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「オートロックだから安心」は本当か?マンション管理士が警告する“狙われやすい部屋”のサイン

  • 2026.6.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産業界で15年の実務経験があり、マンション管理士や宅地建物取引士の資格を持つライターの西山です。大型連休で家を長く空けると、留守を狙う空き巣の標的になりやすくなります。

それでも「マンションはオートロックがあるから安全だ」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、オートロックが守るのは共用エントランスまでで、その安心感から玄関ドアや窓の施錠を怠った住戸が狙われるケースは少なくありません。今回はマンション特有の防犯上の弱点と、連休前に確認したい対策を解説します。

マンション特有の弱点と長期不在のサイン

オートロック物件であっても、宅配業者や他の居住者の入館に紛れて侵入される「すり抜け」のリスクは常に存在します。1階から3階の低層階は、カーポートの屋根や雨樋などがバルコニーへ侵入する足場になるケースも少なくありません。

共用廊下にある植栽の影や倉庫近くの死角、専用庭付き住戸のテラスなども狙われやすいポイントです。また、集合ポストに溢れた郵便物や満杯の宅配ボックスは、長期不在を知らせる明確なサインとなります。

何日も動かないベランダの洗濯物や、室内灯が常に消えっぱなしの状態も、空き巣に不在を悟られる原因です。物理的な弱点と生活感の消失が重なると、標的になる危険性が高まります。

連休前に実践したい具体的な防犯対策

長期不在を悟られないために、事前の準備を行いましょう。まずは新聞販売店や日本郵便のサービスを利用し、郵便物などの止め置き手続きを行うと効果的です。留守中の宅配便も、各宅配業者のアプリ等を活用して事前にお届け日時を変更し、自分が在宅しているタイミングに合わせると安心です。

さらにスマートホーム家電を活用すれば、時間帯ごとに室内灯やテレビを遠隔操作して「在宅」を装えます。安価なネットワークカメラを室内や玄関に設置すれば、外出先のスマートフォンから状況を確認できます。

窓のクレセント錠(窓の留め具)に加えて補助錠を取り付けたり、規約等を確認のうえ、玄関を防犯性の高いディンプルキーへ交換したりする物理的な対策も併用しましょう。

日常の防犯習慣が大切な資産を守る

連休直前に慌てて対策を行うだけでなく、日頃から防犯習慣を身につけておくことも大切です。ちょっとした外出でも窓の施錠を徹底し、補助錠をかける習慣をつけておきましょう。

スマート家電やネットワークカメラも、普段から使い慣れておくといざという時に役立ちます。オートロック付きの高層マンションであっても、侵入経路は意外なところに隠れています。防犯設計の弱点を正しく理解し、自分の部屋に合った対策を組み合わせるのが基本です。最新の犯罪トレンドを把握し、狙われにくい環境を構築するのは、安心して連休を楽しむための有力な備えとなるはずです。



筆者:西山雄介(宅地建物取引士・マンション管理士などの資格所有)
不動産業界歴15年。新卒で東証プライム上場のマンションデベロッパーに入社後、計2社で新築・中古販売および管理業務に従事。実務現場を経て管理職も歴任し、組織運営にも携わる。現在はその多角的な視点を活かし、実務解説から不動産投資、法律事務所案件まで、専門性の高いコンテンツ制作・ディレクションを行っている。


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