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意志ある輝きをまとう。ダイアナ元妃の人生を彩った「伝説のジュエリー」物語

  • 2026.4.13
Tim Graham / Getty Images

一国のプリンセスとして、そして一人の自立した女性として、ダイアナ元妃がまとったジュエリーは、単なる装飾を超え、彼女の揺るぎない意志と進化し続ける美学を雄弁に物語るものでした。王室の至宝をモダンに昇華し、時には大胆なリメイクで世界を驚かせたその類まれな感性。時を経ても色褪せることのない、彼女が愛したアイコニックな10のジュエリーをご紹介します。

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ケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラ

1914年、メアリー王妃の依頼によりガラードが制作したこのティアラは、ダイアナ元妃の揺るぎないロイヤルスタイルを象徴するティアラとして知られています。19のダイヤモンドのアーチと、そこから揺れる19粒のドロップパールが特徴的。1989年の写真では、このティアラをキャサリン・ウォーカーの白のアンサンブルとコーディネート。

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Anwar Hussein / Getty Images

デリー・ダーバー・エメラルド・チョーカー

1981年の結婚の際に贈られた英国王室伝来のこのジュエリーは、アール・デコ様式の幾何学的なデザインに、鮮やかなエメラルドが配された至宝の一つ。当時はチョーカーとしてつけていたものの、1985年のオーストラリア訪問時にはあえて額に飾るという大胆なアレンジを披露。伝統をモダンに解釈した彼女のスタイルを象徴する、伝説のジュエリーです。

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サファイア×パールのチョーカー

エリザベス女王の母、クイーンマザーから贈られた大粒のサファイアのブローチを、パールチョーカーにリメイク。ダイアナ元妃の自由で洗練されたスタイルを象徴するジュエリーとして今なお語り継がれているこのチョーカー。着用シーンは国賓晩餐会や公式ディナー、海外訪問時など幅広く、1994年、歴史的な「リベンジ・ドレス」に合わせたことでも有名です。

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Tim Graham / Getty Images

サファイアの婚約指輪

12カラットのオーバルカット・サファイアを14個のダイヤモンドが囲む、気品溢れる婚約指輪。このリングが伝説的なのは、王室の慣例を覆す「自立した選択」の象徴だからです。王室の婚約指輪はオーダーメイドが通例の中、彼女はあえてガラードのカタログから、誰もが購入可能な既製品を自らセレクト。伝統に縛られない自由な感性は当時驚きを呼びましたが、その飾らない美学は時代を超えて支持されています。

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アクアマリンのカクテルリング

大粒のエメラルドカットのアクアマリンを中央に配し、周囲をダイヤモンドで飾った、華やかなカクテルリング。英国王室御用達ジュエラー、アスプレイが製作したこのリングは、1996年頃に親しい友人から贈られたとされており、離婚後のダイアナ妃のスタイルを象徴するジュエリーでした。1996年、オーストラリア訪問時には、このリングをヴェルサーチェのブルードレスにコーディネート。

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サウディ・サファイア・スイートのチョーカー

1985年、V&A博物館でのガラで着用したのが、サウジアラビア王室から結婚祝いで贈られたサファイア・スイートをリメイクしたベルベット・チョーカー。実は、中央に輝く石は元々「腕時計」のパーツだったものを、彼女のアイデアで作り替えたものです。またこのチョーカーはあえて額に飾るヘッドバンドとして着用されたことも。瞳の色とリンクするサファイアは、彼女が最も愛した宝石でした。

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イニシャル「D」のペンダント

10代の頃から愛用していたイニシャル「D」のゴールドペンダント。これは特定の高級ブランドではなく、友人から贈られた私的な品で、ポロの試合などのカジュアルな場面でも頻繁に着用されたパーソナルなジュエリーとして知られています。王室入り後も、チャールズ皇太子(当時)の頭文字「C」のブレスレットや、ウィリアム王子(当時)誕生時に贈られた「W」のチャームを愛用するなど、豪華な王室の宝飾品とは対照的に、自身のアイデンティティや家族との絆を映すモダンなジュエリースタイルを確立しました。

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スペンサー・ティアラ

1983年、豪州訪問で披露された、スペンサー・ティアラ。18世紀に遡る歴史を持ち、1930年代にガラードにより現在の優美な姿へと完成されました。中央のハート形には、元妃の祖母へ贈られた婚礼の宝石がセットされています。ロイヤルファミリーの一員となってからも、自身の結婚式で使用したこの実家の家宝を愛用。伝統を重んじつつルーツを大切にする、彼女の誇り高きアイデンティティを象徴する逸品です。

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コリンウッド・パール・イヤリング

ダイヤモンドのクラスターにドロップ型パールを揺らした気品あるデザインのイヤリング。実家のスペンサー家御用達のジュエラー、コリンウッドから結婚祝いとして贈られたもので、晩年まで愛用された名品です。顔まわりに柔らかな光を添え、フォーマルな装いにはもちろん、スーツにも映え、控えめながらも確かな存在感を放っています。

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スワン・レイク・ネックレス

1997年6月、ロイヤル・アルバート・ホールでの「白鳥の湖」鑑賞時に披露され、後に「スワン・レイク・ネックレス」として伝説となった名品。ガラードが制作したこのネックレスは、178石のダイヤモンドと5粒の南洋真珠が配されたモダンなデザイン。元妃自らがデザインに関わったとも言われています。このジュエリーは、亡くなる直前の公務を彩った「最後を飾る輝き」の一つ。可憐な妃から自立した女性へと歩んだ、彼女の人生の最終章を象徴する気高くも儚い至宝です。

※この記事は2026年4月13日時点のものです。

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