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「事故を起こしたからお金を送って」と焦る夫→会社に電話したら、返ってきた言葉に指先が冷たくなった

  • 2026.4.12
ハウコレ

夫から突然の電話。「会社の車で事故を起こした、50万円振り込んでほしい」信じない理由なんてありませんでした。ただ、ほんの小さな違和感が気になって会社に確認したとき、思いもよらない返事が返ってきたのです。

昼過ぎに鳴った電話

その日、パート先の休憩室でスマホが鳴りました。画面に表示された夫の名前に、少し驚きました。夫が平日の昼間に電話をかけてくることはほとんどありません。

「会社の車で事故起こしちゃって。修理代を立て替えないといけないんだ。悪いけど、50万振り込んでもらえないかな」

声がいつもと違いました。早口で、少し上ずっていて。「50万? そんな急に言われても」と答えると、「頼むよ。会社に迷惑かけたくないんだ」と畳みかけるように言います。夫がここまで必死な様子は珍しく、よほどのことが起きたのだと思いました。

ひとつだけ、引っかかったこと

電話を切ったあと、すぐにネットバンキングを開きました。50万円。簡単に出せる金額ではありませんが、夫が困っているなら力になりたい。それだけでした。

でも、振込先の口座番号を聞いていないことに気づきました。折り返そうとしたとき、ふと思ったのです。修理代の立て替えなら、会社の経理に確認すれば口座もわかるはず。それだけのつもりで、夫の会社の代表番号に電話をかけました。

総務から返ってきた一言

事情を伝えると、少し間がありました。保留音のあと、総務の方がこう言ったのです。

「本日、社用車の事故についての報告は入っておりません」

聞き間違いかと思いました。「主人は今日、出勤していますか」と重ねると、「はい、通常通り出社されていますよ」との返事。スマホを握る指先がじわりと冷たくなるのがわかりました。事故は、なかったのです。

そして...

その夜、帰宅した夫にひと言だけ伝えました。「会社に電話したよ」。夫は玄関でコートを脱ぐ手を止め、数秒間まったく動きませんでした。

事故が嘘だったことよりも、あの電話口の切迫した声が演技だったのかもしれないと思うと、胸の奥がぎゅっと詰まりました。50万円は、本当は何に必要だったのか。その答えを聞くのが怖くて、私はそれ以上何も言えませんでした。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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