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特集上映「ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム」が開催

  • 2026.4.23
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ル・コルビュジエ(1887-1965)と バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシ(1927-2023)という、2人の巨匠の足跡からインドの計画都市とモダニズム建築を辿る2つのドキュメンタリー『ユートピアの力』と『誓い 建築家 B・V・ドーシ』が、「ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム」として2026年5月1日(金)より特集上映される。



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『ユートピアの力』

1947年、イギリス領インド帝国はイギリスからの支配を脱し、インドとパキスタンとして分離独立を果たす。インドの初代首相となったネリーは、過去にしばられない民主主義を象徴する都市の建設を望み、モダニズム建築で名を馳せていたル・コルビュジエに、計画都市チャンディーガルの設計を依頼した。

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コルビュジエがここで目指したのは、自然の秩序と近代技術が完全に調和した、人間中心のユートピア。都市設計も人体をイメージし、圧倒的な存在感を放つ州議会議事堂、高等裁判所、合同庁舎が鎮座するキャピトル・コンプレックスを「頭」、商業の中心部を「心臓」、緑地帯や公園を「肺」、道路を「循環器系」に見立てた。

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コルビュジエがつくり上げた“輝く都市”チャンディーガルは、誕生から70年を経てどのように変容したのか。『ユートピアの力』では、ここに立つ建築物とその歴史を追いながら、住民である建築家、都市活動家、芸術家などがチャンディーガルの直面する課題や揺るがない魅力について語る。

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『誓い 建築家 B・V・ドーシ』

そして、チャンディーガルの計画が始まるころ、パリのコルビュジエのアトリエで、あるインド人建築家がキャリアを歩み始める。それが、バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシ。のちにプリツカー賞に輝く建築家だ。彼はインド西部のアーメダバードでコルビュジエのプロジェクトの実施を担当。独立後はインド学研究所や自身の設計事務所、サンガトで早くからサステナビリティやエコの思想を建築に取り入れ、社会課題の解決や教育にも尽力した。

『誓い 建築家 B・V・ドーシ』は、2023年に95歳で死去したドーシが、師匠であるル・コルビュジエやルイス・カーンと協働した、そして自身が手掛けた建築を訪れ、建築哲学や制作過程、そして70年におよぶキャリアについて語る姿を追う。

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「ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム」はユーロスペースで2026年5月1日(金)から、その後は全国で順次公開される。巨匠たちがインドの地で建築を通して重ねた対話に、耳を傾けてみてはいかがだろうか。

『ユートピアの力』
2023/スイス/85 分/カラー/5.1ch/英語・ドイツ語
原題:THE POWER OF UTOPIA - Living with Le Corbusier in Chandigarh
監督:カリン・ブッハー、トーマス・カラー

『誓い 建築家 B・V・ドーシ』
2023/ドイツ/90 分/カラー/5.1ch/英語、グジャラート語、ヒンディー語
原題:THE PROMISE. ARCHITECT BV DOSHI
監督:ヤン・シュミット=ガレ

企画・配給:トレノバ

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