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【実話】鼻の不調を見過ごした先に待ち受けていたのは「鼻腔がん」だった…2児の母に下された衝撃の宣告と闘病のリアル

  • 2026.4.22
鼻茸を取る手術の結果を聞きに行ったのに、まさかのガン宣告。電話の先の夫も驚きを隠せない…。
鼻茸を取る手術の結果を聞きに行ったのに、まさかのガン宣告。電話の先の夫も驚きを隠せない…。

主婦のやよいかめ[LINK_TABhttps://www.instagram.com/yayoi_kame/)](@yayoi_kame)[/LINK_TAB]さんが、自身の闘病体験をもとに描いたコミックエッセイ『鼻腔ガンになった話』。何気ない不調から始まった出来事は、やがて家族を巻き込む大きな転機へと変わっていく。突然の宣告と向き合いながらも、前へ進もうとする姿が胸を打つ作品である。

※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

突然の宣告と家族で向き合う日々

やよいかめさんは夫と2人の子どもと暮らす4人家族である。きっかけは、日常に紛れていた鼻の不調だった。精密検査の末に告げられたのは、まさかのがん宣告。戸惑いと焦りが押し寄せる中、それでも家族で現実を受け止め、支え合いながら闘病生活を選び取っていく。

鼻腔がんはあまり知られていないが、進行次第では眼球摘出の可能性もある繊細な部位の病である。その重みを背負いながらも、日常をつなぎ止めようとする姿が描かれている。

「いつ死ぬかわからない」から始まった創作

もともと芸術大学を卒業し、作家を目指していたやよいかめさん。しかし育児や転勤を理由に、その夢は後回しになっていた。転機となったのは、治療を終えたあとの心境の変化だったという。

「いつ死ぬかわからないのだから、もっと好きなことをやろう」と決意し、デジタル作画を一から学び直したやよいかめさん。そして「せっかく描くなら誰かの役に立ちたい」と考え、自身の経験を作品として発信する道を選んだ。その背景には、がん検診に足を運ぶ人が増え、親を失う子どもを少しでも減らしたいという強い思いがあった。

「本当に効くのか」揺れ続けた治療への不安

入院中、最も大きかったのは治療への不安だったという。「がんが進行してしまうことが一番怖く、抗がん剤や放射線は本当に効果があるのかと思い悩んだ」と振り返る。インターネットで見かける否定的な情報に心を揺さぶられ、不安はさらに膨らんでいった。

それでも治療を続けた結果、抗がん剤も放射線も確かな効果を示し、腫瘍は小さくなった。その瞬間の安堵は大きく、同時に闘病中の心理の揺れ動きを描いた本作は、主治医からも「医療関係者にも読んでほしい」と評価されている。

早期発見の重要性と「行動する勇気」

体験を通してやよいかめさんが最も伝えたいのは、早期発見の大切さである。「体の調子が悪かったら我慢せず、できるだけ検診に行ってほしい」と語る言葉には、実感がこもる。炎症を繰り返すことで細胞ががん化する場合もあり、実際に入院中には「もう少し早く病院に行けばよかった」と語り合う患者も多かったという。

現在は治療法も進化し、副作用の負担も軽減されてきている。「むやみに恐れず、気になることがあればすぐ受診してほしい」という呼びかけは、重い現実を経験したからこその切実なメッセージだ。

作品では、がんを擬人化した表現や家族とのやり取りも交え、深刻なテーマでありながらも読みやすく構成されている。誰にとっても他人事ではない問題を、やわらかく、しかし確かに突きつけてくる一作である。

取材協力:やよいかめ(@yayoi_kame)

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