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「ついでだからいいよね?」雨の日の送迎で乗り込んでくる図々しいママ友…自業自得な事件が招いた思いもよらぬ結末は

  • 2026.4.4

雨の日の幼稚園送迎のたびに、返事もできないうちに当然のように私の車へ乗り込んでくるママ友がいました。断れずモヤモヤを飲み込む日々が続いていたある日、彼女はまたいつものように私の車へと向かってきました。それが、あんな結末を招くことになるとは、このときの私には想像もできなかったのです……。

図々しかったママ友がおとなしくなった理由

幼稚園の送迎時、空が少しでも曇ってくると、あるママ友が私の車の横でソワソワし始めます。「うちの子も濡れたらかわいそうだし、ついででいいよね?」——後部座席には小1の上の子用のチャイルドシートがありましたが、彼女はそれをちゃっかりあてにして、返事を待たず乗り込んでくるのがいつものパターンでした。角が立つのを恐れて、ずっと愛想笑いで応じてきました。

本当は、雨の日の送迎はただでさえ大変なのに、よそのお子さんの世話まで気が回りません。車内が汚れることも、運転中に気を遣って話すことも、正直しんどいと感じていました。でも「ついでだよね」と笑顔で言われると断りづらく、また子どもは一緒に帰れることを喜ぶので、つい愛想笑いをしたりして受け入れていました。

ただ、「ついでだから」と笑顔で言われてしまうと、無下に断る理由が見つかりません。それに、ここで冷たく断って気まずくなり、子ども同士の関係にまで影響が出たらどうしようと思うと、つい愛想笑いで受け入れてしまっていたのです。

そんなある日のこと。お迎えの時間の曇り空を見て、彼女はいつものように私の車の助手席へ向かってきました。しかしその日は運悪く、実家から届いたばかりの大量の完熟トマトを段ボールに入れ、助手席の足元に積んでいました。「足元が狭くてごめんね」と私が言い終わるより早く、彼女は「大丈夫、私コンパクトだから!」と笑い、勢いよく座席に乗り込みます。

無事に園に到着し、彼女が車から降りようとした瞬間でした。お尻の下から「グチャッ」という嫌な音が響いたのです。

驚いて見てみると、段ボールから一玉だけ座席に転がり出ていた超完熟トマトを、彼女の白いスカートで見事に潰してしまっていました。真っ赤に染まったスカートを見て、「私、ケチャップ職人になれそう」と自虐気味に笑う彼女。私も本当に申し訳なく思い、平謝りするしかありませんでした。

ところが、この出来事が思わぬ転機となります。

それ以来、雨の日になっても「今日はトマトが怖いから歩くわね」と冗談めかして言って、彼女が私の車に乗ってくることはなくなりました。結果的に、私のもとに気兼ねなく送迎できる平和な時間が戻ってきたのです。

思いがけないハプニングが、ちょうどよい距離感をくれました。今では園で顔を合わせれば気軽に世間話ができる、さっぱりとした関係です。少し距離を置いたほうがうまくいく関係もある、と今では心が軽くなっています。

著者:松下弥生/20代女性/小1と3歳のきょうだいを育てている母親、パート勤務。

イラスト:はたこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

ベビーカレンダー編集部

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