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【GWお出かけガイド】今見るべき、注目のアート&デザイン展まとめ

  • 2026.4.13
『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』展覧会メインビジュアル

カレンダーに心が弾む大型連休。せっかくの休日なら、日々の喧騒をふっと忘れて、新しい視点や驚きに出会える場所へ足を運びたい。

今、各地のミュージアムやギャラリーでは、巨匠の回顧展から、宇宙や科学に切り込むアート、ファッション、物語の世界まで、多彩なラインナップが揃っている。一人でじっくり向き合うのも、誰かと感想を分かち合うのもいい。この連休の目的地にしたい、注目の展覧会をガイドする。

※各イベントの会期や時間、休館日は変更となる可能性があります。詳細や最新情報は各公式サイトをご確認ください。※画像の無断転載を禁じます。

アンリアレイジ《PLANET》 2022年

ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術/東京都現代美術館

東京都現代美術館では、国連が「国際量子科学技術年」と定めた2025年にあわせて、サイエンスとアートのコラボレートによる、“世界の成り立ち”や“見えない世界”にフォーカスする企画展。

本展では、科学者の宇宙研究やアーティストによる宇宙に関する作品のほか、国産量子コンピュータによる初のアート作品など、「量子」の領域に斬り込む新たな表現の可能性を紹介。量子研究が次なる100年へと向かい、やがて宇宙への旅が日常のものとなりつつあるなか、表現領域を拡張しようとする作り手たちの試みを、インスタレーションやゲーム形式の作品や、XR展示などで多角的に見せる。会期中は、トークイベントや作品上映、ワークショップなども実施予定。

会期/~2026年5月6日(水・振休)
会場/東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
休館日/月曜日(5月4日は開館)
料金/一般 ¥1,800、大学・専門生・65 歳以上 ¥1,260、中高生 ¥720、小学生以下無料
時間/10:00~18:00(最終入場 17:30)

《獅子図屏風》右隻 1918(大正7)年 水野美術館蔵

下村観山展/東京国立近代美術館

下村観山は、狩野派や琳派、やまと絵といった日本美術の技法に、イギリス留学&欧州巡遊で得た西洋美術のテクニックを融合させ、横山大観・菱田春草とともに日本の近代美術史に大きなインパクトを与えた画家。そんな彼の、重要文化財を含む150件超の傑作が一堂に会する大回顧展がこの春、東京国立近代美術館で開催中。

関東での回顧展の開催は13年ぶりとなり、また大英博物館蔵の作品が初めて里帰りを果たすことでも話題なので、彼の“超絶筆技”を余すことなく観察できる(開場では単眼鏡のレンタルもあり)レアな機会になるはずだ。

開催を記念したトークショーのほか、国立能楽堂とタッグを組み、仕舞『弱法師』の装束付き実演やミニ体験会なども実施。なお5月30日(土)からは、和歌山県立近代美術館へ巡回予定。西日本での開催は45年ぶりとなるため、今からカレンダーにマークをしておこう。

会期/~2026年5月10日(日)※会期中展示替えあり
会場/東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園3-1)
時間/10:00~17:00 ※金曜・土曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで
休館日/月曜日 ※ただし5月4日は開館
料金/一般 ¥2,000、大学生 ¥1,200、高校生 ¥700

『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』展覧会メインビジュアル

テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート/国立新美術館

ロンドンにある世界的ミュージアム、テート美術館のコレクションを中心に、1990年代~2000年代前半における英国美術の革新的なクリエイションの軌跡を多角的に紹介する企画展。

サッチャー政権時代を経て緊張感漂う英国に登場した、ダミアン・ハーストやジュリアン・オピー、トレイシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンスなど、実験的な試みをする約60名の作家たちによる約100点の作品を6章構成で展示し、この時代のクリエイティブな熱狂がいかに世界に決定的な影響と衝撃を与えたのかを検証してゆく。現代アートを語るうえで欠かせないビッグネームたちの作品を、しっかりと目に焼き付けておきたい。

東京展ののち、2026年6月3日(水)からは京都市京セラ美術館に巡回予定(京都展は東京展と一部展示内容が異なる)。

会期/〜2026年5月11日(月)
会場/国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)
時間/10:00〜18:00 ※ただし金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで
休館日/毎週火曜 ※ただし5月5日は開館
料金/一般 ¥2,300、大学生 ¥1,500、高校生 ¥900、中学生以下 無料

© Fatma Hassona

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026

春の京都の定番イベントとなった国際写真祭『KYOTOGRAPHIE』は、14回目を迎える今年、「EDGE(エッジ)」をテーマに掲げて開催。写真がいま立たされている臨界点や、写真というメディウム自体が内包する周縁性、そして物理的・社会的・心理的な境界など、緊張と変化が同時に存在する“はざま”に着目した展示を試みる。

なお今回は、世界8カ国から13組のアーティストが集結し、京都市京セラ美術館や京都文化博物館、八竹庵など京都市内の各所を会場に、それぞれが趣向を凝らした展示空間を演出。森山大道の出版物や雑誌に焦点を当てた回顧展や、シャネル・ネクサス・ホールがサポートする女性作家リンダー・スターリングの展示、4月に爆撃によりこの世を去ったパレスチナの写真家ファトマ・ハッスーナの展示など、見どころもたっぷりだ。

さらに、メインの展示に加えて、ワークショップやトークイベントなどのパブリックプログラムも実施されるほか、公募型アートフェスティバル『KG+』や、音楽の祭典『KYOTOPHONIE』も同時開催となる。

会期/2026年4月18日(土)~5月17日(日)
会場/京都市十数カ所
時間/会場により異なる
料金/パスポートチケット(前売り):一般 ¥5,500、学生 ¥3,000
パスポートチケット:一般 ¥6,000、学生 ¥3,000

クロード・モネ《戸外の人物習作-日傘を持つ右向きの女》1886年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵 Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF

モネ没後100年「クロード・モネ -風景への問いかけ」/アーティゾン美術館

誰もが知る印象派の巨匠、クロード・モネの没後100年となる2026年。それを記念し、オルセー美術館から世界最高峰のモネコレクションが一挙来日する大ボリュームの展覧会が、アーティゾン美術館でスタートした。

モネ作品41点を含む、オルセー美術館所蔵の約90点に、国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点を展示するこの展覧会は、モネの創作を語るうえで重要な場所と時代からその画業や技法の変遷を年代順に細やかに辿りつつ、さらに同時代の画家の作品や他ジャンルの視覚表現とも交錯させることで、彼の創作活動に新たな光を当ててゆく。

没入型の映像作品もあり、風景画家の大家モネの真髄をさまざまな角度からじっくりと堪能できるはずだ。

会期/~2026年5月24日(日)
会場/アーティゾン美術館(東京都中央区京橋1-7-2)
休館日/5月11日
時間/10:00~18:00 ※金曜日、5月2日、5月9日、5月16日、5月23日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで
料金/ウェブ予約:一般 ¥2,100、学生無料 ※高校生以上は要ウェブ予約、中学生以下 は予約不要
当日:一般 ¥2,500、学生無料 ※高校生以上は要ウェブ予約、中学生以下は予約不要

「エピローグ/名和晃平」より 名和晃平《PixCell-Deer#72(Aurora)》 2022年、個人蔵[右] 名和晃平《PixCell-Deer#74》 2024年、ポーラ美術館[左] Photo: Ken Kato

SPRING わきあがる鼓動/ポーラ美術館

箱根の名所・ポーラ美術館では現在、アートにおける“飛躍する力”をフィーチャーした企画展が開催中。歌川広重、モネにゴッホ、ルソー、アンゼルム・キーファー、杉本博司らが手がけた、人間やこの世界の奥底から春の芽吹きのようにわきあがる鼓動を宿し、私たちの感性を揺さぶる絵画や彫刻、工芸、インスタレーション作品を展示している。

本展はまた、開館以降初めて箱根という土地そのものにもスポットライトを当てているのも特徴。この地で培われた風土と記憶を出発点に、過去と未来、ここから彼方へとつながる想像の旅へと私たちを導く。学芸員によるギャラリートークも行われるので、気になる人はそれにあわせて足を運んでみても◎。

会期/~2026年5月31日(日)
会場/ポーラ美術館 展示室1、2、3(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
休館日/会期中無休
料金/大人 ¥2,200、大学生・高校生 ¥1,700、中学生以下 無料
時間/9:00~17:00 ※最終入館 16:30

Andrius Arutiunian | Under the Cold Sun | 2024 | Courtesy of the artist | Photo by Kunstmuseum Magdeburg

Obol/銀座メゾンエルメス ル・フォーラム

銀座メゾンエルメス ル・フォーラムでは、アルメニア/リトアニアのアーティスト兼作曲家、アンドリウス・アルチュニアンの日本初となる個展『Obol』を、オルタナティブスペースThe 5th Floorのディレクター、岩田智哉をゲスト・キュレーターに迎えて2月20日(金)より開催している。

時間を「粘性を持つ催眠的な力」とみなし、音楽を「歪んだ時間の建築」ととらえるアルチュニアンが、一連の新作で構成する本展で投げかけるのは、時間・未来・神話についての問い。かつては聖性を付与されながら、現代では世俗的用途に転用されている石油由来の物質「瀝青(れきせい)」を用いて、神話や宗教へのオマージュを捧げる。ガイドツアーや、アルチュニアン本人によるイベントも実施予定だ。

会期/~2026年5月31日(日)
会場/銀座メゾンエルメス ル・フォーラム 8・9階(東京都中央区銀座5-4-1)
時間/11:00〜19:00(最終入場 18:30)
休館日/水曜日
料金/無料

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チュルリョーニス展 内なる星図/国立西洋美術館

国立西洋美術館で開催中の「チュルリョーニス展 内なる星図」は、優れた作曲家でもあったチュルリョーニスの類まれな感性を体感できる貴重な機会だ。

35歳で早逝するまでのわずか6年ほどの画業で、音楽の構造を絵画へと取り込み、独自の抽象性を切り拓いたチュルリョーニス。本展では、日本初公開となる最大の代表作《レックス(王)》を含む約80点の作品に加え、自身の手になる楽譜なども展示される。世紀末の芸術動向を反映しつつ、精神世界や宇宙の神秘を旋律のように描き出した作品群。展示室に流れる楽曲とともに、欧州各地で再評価が進む、その深遠なチュルリョーニスの世界を堪能したい。

会期/~2026年6月14日(日)
会場/国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
時間/9:30~17:30 ※金・土曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで
休館日/月曜日、5月7日(木) ※ただし、5月4日(月・祝)は会館。
料金/一般 ¥2,200、大学生 ¥1,300、高校生 ¥1,000

Hearst Owned

ルネ・ラリック展 -ガレ、ドームから続く華麗なるフランスの装飾美術-/国立工芸館

国立工芸館では、アール・ヌーヴォーとアール・デコの双方で頂点を極めたフランスの工芸作家、ルネ・ラリックの展覧会を開催している。

2023年に寄託された「井内コレクション」を中心に、優美なジュエリーからガラス工芸へと至る稀代の造形世界を紐解く本展。照明デザイナーによるライティングが、幽玄な色ガラスの表情や透過する光の煌めきを劇的に引き出している。エミール・ガレやドーム兄弟の作品、ミュシャのポスターなど同時代の装飾美術を一堂に会し、華やかな時代の空気を再現。100年の時を経ても色褪せない、美しさと実用性が共鳴するモダン・デザインの粋を堪能したい。

会期/~2026年6月14日(日)
会場/国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)
時間/9:30~17:30 ※最終入場17:00
休館日/月曜日、5月7日(木) ※ただし、4月27日、5月4日は開館。
料金/一般 ¥1,200、大学生 ¥800、高校生 ¥500

ジョルジュ・ルオー《モデル、アトリエの思い出》 1895年/1950年頃 油彩、インク、グアッシュ/カンヴァス パナソニック汐留美術館

ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶/パナソニック汐留美術館

開館以来、20世紀フランスを代表する画家ジョルジュ・ルオーの作品を中心に蒐集し、現在では約270点のルオー作品を所蔵しているパナソニック汐留美術館。4月より、近年新たに迎えた作品を中心に、そのコレクションを紹介する展覧会だ。

本展では、彼の名作の数々が生まれた場であるアトリエに焦点を当て、作品がどんな環境で、どんな画材を用いて描かれたのか、初期から晩年までの代表作とともに紹介。さらに、パリのルオー財団の協力のもと、展示スペースの一角にルオーが実際に使用していた画材道具や机などを用いてアトリエの一部を再現&初公開。家族でさえ立ち入りを制限されていたという聖域の記憶を、作品と共に紐解く。

関連イベントも複数行われるので、公式サイトを要チェック。

会期/〜2026年6月21日(日)
会場/パナソニック汐留美術館(東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F)
時間/10:00〜18:00 ※ただし5月1日、6月5日、6月19日、6月20日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで
※土日祝は日時指定予約制(平日は予約不要)
休館日/水曜日 ※ただし4月29日、5月6日、6月17日は開館
料金/一般 ¥1,200、65歳以上 ¥1,100、大学生・高校生 ¥700、中学生以下 無料
※5月18日国際博物館の日は、すべての方が¥500で入館可能、5月12日、6月2日、6月12日のルオーのアトリエ割引dayは、一般・65歳以上の方は¥1,000、大学生・高校生以下の方は無料で入館可能

Hearst Owned

拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ/東京オペラシティアートギャラリー

東京オペラシティ アートギャラリーでは、大阪中之島美術館より巡回した『拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ』を開催。会場には、サルバドール・ダリやルネ・マグリット、マックス・エルンストらシュルレアリスムを代表する著名作家たちの作品が集結する。

「シュール」の語源でもあるシュルレアリスム(超現実主義)は、1924年にフランスの文学者アンドレ・ブルトンが定義づけた動向のことで、“無意識”や“夢”に着⽬したフロイトの精神分析学に影響を受けて発⽣した。当初は文学界におけるムーブメントだったが、その後アート、広告やファッション、インテリアなどさまざまな分野に広がり、社会にも大きな変革をもたらすことになる。

本展は、日本国内に所蔵されている多様なジャンルの優品を集め、全6章構成でシュルレアリスムの本質に迫ってゆく。

会期/2026年4月16日(木)~6月24日(水)
会場/東京オペラシティ アートギャラリー ギャラリー1、2(東京都新宿区西新宿3-20-2)
時間/11:00 ~19:00 ※最終入場18:30
休館日/月曜日(ただし5月4日は開館)、5月7日
料金/一般 ¥1,800、大学・高校生 ¥1,100、中学生以下無料

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東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展/東京都美術館

20世紀アメリカの具象絵画を代表する画家、アンドリュー・ワイエスの没後初となる国内待望の回顧展。抽象表現主義などの前衛的な動向とは距離を置き、身近な人々や風景を自らの精神世界を投影するように描き続けたワイエス。

本展のキーワードは、彼の作品にたびたび登場する窓や扉といった“境界”だ。それらは生と死、あるいは画家の内面と外の世界を繋ぐ象徴として機能している。フィラデルフィア美術館の《冷却小屋》をはじめ、10点以上に及ぶ日本初公開の作品が集結するのも大きな見どころ。かつて30万人以上を動員した伝説の個展から時を経て、“境界”の向こう側に広がるワイエスの芸術世界をあらためて見つめ直したい。

会期/2026年4月28日(火)~7月5日(日)
会場/東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)
時間/9:30~17:30 ※金曜日は20:00まで、入室は閉室の30分前
休館日/月曜日(ただし5月4日、6月29日は開館)、5月7日
料金/前売り:一般 ¥2,100、65歳以上 ¥1,400、大学生 ¥1,100、18歳以下・高校生以下無料
当日:一般 ¥2,300、65歳以上 ¥1,600、大学生 ¥1,300、18歳以下・高校生以下無料

森英恵《ハナヱ・モリ バンロン・コレクション》1969-70年代 ヴィヴィド 島根県立石見美術館 撮影:小川真輝

生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ/国立新美術館

2022年にこの世を去った、世界的ファッションデザイナーの森英恵。その生誕100年を記念する、没後初となる大規模展覧会が、国立新美術館で開催。

1950年代にキャリアをスタートさせ、戦後の高度経済成長期の日本における女性像の先駆けとなった森。彼女は1961年になると、本展のタイトルにも掲げた「ヴァイタル・タイプ(=はつらつとした人物像)」という新たな概念を提唱する――快活で努力を惜しまないその姿は、まさに森の生き方に重なるものだった。

さらに国外へと活動の場を広げた彼女は、日本人として初めて海外で本格的に自身のブランドを確立しただけでなく、ファッション関連の情報メディアの運営を通じて日本のファッションリテラシーの底上げも図ったほか、日本の技術や生地を世界に発信するなど、幅広く活躍・貢献した。

本展では、オートクチュールのドレスや写真、資料など約400点を通して、そんな森の生き方と創作の哲学に5章構成で迫る。

会期/2026年4月15日(水)~7月6日(月)
会場/国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
時間/10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで
休館日/火曜日 ※ただし5月5日は開館
料金/前売り:一般 ¥2,000、大学生 ¥1,600、高校生 ¥1,200
当日:一般 ¥2,200、大学生 ¥1,800、高校生 ¥1,400

『はらぺこあおむし』(1987年Philomel Books版)表紙最終原画 1987年、エリック・カール絵本美術館 Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation © 1969, 1987 Penguin Random House LLC.

エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし/東京都現代美術館

最も有名な絵本のひとつで、世界中で愛され続けている『はらぺこあおむし』。その日本語版の誕生50周年を記念して、作者エリック・カールの回顧展が東京都現代美術館で4月よりスタート。

『はらぺこあおむし』(1969)や『パパ、お月さまとって!』(1986)、『10このちいさなおもちゃのあひる』(2005)など27冊の絵本の原画に加え、グラフィックデザイナー時代の作品、アイデアの最初の構想段階で作られるダミーブック、コラージュに使用する素材など、約180点の資料を展示。原画の色鮮やかさ、デザイナーとしての造本の工夫、そして絵本に込めた子どもたちへの優しいまなざしを、改めて知る絶好の機会になるはず。

2026年秋には福岡の福岡県立美術館へ、2027年春には大阪のあべのハルカス美術館に巡回予定。

会期/2026年4月25日(土)~7月26日(日)
会場/東京都現代美術館 企画展示室 1・3F(東京都江東区三好4-1-1)
休館日/月曜日(ただし5月4日と7月20日を除く)、5月7日、7月21日
時間/10:00~18:00 ※最終入場17:30
料金/一般 ¥2,300、大学生・専門学校生・65歳以上 ¥1,600、中高生 ¥1,000、小学生以下 無料

Hearst Owned

生誕185年 ルノワール展/山王美術館

“幸福の画家”と称されるルノワールの生誕185年を記念し、山王美術館では50点を超える全コレクションを公開中。初公開の12作品を含む展示構成は、バラやアネモネを配した静物画から家族の肖像、装飾画まで、バリエーション豊かな主題で彩られる。モネらと切磋琢磨した印象派時代から、イタリア旅行を経て古典へと回帰した時期、そして光溢れる南仏での晩年までを辿る5章立ての構成。病による苦難さえも色濃い影を落とすことなく、透明感に満ちた色彩と柔らかな光の表現へと昇華されている。描くことを悦びとし、愛すべきものだけを見つめ続けた画家の愛情深い世界とともに、60年におよぶ長い画業の全貌を辿ってみて。

会期/~2026年7月31日(金)
会場/山王美術館 4・3階展示室(大阪府大阪市中央区城見 2-2-27)
休館日/火・水曜日 ※ただし4月29日、5月5日、5月6日を除く
時間/10:00~17:00 ※最終入場16:30
料金/一般 ¥1,300、大学生・高校生 ¥800、中学生以下 ¥500

《イン・ベッド》2005年 所蔵:カルティエ現代美術財団 展示風景:「ロン・ミュエク」韓国国立現代美術館ソウル館、2025年 撮影:ナム・キヨン 画像提供:カルティエ現代美術財団、韓国国立現代美術館

ロン・ミュエク展/森美術館

森美術館で4月末から開幕されるのは、具象彫刻の可能性を押し広げてきた現代アーティスト、ロン・ミュエクの展覧会だ。カルティエ現代美術財団が森美術館とともに主催する本展は、2023年にパリで始まったもので、ミラノ、ソウルを経てついに日本に上陸。

彼の作風は、人間を綿密に観察し、哲学的な思索を重ね、人間の複雑な内面や体験を巧みに表現するのが特色。実際の人間よりもはるかに大きい、あるいは小さいサイズの彫刻は、神秘的でありつつ圧倒的な存在感を放ち、私たちと身体との関係や、存在そのものとの関係を問いかけてくる。

日本での大型回顧展は18年ぶりとなるので、初期の作品から日本初公開作品まで、えりすぐりの11点をこの機会にじっくり楽しみたい。制作過程を記録した貴重な写真と映像もお披露目される。

会期/2026年4月29日(水・祝)~9月23日(水・祝)
会場/森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
休館日/会期中無休
時間/10:00~22:00 ※火曜日のみ17:00まで、5月5日、8月11日、9月22日は22:00まで、入館は閉館時間の30分前まで
料金/平日:一般 ¥2,300、65歳以上 ¥2,000、大学生・高校生 ¥1,400、中学生以下 無料
土日祝:一般 ¥2,500、65歳以上 ¥2,200、大学生・高校生 ¥1,500、中学生以下 無料

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『スパイラル・スパイラル - ぐるぐるせずにはいられない』展/MoN Takanawa: The Museum of Narratives

2026年3月28日にグランドオープンを迎えた、高輪ゲートウェイシティ。その中に誕生するMoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」は、年に2回テーマを掲げ、伝統文化やマンガ、音楽、食といった日本独自のカルチャーに最新テクノロジーをかけ合わせたプログラムを展開し、ジャンルを横断する体験と問いかけを提供する文化施設だ。地上6階・地下3階の巨大なランドマークで、外装建築は隈研吾が手がける。

記念すべき第1回のテーマは、「Life as Culture - 生きるは、ブンカだ」。こけら落としとして行われている本展は、指先の指紋から銀河の渦巻き、脳内を巡る思考まで、この世にあふれているさまざまな“Spiral/ぐるぐる”に着目し、私たちに新たな気付きをもたらす。

本展のあともMoN Takanawaでは、手塚治虫のマンガ『火の鳥』をテーマにした展示や、バレエ『アレコ』をモチーフとするプロジェクト、歌舞伎とテクノロジーを融合させた演目など、多岐にわたるプログラムが控えているので、定期的に訪れたい。

会期/~2026年9月下旬予定
会場/MoN Takanawa Box1500(TAKANAWA GATEWAY CITY内)
時間/10:00~19:00 ※イベントにより異なる
休館日/月1回程度の定休日あり
料金/未定

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イシカワコレクション展:Hyperreal Echoes/ラビットホール

現代アート好きなら、2025年春に岡山市内にオープンして以来じわじわと話題を集めている要注目スポット、ラビットホールの存在を知っているだろうか? 石川文化振興財団が2011年から蒐集した約400点に及ぶ現代美術のプライベートコレクション「イシカワコレクション」を常設展示する、青木淳が建築を手がけた美術館だ。

ここでは現在、“超現実”をキーワードに、そのコレクションから厳選したフィリップ・パレーノやヤン・ヴォー、サイモン・フジワラ、リアム・ギリック、マーティン・クリードらによる20組36作品を展示する『イシカワコレクション展:Hyperreal Echoes』が開催されている。

また、徒歩圏内にあるラビットホールの別館、福岡醤油蔵の福岡醤油ギャラリーでは、『ライアン・ガンダー:Together, but not the same』も同時開催。どちらも必ず訪問しておきたい。

会期/終了日未定 ※約3年の継続展示を予定
会場/ラビットホール(岡山県岡山市北区丸の内2-7-7)
時間/10:00〜17:00(最終入場 16:30)
休館日/月・火・水曜 ※ただし祝日は開館
料金/大人 ¥1,500、18歳以下 無料

Thomas Faull//Getty Images

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