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『潮時』本来の意味はどっち? 「ちょうどいい好機」か「ものごとの終わり」か。3人に1人が勘違いしている「正しい引き際」の定義

  • 2026.4.9
『潮時』本来の意味はどっち? 「ちょうどいい好機」か「ものごとの終わり」か。3人に1人が勘違いしている「正しい引き際」の定義

「そろそろ潮時かな」という言葉、あなたはどんな場面で使いますか?

仕事を辞めるとき、関係を終わらせるとき……なんとなく「終わり」や「引き際」のイメージで使っていませんか?

実はその使い方、本来の意味とは真逆かもしれません。

あなたが思う「潮時」の意味はどっち?

A「ものごとの終わり・引き際」

B「ちょうどいい時期・好機」

あなたはどちらだと思いますか?

日常でよく使う言葉ですが、本来の意味を知ると、これまでの使い方を振り返りたくなるはずです。

正解は「B」。潮時はもともと漁師の「好機」だった

「潮時」の本来の意味は、「物事をするのにちょうどいい時期・好機」です。

語源は文字通り、海の潮の満ち引きです。

漁師たちが魚のよく捕れるタイミングを見極めるために「潮時」という言葉を使っていたことが起源で、そこから転じて「物事を行うのにちょうどいい時機」を指すようになりました。

つまり本来は、終わりではなく「今がチャンス」というポジティブな言葉なのです。

文化庁の平成24年度「国語に関する世論調査」でも、本来の意味である「ちょうどいい時期」と答えた人が60.0%、本来の意味ではない「ものごとの終わり」と答えた人が36.1%という結果が出ています。

3人に1人以上が誤った意味で覚えているという現実があります。

参考:コトバンク「潮時」

なぜ「終わり」の意味に変化したのか

それは、スポーツ選手の引退会見や政治家の辞任会見など、「節目」の場面で繰り返し使われてきたからでしょう。

「そろそろ引退の潮時かもしれない」という文脈で使われるうちに、「潮時=終わり・引き際」というイメージが定着してしまったのです。

しかし本来の「潮時」には、終わりだけでなく始まりの意味も含まれています。

「今が新しい事業を始める潮時だ」「転職する潮時が来た」という使い方こそが、本来の姿です。

本来の意味を知った上で使うのと、知らずに使うのとでは、言葉への向き合い方がまったく異なります。

まとめ

知っているようで知らない言葉ほど、正しい意味を知ったときの驚きは大きいものです。

「潮時」を正しく使える人は、それだけ場の流れを読む感性を持っているともいえます。

ぜひ次に使う機会に、その意味を意識してみてください。

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