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観葉植物を「床にじか置き」してはいけない!?おしゃれの裏に潜む「黒カビ」の落とし穴とは

  • 2026.5.20
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

おうち時間が長くなり、癒やしを求めて観葉植物を飾る方が増えています。

とくに大型のパキラやフィカス(ゴムノキ)をリビングに「じか置き」するスタイルは、SNSでもよく見かける「おしゃれインテリア」の代名詞ですよね。

しかし、住宅のメンテナンスに携わってきた立場からすると、じか置きは床材の寿命を縮めかねないNG行為です。放っておくと、思わぬ修繕費がかかるおそれもあります。

築3年で「黒い輪染み」ができていた

以前、アフターサービスでお施主さまのお宅を訪問したときのこと。

築3年ほどのきれいなリビングでしたが、フローリングにくっきりと黒い輪染みができていました。

驚いて「これはどうしたんですか?」と尋ねると、「観葉植物をじか置きしていたら、いつの間にかこうなっていた」とのこと。

「拭けば取れると思ったけど、中まで色が染み込んでいて…」と肩を落とされていた姿が忘れられません。

原因は鉢底にこもる「黒カビ」

床が黒ずんでしまった直接の原因は、黒カビの繁殖。水やり後の鉢底には湿気がこもりやすく、また床に積もったホコリが養分になるため、じつはカビにとって都合の良い環境なのです。

じか置きを続けると床材の奥まで黒カビが入り込み、掃除では落とせなくなることも。ひどい場合には、床の張り替えが必要になるケースもあります。

床を守るための対策

フローリングだけでなく、クッションフロアなどのビニール系床材でもじか置きは避けたいところです。床材の下まで水分が浸透すると、下地材や構造材を傷める可能性があります。

具体的な対策を、いくつかご紹介しましょう。

まずは基本!「プラスチック製の受け皿」を敷く

対策としてまずおすすめなのが、プラスチックや陶器など、水を通しにくい素材の受け皿を使うこと。水を通しにくいため、カビの発生を抑えやすくなります。

最近はおしゃれなデザインの受け皿も増えているので、ぜひお気に入りの一品を探してみてください。

鉢カバーを使う場合は素材にご注意を。麻や不織布など湿気を通しやすい素材は、カビの原因になるおそれがあります。

湿気を逃がす「空気の通り道」を確保する

次に効果的なのが、鉢を「浮かせる」方法です。鉢底に湿気がこもりにくくなり、カビの予防につながります。

たとえば、アイアン製や木製のフラワースタンド、キャスター付きのプランター台、スノコなどを活用して、鉢の下に空気の通り道をつくりましょう

定期的な確認も忘れずに

どんな対策をしていても、定期的に鉢の下をチェックする習慣は欠かせません。少しでも黒ずみを見つけたら、すぐに鉢を移動させて対策を見直してください。

カビにはアルコールスプレーが有効な場合もありますが、床材のワックスを剥がしてしまうおそれがあるため、使う際は目立たない場所で試してからにしましょう。

グリーンもマイホームも、どちらも大切に

植物の鉢は常に水分を含んでいます。「おしゃれだから」と直接床に置くのは、想像以上にリスクを伴う行為です。

今すぐ、お部屋の鉢を持ち上げてみてください。もし床がしっとりしていたら、それはカビが発生する一歩手前かもしれません。

お気に入りのグリーンと大切なマイホームを両立させるために、「受け皿を敷く」「数センチ浮かせる」を、今日から始めてみませんか。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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