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「健康に良さそう」毎朝“アサイーボウル”を食べ続けた女性→美容にも効果的かと思いきや…身体に起こった“想定外の変化”

  • 2026.6.24
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出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

スポーツジムの管理栄養士として、栄養面からダイエットや健康維持のサポートをしている工藤まりえです。

アサイーボウルは、美容や健康を意識する人の間で人気のメニューです。アサイー自体にはポリフェノールや食物繊維などが含まれ、栄養面での魅力もあります。

一方で、実際のお店やSNSで紹介されるアサイーボウルは、フルーツやグラノーラがたっぷり加わっていることも多く、朝食としての栄養バランスは完璧とは言えないケースがあります。今回は、美容目的で始めたアサイーボウル習慣に、違和感を覚えるようになったAさん相談事例をご紹介します。

「朝ごはんをちゃんと食べたい」から始まった、アサイーボウル習慣

25歳のAさんは、一人暮らしをしながら働く会社員です。

美容や健康への意識が高く、「仕事を頑張るためにも、朝ごはんはきちんと食べたい」と考えていました。ただ、朝は時間がなく、コーヒーだけで済ませたり、何も食べずに出勤したりする日も少なくなかったそうです。

そんな中、スーパーで冷凍アサイーを見つけたことが、朝食を見直すきっかけになりました。SNSでは美容系インフルエンサーやモデルがアサイーボウルを紹介しており、「健康に良さそう」「美容や腸活にも良さそう」「ヘルシーでおしゃれ」という印象があったといいます。

実際に始めてみると、バナナや冷凍フルーツを加えて混ぜるだけで簡単。見た目も華やかで、グラノーラやはちみつを加えることで満足感もあり、「ちゃんと朝ごはんを食べられている」という安心感につながっていきました。

さらに、通っていたジムのトレーナーからも、「朝は何も食べないより、何か食べたほうがいいですよ」と言われ、「この習慣を続けてみよう」と思うようになったそうです。

実際、Aさん自身は特に不調を感じていませんでした。ジムの食事相談で私が「午前中にお腹が空いたりしませんか?」「午前中のお仕事の集中力はどうですか?」と聞いてもと、「特に大丈夫です」との返答。

ところがしばらく続けるうちに、「お昼前にお腹が空いているかも」「仕事中にだるさが強いかも」と、自分でも少しずつ気づくようになっていったのです。

 朝食を「アサイーボウルだけ」にしても大丈夫?

Aさんの食事内容を振り返ると、一番気になったのは「アサイーボウルだけで朝食を済ませていたこと」でした。

アサイー自体には、ポリフェノールや食物繊維などが含まれており、栄養価の高い食材です。フルーツからビタミン類を補えることもあり、美容や健康を意識する人に人気があるのも自然なことでしょう。

ただ、朝食として見ると、アサイーボウルだけでは栄養バランスが偏りやすいケースがあります。

Aさんの場合も、アサイーにバナナ、グラノーラ、はちみつを組み合わせるのが定番でした。一見ヘルシーですが、糖質が中心になりやすく、たんぱく質や脂質は不足しがちです。そのため、腹持ちが悪く、お昼前の空腹感につながっていた可能性がありました。

また、意外と見落とされやすいのが、“とても冷たい食べ物”だという点です。

アサイーボウルは、冷凍アサイーや冷凍フルーツを使うことが多く、体を内側から冷やしやすいメニューでもあります。特に朝は、まだ胃腸や体温が十分に目覚めていない時間帯。冷たいものだけを食べる習慣が続くと、人によってはだるさや冷えにつながることもあります。

SNSで話題の“ヘルシー朝食”も、食べ方や組み合わせ次第では、思った以上に偏りが生まれてしまうことがあるのです。

「人気の健康習慣も、“自分仕様”に調整して」 

その後、Aさんには朝食の内容を少し見直してもらいました。

ポイントは、「アサイーボウルだけで朝食を完結させないこと」です。

アサイーボウルを“朝食そのもの”ではなく、朝のデザートの一品として取り入れ、そこにトーストや卵料理を組み合わせてもらうようにしました。さらに、インスタントでもいいので温かいスープや飲み物も加えることで、体を冷やしすぎない工夫も意識してもらいました。

すると、「お昼前の空腹感が気になりにくくなった」「午後の眠気がラクになった気がする」と話すようになったのです。

これからの夏の時期は、暑さで食欲が落ちやすく、冷たいアサイーボウルのようなメニューは食べやすく感じるかもしれません。実際、「朝はこれくらいしか入らない」という方も多いでしょう。

ただ、冷たいものだけで朝食を済ませる習慣は、栄養バランスが偏りやすく、体を冷やしすぎる原因にもなります。特に、エアコンの効いた室内で長時間過ごす人ほど、知らないうちに冷えが重なっているケースも少なくありません。

美容や健康を意識する中で、SNSの情報を参考にすること自体は悪いことではありません。“ヘルシーそう”というイメージだけで選ぶのではなく、「自分の体が元気に過ごせているか」という視点で食事を見直すことが大切です。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。

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