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もう二刀流はできない?「これは悪いルール」カブス監督、“大谷ルール”を批判

  • 2026.4.26

シカゴ・カブズのクレイグ・カウンセル監督が、通称“大谷ルール”をめぐり、再び厳しい見解を示した。

アメリカメディア『Orange County Register』が24日に報道したところによると、カウンセル監督は二刀流選手が既定のルールよりも1人多い14人目の選手として登録でき、さらに投打者同時出場で降板後に指名打者として出場し続けられる大谷ルールについて「これは悪いルールだ」と強調したと報じた。

このルールが変更されれば、ロサンゼルス・ロジャースの大谷翔平が“二刀流”として活躍しにくくなる可能性も浮上し、日本ファンに大きな波紋を広げそうだ。

きっかけは今月20日頃、フィラデルフィア・フィリーズ戦前の取材だった。カウンセル監督は「このルールは打線を助けるためのものだと思うが、ある1チームだけが投打両方を抱え、特別な配慮を受けているのはおそらく最も奇妙なルール」と指摘。

MLBでは通常、26人ロースターのうち投手は最大13人までと制限されているが、大谷のような「二刀流指定選手」は投手枠にカウントされないため、ドジャースは実質14人目の投手を登録できる柔軟性を持っている。このルールは2020年に導入され、現在この指定を受けているのは大谷ただ一人だけだ。

その発言が全米で話題になると、カウンセル監督は現地時間24日、ドジャース戦前に釈明の機会を得た。「これはドジャースの問題でも、大谷の問題でもない。これは悪いルールだ」と改めて繰り返し、ドジャースや大谷個人を狙ったものではないと説明した上で、ルールの是非については「君たちで考えてくれ。興味深い議論だ」と語った。

一方、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「大谷に適用されるルールで、ドジャースだけのものではない。このルールは彼(大谷)がエンゼルスにいたときに導入されたものだ」と反論している。

カブズは現在、投手陣に多数の負傷者を出しており、 編成の柔軟性を巡る不満が背景にあるとみられている。同国メディア『The Athletic』の記者、ケン・ローゼンタール氏らも、このルールをめぐる議論を展開しており、MLB全体で再考を求める声が広がる可能性がある。

大谷が投打で活躍する二刀流の象徴として、ファンを魅了し続ける中、このルールが揺らげば彼の出場形態やチーム戦略に影響が出る恐れもある。日本人選手の歴史的快挙を支える枠組みが、はたして「悪いルール」なのか。MLBの今後に注目が集まっている。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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