので狭く見えやすく、ダサさを強調してしまいます。

クセ2と連動する形で、見せたい・飾りたいものは外に出す、見せたくない・隠したいものは収納スペースに入れるという判断軸でものを置く場所を選別してください。まずは1面だけ壁をまるごと見せることを目標にしてみましょう。

クセ4:部屋全体をまんべんなく明るくしている

ダサく見える部屋の多くは、立体感がなくのっぺりとした印象になっています。ものの配置やカラーコーディネートで立体感を出すには、割と高度なテクニックが必要になるため、簡単にできる方法として照明を活用しましょう。

部屋の天井の中央に1灯だけ照明を設置するパターンだと、天井付けのシーリングライトになりがちです。シーリングライトは部屋全体を明るく照らすのには最適ですが、光が均一になるため、のっぺりとした印象になりやすく、ムードや立体感が出にくい傾向があります。

そこで試していただきたいのが、シーリングライトに加えて、スタンドライトやスポットライトなど施工不要のライトを追加する方法。スタンドライトは、壁のそばに置くと光が壁に反射してやわらかい光が室内に広がりますし、スポットライトはクセ2で紹介したフォーカルポイントのみを照らすことで周囲に陰影ができます。この「反射」「陰影」が立体感となって、ダサさが一気に軽減します。

ダサさ解消の取り組みルール

4つのクセがすべて当てはまる人はもちろん、多分当てはまらないなあという人も、ダサさを解消するためのクセの見直しを兼ねて1→2→3→4と順に取り組んでみてください。

インテリアづくりの基本は「ルール決め」です。ルールに当てはまらないものは基本置かないと決めましょう。その意識で取捨選択を繰り返していくと、クセが改善されて徐々に部屋のダサさが薄れていくはずです。


ライター:桐野由衣
住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手リノベーション設計会社にて新築分譲マンションの設計変更、戸建住宅・オフィス・医療施設等の設計およびインテリアコーディネートに携わる。
建築関連分野の記事執筆・校正校閲・監修業務、企業研修講師、インテリアコーディネーター資格対策テキスト監修、工務店の施工事例集ディレクションなどの実績も多数。


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