1. トップ
  2. ヘア
  3. 世界トップレベルのウエッジショットとは?入射角が重要!

世界トップレベルのウエッジショットとは?入射角が重要!

  • 2026.4.24

狙った目標を正確にとらえるアイアンのスイングは、どんなところにポイントがあるのか?世界のトッププロが集結した「ベイカレントクラシック」に出場した3選手のスイング写真から学ぼう!

“ゆるやか入射”でピンを刺す世界トップレベルのウエッジショット

世界トップレベルのウエッジショットとは?入射角が重要!
Pointコンパクトトップでも体は回転しきっている(左から3番目画像)

アドレス~バックスイング(左の2枚の画像)
シャウフェレ選手のウエッジショットは、アドレスで左足のツマ先を少し開いています。短い番手のクラブは左にヒッカケやすいので、こういった小さな工夫や調整はすぐにマネしたいですね。バックスイングでは、腕のなかの三角形の形が見事にキープされたまま動いていますが、これは背骨を中心とした胸の動きをスムーズにすることがポイントです。

胸を動かしたときに「キツい」と感じる人は、ヒジを曲げたり、手首を積極的に使ったほうが腕のなかの三角形の形が崩れにくく、スイングの再現度が上がります。

トップ~切り返し(右の2枚の画像)
男子ツアーを見ているとウエッジショットのトップは総じてコンパクトです。しかし、シャウフェレ選手のトップにおける股関節や胸といった体幹部分の回転量は、フルスイングと変わっていません。つまり、腕や手元など手先の運動量を減らして方向性を上げつつも、メインのスイング動作は体の大きなパーツにまかせているということ。

切り返しは、骨盤がターゲット方向へ少しスライドしながらスタート。これによってクラブヘッドには遠心力がかかり、腕に力を入れなくても自然にダウンスイングがはじまるのです。

世界トップレベルのウエッジショットとは?入射角が重要!
Pointタメを作りすぎずゆるやかな入射角(1番左の画像)、Point両腕が胸の幅の内側に収まっている(1番右の画像)

ダウンスイング~インパクト(左の2枚の画像)
シャフトが地面と平行になるところで、すでに骨盤はターゲット方向を指しています。左腕とクラブが作る角度が、さほど鋭角でないのも見どころのひとつ。PGAツアーのシビアなピンポジションの場合、スピンコントロールは必須の技術。比較的ゆるやかな入射角のスイングなので、バックスピンが入りすぎない球質で目標を狙っているように思えます。

また、インパクト時とその直前で骨盤の向きがほぼ変わっていないことにも注目。インパクト直前で体の大部分の運動量を落とし、それによって肩や腕といったパーツをスムーズに加速させています。

フォロースルー~フィニッシュ(右の2枚の画像)
右手の角度がついたままなので、あまりクラブヘッドを走らせておらず、ボールの打ち出しはとても低く出ていそうです。フォローでもヘッドのトゥ側が空を向いていますので、フェースはスクエア。バックスイング同様、このように腕のなかの三角形の形をキープするには腕や胸の回転がスムーズでなければなりません。

フィニッシュでは両腕、そしてクラブが肩幅の間に収まっています。つまり完全に体の前に腕やクラブを保ったまま振り終えたということであり、これがシャウフェレ選手の安定感抜群のウエッジショットの象徴です。

神ワザPoint:見どころは入射角を意識したダウンスイング。ベタピンを狙いたいウエッジショットは、ついインパクトを意識して上から打ち込もうとしてしまうが、シャウフェレ選手の場合は入射をゆるやかにするようコントロールしている。球筋を一定にしつつ、グリーン上のどこにどれくらいのスピン量で落とすかをイメージしているのがわかる。

いかがでしたか? 入射角を意識しましょう。

解説=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。"アッキー”の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。

ザンダー・シャウフェレXanderSchauffele
●1993年生まれ、アメリカ出身。178cm、75kg。2015年にプロ転向。2020年の東京五輪男子ゴルフ競技で金メダルを獲得。2025年の「ベイカレントクラシック」で優勝を飾り、キャリア10年目で通算10勝目を達成した。

写真=田中宏幸
撮影トーナメント=ベイカレントクラシック
※選手の成績やデータは12月13日現在

元記事で読む
の記事をもっとみる