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北米のイースター週末に『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が特大ヒットスタート!前作と比較してみると…?

  • 2026.4.11

先週末(4月3日から4月5日まで)の北米興収ランキングは、このイースター連休に合わせるように4月1日に公開を迎えた『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(4月24日日本公開)が圧巻の成績で初登場No. 1発進。その初動成績を、3年前の同時期に公開された前作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)と比較しながらチェックしていこう。

【写真を見る】初日成績は前作の109%!文句なしの大ヒットスタートも、気になる作品評価は少々意外な結果に?

公開6日目に北米累計興収2億ドルに到達!5億7000万ドル突破の前作にどこまで迫れるのか [c] 2025 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.
公開6日目に北米累計興収2億ドルに到達!5億7000万ドル突破の前作にどこまで迫れるのか [c] 2025 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.

まずは週末に入るまでの成績から。前回の当記事で速報したように、初日だった水曜日のデイリー興収は3450万2265ドルで前作対比は109%。上映館数が前作より200近く少なかった(初日時点で今作は3821館、前作は4025館。どちらも初週末から上映館数を増やしている)ことを加味すれば数字以上の価値があり、それだけ高い期待が寄せられていたことは一目瞭然。ちなみに水曜公開の作品としては歴代11位(前作は14位)の初日成績となっている。

そして迎えた最初の週末3日間の興収は1億3170万3340ドル。これは歴代のオープニング興収としては歴代49位であり、“初日から3日間”ではないオープニング興収としては歴代3位となる。その1位に君臨しているのが前作であり、同作は1億4636万1865ドル。つまり初週末3日間では前作対比90%とわずかに下回る結果に。さらに前作は公開5日間で累計興収2億ドルに達していたが、今作は同1億9081万6795ドルと、初日につけたリードを取り返され、差をつけられるかたちに。

【写真を見る】初日成績は前作の109%!文句なしの大ヒットスタートも、気になる作品評価は少々意外な結果に? [c] 2025 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.
【写真を見る】初日成績は前作の109%!文句なしの大ヒットスタートも、気になる作品評価は少々意外な結果に? [c] 2025 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.

もちろん前提として言えることは、前作にあと一歩及んでいないとはいえ、今作も文句のつけようのないヒットとなっていることである。気になる作品評価を批評集積サイト「ロッテン・トマト」でチェックしてみると、批評家からの好意的評価の割合は42%と、前作の59%から大きく数字を落としている。もっとも、批評家向け・賞レース向けの作品ではないのでさほど問題はない。ただ、観客からの好意的評価の割合が前作の95%に対し、今作は89%止まり。ここが今後の興収の伸びにどう影響してくるか。

イースターマンデーの祝日である週明けの月曜日の段階で、累計興収は2億ドルに達しているが、同日のデイリー興収も1683万2580ドルで前作対比84%。海外興収はすでに2億ドルを突破するなど爆発的であり、3週間遅れの日本でも前作級のヒットは確実視されている。とはいえ北米に限れば、年間トップクラスのメガヒットは堅い(すでに水曜日の時点で2026年の暫定No. 1に浮上する見込み)一方で、強力すぎる前作を超えるのは少々難しいかもしれない。

A24製作の『The Drama』は3位スタート! [c]Everett Collection/AFLO
A24製作の『The Drama』は3位スタート! [c]Everett Collection/AFLO

さて、強敵の出現によって3週連続のNo.1を逃すこととなった『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(日本公開中)だが、週末3日間で前週比58.7%の興収3172万3143ドルを記録し2位に踏ん張っている。累計興収は2億ドルを突破しており、近日中にも同じアンディ・ウィアー小説を映画化したリドリー・スコット監督の『オデッセイ』(15)の北米興収を抜き去ることになる。非フランチャイズの宇宙SFというジャンルでは指折りのヒットと断言できよう。

3位に初登場を果たしたゼンデイヤとロバート・パティンソン共演のA24作品『The Drama』は、3087館での公開で週末3日間の興収が1438万ドル。これはA24作品としては3番目に高いオープニング成績(1位は『シビル・ウォー アメリカ最後の日』で、2位は限定館数での先行上映を加えていない『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)。作品評価もまずまずをキープしており、海外興収を含めれば制作費の回収も問題なさそうなライン。『マリオ』との客層の違いを活かし、堅実な興行を見せてくれることに期待したい。

文/久保田 和馬

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