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「ちゃんと毎日読んでる」スタンプに逃げていた自分が、彼女への想いを初めて文字にした夜

  • 2026.4.12
ハウコレ

口下手なことは自覚していました。でも「それくらいわかってくれているだろう」という甘えが、いつしか習慣になっていたことには気づいていませんでした。彼女からの一言が、そんな自分をそっと映し出すことになりました。

言葉にするより、スタンプのほうが楽だった

もともと、気持ちを言葉にするのが得意ではありませんでした。うまく伝えようとするほど、何が正しいのかわからなくなってしまって、結局スタンプを送って終わりにしていました。彼女のメッセージはいつも丁寧で、読むたびに「ちゃんと返さなければ」と思うのに、いざ文字を打ち始めると言葉が出てこなくて。「これじゃ変かな」「重く聞こえるかな」と考えているうちに、結局スタンプでごまかしてしまう。そのくり返しでした。彼女が少し寂しそうにしているのは薄々感じていました。でも、どう言えばいいのかわからなくて、向き合うことを後回しにし続けていたのだと思います。

彼女からのメッセージに、胸がずきりとした

ある夜、彼女からこんなメッセージが届きました。

「ねえ、スタンプだけで返事するのやめてほしいな。ちょっと寂しいよ」

読んだ瞬間、胸がずきりとしました。責めているというより、傷ついているように感じられて、それがかえって刺さりました。既読をつけたまま、すぐに返信することができませんでした。何か言葉を返そうとするたびに、「こんなんじゃ足りない」「言い訳に聞こえるかも」と、打っては消すくり返しが続きました。

何度も書いて、消して、また書いた

「ごめん」から始めようとしたとき、それだけでは何も伝わらない気がしました。「気にしてなかったわけじゃない」も、言い訳のように聞こえる。「ちゃんと毎日読んでる」「気になってた」、正直な言葉を一つずつ並べながら、数時間かけてようやく文章がまとまっていきました。きれいな文章じゃなくてもいい、本当のことを伝えることだけ考えようと思いました。深夜になってから、ようやく送信ボタンを押しました。押した後は、なぜか少し気持ちが軽くなっていました。

そして...

翌朝、彼女からメッセージが届きました。

「ちゃんと伝えてよかった」

その一言に、ほっとするのと同時に、言葉を後回しにしてきた自分のことを改めて感じました。「こっちこそ、ありがとう」と返しながら、もう少しちゃんと言葉にしようと思いました。うまく話せるようになるかはわからない。それでも、伝えようとすることをやめなければ、少しずつ変われるかもしれない。あの夜から、メッセージを開くたびに、スタンプの前にひと言だけ添えるようにしています。

(20代男性・IT)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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