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【頭の体操】「ピラミッド」が世界で一番多い国はどこ?エジプト?スーダン?

  • 2026.4.15
【頭の体操】「ピラミッド」が世界で一番多い国はどこ?エジプト?スーダン?

「ピラミッドがある国といえばどこ?」

こう聞かれたら、「エジプト」と即答するでしょう。広大な砂漠にそびえ立つギザの大ピラミッドやスフィンクスの姿は、あまりにも有名です。

では、少し質問を変えてみます。

「世界で一番、ピラミッドの『数』が多い国はどこでしょうか?」

私たちの直感は、「あれだけ有名なのだから、当然エジプトに決まっているだろう。砂漠を掘ればいくらでも出てくるはずだ」と囁きます。

この直感は見事に外れます。

エジプトは、ピラミッドの「数」においては世界1位ではないのです。

結論:ピラミッドが一番多い国は「スーダン」

結論から言うと、ピラミッドの数が最も多いのはエジプトの南に隣接する国、「スーダン」です。

しかも、エジプトを圧倒するほどの数を持っています。

実際に確認されている大まかな数(諸説あり)で比較してみましょう。

エジプトのピラミッドの数:約138基

スーダンのピラミッドの数:約255基以上

なんと、スーダンにはエジプトの2倍近くのピラミッドが存在しているのです。

これらは「ヌビアのピラミッド」と呼ばれ、世界遺産にも登録されています。

なぜ私たちは「エジプトが1位」だと錯覚するのか?

スーダンの方が圧倒的に数が多いのに、なぜ私たちは「ピラミッド=エジプトの専売特許」のように思い込んでいるのでしょうか。そこには2つの明確な理由があります。

1. 「サイズ感(質)」の圧倒的な違い

エジプトのピラミッド(特にクフ王のピラミッドなど)は、高さが140メートル近くあり、とにかく「巨大」です。

一方、スーダンのピラミッドは、高さが6メートルから30メートルほどとかなり「小型」で、傾斜が急なのが特徴です。スーダンの王族たちは、巨大なものを1つ作るのではなく、小さなピラミッドを密集してたくさん作る文化を持っていました。

「1つの圧倒的なインパクト」において、エジプトが勝っているのです。

2. 観光とメディアの「スポットライト」

エジプトは国家を挙げて古くからピラミッドを観光資源としてアピールし、数々の映画やドキュメンタリーの舞台になってきました。

まとめ

私たちは日常的に、「一番有名なもの(目立つもの)が、一番数も多い(シェアが大きい)はずだ」という錯覚(代表性バイアス)に陥りがちです。

ビジネスの世界でも、「一番テレビCMで見かける企業」が実は業界シェア1位ではなかったり、「一番声の大きい人の意見」が多数派ではなかったりすることがよくあります。

「目立つからといって、全体を支配しているわけではない」。

スーダンの小さなピラミッド群は、イメージや知名度に隠された「真のデータ」を見抜くことの大切さを、私たちに静かに教えてくれているのかもしれません。

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