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【実話】鼻の不調を放置したら→「眼球摘出のおそれ」も…!まさかの“鼻腔がん”宣告を受けた2児の母の闘絶なリアル【作者に聞く】

  • 2026.4.3

主婦のやよいかめさんが、自身の闘病体験を描いたコミックエッセイ『鼻腔ガンになった話』。本作に込めた思いや、執筆のきっかけ、闘病を通して感じたことを紹介する。

※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

やよいかめさんは、夫と子ども2人の4人家族。鼻の不調から精密検査を受けた結果、まさかのがん宣告を受ける。突然の事態に焦りながらも、家族で事実を受け入れ、前向きに闘病生活を共にする姿が本作には描かれている。鼻腔がんはあまり知られていないが、部位が繊細なため進行状況によっては眼球を摘出するおそれもある病気だ。

執筆のきっかけは、闘病後の心境の変化だった。芸術大学を卒業して作家を目指していたものの、育児や夫の転勤を理由に本格的な活動を先延ばしにしていた。しかし治療を終え、「いつ死ぬかわからないのだから、もっと好きなことをやろう」と決意。デジタル作画を学び、「せっかく描くなら誰かの役に立ちたい」と模索するなかで、自身の経験ががん検診に行く人を増やし、親を亡くす子どもを減らすことにつながるのではないかと考えたという。

入院中、最も不安だったのは治療のことだ。「がんが進行してしまうことが一番怖く、抗がん剤や放射線は本当に効果があるのかと思い悩んだ」と振り返る。インターネットなどで治療に否定的な記事を見て余計に不安を感じたが、結果的に抗がん剤も放射線も効果を発揮し、腫瘍が小さくなったことで安堵したという。闘病中のリアルな心理描写は、主治医からも「医療関係者も読んで参考にしてほしい」と絶賛されている。

体験を通してとくに伝えたいのは、早期発見の重要性だ。「体の調子が悪かったら我慢せず、できるだけ検診に行ってほしい」と強く訴える。炎症を繰り返すことで細胞ががん化するケースもあるからだ。入院中は患者同士でも「もう少し早く病院に行けばよかった」と話し合っていたという。

進化する治療法も心強い存在だ。抗がん剤の副作用は以前に比べて軽くなり、さまざまな技術が一般化している。「むやみに恐れず、気がかりなことがあればすぐ病院へ行ってほしい」とやよいかめさんは語る。深刻なテーマだが、がんの擬人化や家族との触れ合いを交え、決して重くなりすぎない、わかりやすい内容になっている。誰もが当事者になる可能性がある現代において、本作は多くの人の参考になるはずだ。

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