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「いいから、やめて」としか言えなかった私が、あの人が家に来た日に気づいたこと

  • 2026.4.24
ハウコレ

 「あの人と友達やめなさい」と夫に言い続けていました。そのたびに夫の表情が曇り、ふたりの空気が重くなることはわかっていた。それでも言わずにいられなかったのは、気づいてしまっていたからです。あの人が夫を見るときの目の色に。

写真の中の目線

気になり始めたのは、共通の友人グループのSNSに流れてきた写真がきっかけでした。夫と幼なじみが並んで映った一枚。ふたりの間に何かあるとは思っていない。

ただ、夫に向けられた彼女の目線が、どうしても頭から離れませんでした。夫に「なんで?あいつとは小学校からの付き合いだぞ」と言い返されても、「いいから、やめて」としか言えなかったのは、本当のことを言葉にする自信がなかったからです。

言えなかった本音

「あの人、あなたのことが好きなんじゃないかと思う」と口にした瞬間に何が起きるか、想像するだけで怖かった。笑い飛ばされるか、傷つけてしまうか。

ある夜、「いい加減にしてほしい。あいつに何も悪いことされたわけじゃないだろ」と言われ、私は黙りました。反論できなかった。彼の言う通りで、私の不安は私の内側だけにあるものだったから。

私が確かめてしまったこと

その週末、急遽うちで集まることになり、その幼なじみも来ることになりました。私はキッチンに立ったまま、気持ちを落ち着かせようとしていました。

「はじめまして。いつもよくしてもらっています」と声をかけてきた彼女の笑顔は、屈託がなかった。「こちらこそ」と返した私の声が、少し震えていたと思います。そして彼女が夫に視線を向けた一瞬、私の見立てが間違っていなかったことを、はっきり知りました。

そして...

それでも「やめなさい」と言うのをやめました。彼女の気持ちを夫にぶつけたところで、何かが変わるわけではないとわかっていたから。夫が私のそばにいたいと思える関係を、自分でつくっていくしかない。夫は何があったのか聞いてきません。それでいい。私が変わろうとしていることは、言葉より先に伝わると思いたかった。

(30代女性・福祉職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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