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どこにお金をかけて、どこを節約するべき? 部屋別「賢い家具選び」完全ガイド

  • 2026.4.25

家の中の物はどれも同じ重みを持つわけではありません。ソファやマットレスなど、毎日使う必需品には投資する価値があります。一方、クッションやブランケットなどは、必ずしも高額である必要はありません。適切なスタイリングのコツと色彩感覚があれば、お手頃価格のスツールやランプでも、高級品に劣らず洗練された印象にすることができます。

では、どうしたらそれができるのか、より分かりやすくするために、編集者とデザインの専門家に、どこにお金をかけるべきか、どこで節約できるかを教えてもらいました。以下、スタイリッシュで実用的、そして個性的な住まいを、妥協することなく実現するための、部屋ごとのガイドをご紹介します。

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リビングルーム

投資するなら:ソファ、上質なラグ、様々な照明器具

家の中で財布の紐をゆるめてもいい部屋が一つあるとすれば、それはリビングルーム。ここはくつろいだり、友人を招いたり、多くの息抜きの時間を過ごす場所なので、毎日使う家具に投資するのは理にかなっています。上質なソファはデザイン上重要なだけでなく、快適さの基盤ともなるものです。

上質なラグも、空間に安定感を与え、レイアウトをさりげなく際立たせてくれます。照明もまた、空間を大きく変える力を持っており、ランプ、壁付け照明、天井照明を組み合わせることで、雰囲気と柔軟性が加わります。こうした細部にまでこだわった配慮こそが、リビングルームに温かみと、真に洗練された印象を与えるのです。

『ハウス・ビューティフル』誌のスタイル&インテリア編集者、レイチェル・エドワーズは、こう語ります。「ラグは驚くほど高価なものが多いので、ついつい掘り出し物を探し回ってしまいがちです。でも、私自身もこの間違いを犯した経験があるのでよく分かるのですが、たいていの場合、薄くて頼りないラグは玄関マットみたい。毛足の長いタイプも、届いた時は厚みがあってしっかりしているように見えて、すぐに毛玉ができたり、糸がほつれたりしてしまいます。私はいつもセールを待って、割引価格で質の良いラグを買うようにしています。」

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節約できるのは:サイドテーブル・コーヒーテーブル、収納家具、小物類

節約するなら、サイドテーブルやコーヒーテーブルはまさにうってつけのアイテム。シンプルなものを選びましょう。これらは手軽にスタイリングでき、トレンドの変化に合わせて簡単に買い替えることができます。収納家具も同様。中古の本棚、サイドボード、キャビネットなどを使えば、予算を圧迫することなく個性的な空間を演出できます。中古品販売サイトは、掘り出し物を見つけるのに最適。誰かが手放そうとしているものは、あなたがずっと探していたヴィンテージの逸品かもしれません。

小物類も節約の賢いポイント。装飾品、バスケット、クッションなどは、予算を圧迫し過ぎないように。代わりに、自分らしさを感じられるアイテムを厳選しましょう。チャリティショップは一点ものの宝庫ですし、インテリア用品を扱う人気チェーン店に行けば、実際に品質を確認して、お買い得な掘り出し物を手に入れることができます。

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キッチン

投資するなら:キャビネット、作業台、蛇口、シンク

キッチンは最もリフォーム費用がかかることが多い部屋ですが、それにはそれなりの理由が。家の中心であるキッチンは、日常的な使用、料理中の失敗、そして時の試練に耐え、理想的には何十年も使えるものでなければなりません。だからこそ、キャビネット、作業台、シンク周りといった基本を優先的に考えることが大切なのです。

こうした部分は頻繁に人が訪れ、触れる箇所であり、空間の見た目と機能性を決定づけるもの。例えば、耐久性の高い蛇口に投資することで、長持ちするだけでなく、洗練された上品な雰囲気を瞬時に演出できます。

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節約できるのは:スツール、小物、照明

キッチンでは、スタイルを犠牲にすることなくコストを削減する賢い方法がたくさんあります。スツールやディスプレイ用の小物(花瓶、料理本、陶器など)は、予算を抑えても、適切なスタイリングでシックに見せることができます。実際、最もデザイン性の高いアイテムのいくつかは、すでに食器棚の中にあるかもしれません。スタイリッシュなトースター、高性能なコーヒーメーカー、あるいは素朴な木製のパン切りまな板などは、機能的でおしゃれなディスプレイとしても活用できます。

照明も、お金をかけ過ぎる必要のない分野。シンプルなペンダントライトやキャビネットの下のライトは、デザイナーズブランドの高価な照明器具を使わなくても、スタイリッシュで実用的な印象を与えます。過度に装飾的なシェードは汚れたり破損したりしやすいので避け、機能性を重視しましょう。そうすれば、スタイルは自然とついてきます。

インテリアデザイン会社「D2 Interieurs」の創設者であるデニス・デイヴィス氏は次のように説明しています。「時代遅れの照明器具は、作業用照明に交換しましょう。アイランドキッチン上部のペンダントライトやアンダーキャビネットライトは、温かみのある光だけでなく、モダンで洗練された雰囲気を演出します。調光機能つきの照明を取り付ければ、電球の寿命も延ばせます。迷ったときは、価格よりもサイズを重視しましょう。大きい方が良いですよ」

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寝室

投資するなら:マットレス、遮光カーテン/ブラインド、良質なベッドフレーム

質の良い睡眠はかけがえのないもの。だからこそ、寝室には、しっかり投資をする価値があります。まずは高品質のマットレスを選び、丈夫なベッドフレームや床板と組み合わせましょう。さらに、遮光カーテンやブラインドを取りつければ、より深い眠りと自然な目覚めを促すことができます。これらの基本アイテムが揃うことで、まるで繭に包まれたような安らぎの空間が生まれ、心身を回復させる睡眠環境が整います。

『ハウス・ビューティフル』誌のホームアシスタント、リズ・レーンは、こんなアドバイスをしています。「ぐっすり眠りたい人にとって、素晴らしいマットレスはまさにゲームチェンジャーです。歯ブラシや香水のように、値段が大きな違いを生む物のひとつです」

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節約できるのは:装飾用クッション、ベッドサイドランプ、安価なリネン類

一方で、寝室に重厚感と高級感を加えるのに、必ずしも高額な費用をかける必要はありません。装飾的なクッションや手頃な価格のベッドサイドランプを使えば、予算を圧迫することなく、スタイリッシュで調和のとれた空間を演出できます。寝具についても同じ。ニュートラルカラーのベーシックな素材を選び、気分に合わせてスローケットやアクセントアイテムでアレンジしましょう。大手ブランドでは、綿100%や麻100%の寝具セットをリーズナブルな価格で多数販売しています。

リズの提案は以下のとおり。「装飾用のクッションは、節約しやすいアイテムです。高価なものは写真映えするかもしれませんが、一日の終わりにゆったりとくつろぐには、少し物足りなく感じるかもしれません。それに、街中には手頃な価格でおしゃれなクッションがたくさんありますよ」

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バスルーム

投資するなら:蛇口、シャワーヘッド、水回りのタイル

バスルームはあっという間に予算を圧迫してしまうものですが、賢くお金を使えば、スパのような雰囲気を演出できます。毎日最も頻繁に使う蛇口、シャワーヘッド、そして水を使う場所のタイルなど、高品質なものにお金をかけるのが賢明です。これらのディテールに求められるのは、洗練された見た目だけでなく、確かな機能性です。

「タイルを格子状に重ねたり、互い違いに並べたり、縦にしたりと、さまざまなパターンで敷き詰めることで、空間をさりげなく分けることができます」と語るのは、石やタイルを扱う会社「Ca’ Pietra」のクリエイティブ・ディレクター、グラッツィ・ウィルソンさん。「これはシンプルなアイデアですが、単なる機能的な空間に視覚的な面白みを加えてくれます」

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節約できるのは:小物、塗料、バスマット

節約を考えるなら、細部にこだわってみましょう。遊び心のあるバスマット、手頃な価格の小物、そして慎重に選んだ壁の色は、予算を圧迫することなく空間の雰囲気を一変させてくれます。深みのある青、落ち着いた緑、温かみのあるニュートラルカラーなど、大胆な色合いの塗料を使うのも、タイルに手を加えることなく高級感を演出する賢い方法です。

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玄関ホール

投資するなら:印象的な照明、細長いカーペット

玄関ホールは家の中で一番広いスペースではないかもしれませんが、家の第一印象を決める場所なので、少し工夫する価値あり。印象的な照明器具や美しいカーペットを敷くだけで、家に到着した、という感覚が瞬時に生まれ、たとえ狭い廊下でもまとまりのある印象に。こうしたちょっとした工夫は、他の装飾がシンプルでも、洗練されたスタイルを演出します。木製の階段がある場合は、大胆な色や特徴的なデザインで塗装することで、一気にドラマチックな雰囲気を加えることもできます。

「廊下は家の中で最も重要な移動空間なので、装飾に関して何をするにしても、そこから続く他の部屋と完璧に調和しなければなりません」と語るのは、塗料を扱う会社「Dulux」のクリエイティブディレクター、マリアンヌ・シリングフォードさん。「この装飾上のジレンマから、私たちは色に対して非常に慎重になり、雰囲気を平坦にするニュートラルな淡い色調を使うことが多く、結果として誰も長居することなく、記憶に残りもしない、単なる機能的な空間になってしまうのです」

「廊下の狭苦しい感じを払拭し、よりダイナミックで魅力的な空間にするためには、焦点となる要素を加える必要があります」

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節約できるのは:装飾品、特大のアート

玄関ホールのスペースを有効活用するには、大胆に発想しつつ、シンプルさを心がけましょう。特大サイズのアート作品で存在感を与え、郵便物や鍵といった日常生活の必需品は最小限に抑え、空間を機能的に保ってください。目指すのは、壁に飾る主役となるアイテムを1つか2つ選び、視覚的なインパクトを与えることで、すっきりした印象に仕上げることです。

『ハウス・ビューティフル』誌のスタイル&インテリア編集者、レイチェル・エドワーズはこんな提案をしています。「アートのない家は未完成ですが、人目を引く特大サイズの作品に1か月分の給料を費やす余裕のある人はほとんどいません。代わりに、額装するものを工夫してみましょう。シルクのスカーフや壁紙のサンプルでも十分インパクトがありますし、大きなキルトやブランケットは額装せずに飾ることもできます。ヴィンテージのローブや古い地図も同じ。質の良い額縁や額装サービスも同じくらい高価なので、チャリティショップで中古のアートを探し、中身ではなく額縁を使うのも良いでしょう」

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結局のところ、原則はシンプル。生活に必要なものにはお金をかけ、簡単に交換できるものは節約するということ。

住まいは、あなたのスタイルだけでなく、ライフスタイルも反映するべきです。ベッド、ソファ、キッチンカウンターなど、快適さのための投資は、日々の生活に必ずプラスになります。でも、その他の物は節約しても大丈夫。一刷毛のペンキ、賢いライティング、掘り出し物の中古品などで、高い買い物をしなくても高級感のある空間を演出できます。

デザイナーがよく言うように、考え抜かれた部屋は、高価な部屋よりも必ず高級感を与えます。そして、この考え方こそ、次のリノベーションプロジェクトに活かすべきものです。

From : House BeautifulTranslation : Mayuko Akimoto

※この翻訳は、抄訳です。※この記事は、2026年4月25日時点のものです。

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