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友人と出かけることになった認知症の母。何から何までサポートが必要に <母の認知症介護日記>

  • 2026.4.23

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
ワフウフさん姉妹は、これまで母・あーちゃんが話す内容に「これは妄想? 作話?」と困惑することが何度もありました。しかし、このところなんとなく法則がわかってきました。ゼロから新たに話を作ることはありませんが、時系列はめちゃくちゃになっていて、15年も前に実在した父の浮気相手の話も、あたかも最近のことのように話しているのです。しかし、これだけできることが減っている現在の状態でも、あーちゃんは自分が認知症だとは思っていないようで、ワフウフさん姉妹は驚きを隠せません。ただ、できないことに落ち込んで自信をなくすよりはいいのかも……と、ポジティブにとらえることにしました。

この日は、あーちゃんと認知症の診察を受けている病院へ行く日。しかし、前日は台風の影響で交通機関が乱れていて、当日も大混雑が予想されます。前回、電車を乗り間違えただけで不安になったあーちゃんのことを考え、今回の通院はワフウフさんのみで行くことにしました。処方箋をもらって、施設の最寄り駅で姉・なーにゃんとあーちゃんと合流する段取りになったのですが、それをなーにゃんがあーちゃんに説明したところ「わかったわ」という返事のあと、たった12分で「今日は病院の日じゃないの……?」とあーちゃんが言いだしました。短時間ですべて忘れたことに驚くべきか、それとも今日が病院の日だと覚えていたことを褒めるべきか……ワフウフさんは複雑な思いを抱えていました。

友だち付き合いって難しい…

あーちゃんには、大学時代から親しくしているKさんというお友だちがいます。Kさんは、あーちゃんが認知症になってからも定期的にお誘いをしてくれて、姉・なーにゃんとKさん母娘の4人で会っていました。

しかし、先日Kさんを含む大学時代の仲良し4人組で会うという話を、直接あーちゃんとやりとりして進めていたことがわかりました。普段は「ひとりでは外に出してもらえない」と不満げなあーちゃんですが、Kさんとやりとりしている最中は、そこに気付かなかったようです……。

Kさんが施設の最寄り駅まで迎えに来てくれるという話になっていましたが、あーちゃんは最寄り駅まで行くこともできません。当日は、なーにゃんが施設で身支度を整えるお手伝いをして、最寄り駅まで送迎をすることに。

無事にKさんとの待ち合わせ場所まで送っていき……。

帰りはお迎え。なーにゃんは大変だったと思います。しかし、Kさん以外はあーちゃんの認知症のことを知らないので、皆の前でちゃんと振舞えていたのか? 失礼はなかったのか? 心配は尽きません。

あーちゃんは交通系ICカードと敬老パスの使い方も、よくわからなくなっています……。こんな状態で、本当に大丈夫だったのでしょうか……。

ここ最近、あーちゃんは4時間以上動き続けると、疲れからか一見して認知症だとわかるような顔つきになってしまいます。それがお友だちの前で出てしまうと、びっくりされてしまうかもしれません……。親しくしてもらえるのはありがたいけれど、お友だち付き合いは難しいです……。

先日、お誕生日にお祝いメールをよこした父。実は、もう一通メールが届いていました。それは、自分がボランティア活動に参加するという報告。おそらく、赤線のところに注目してほしいのだと思います。父は英語・フランス語・中国語が堪能。努力で身につけたのは素直にすごいと思いますが……。

※数年前のお話です。

それをひけらかすのは、どうなの……? と思ってしまいます。

奉仕活動をする前に、妻の介護をやるべきなんじゃ……? というのが、娘としての正直な思い。

父のことはどうでもいいので、あーちゃんへのお祝いメールと同様に、華麗にスルー!

あーちゃんには、Kさんという大学時代から親しくしているお友だちがいます。あーちゃんが施設で暮らすようになってから、新しいメールアドレスを知っているのは、私たち姉妹とKさん、そしてもうひとりの親しいお友だち・Nさんだけ。Kさんは、あーちゃんが認知症になってからもずっと気にかけてくれていて、定期的にお誘いをしてくれます。今までは、姉・なーにゃんと約束をしてもらって、なーにゃんとKさん母娘との4人で会っていたのですが……。

先日、Kさんを含めた大学時代の仲良し4人組で会おうという話を、Kさんはあーちゃんと直接やりとりして決めていました。Kさんが、あーちゃんの施設の最寄り駅まで迎えに来てくれるというところまで話は決まっていたのですが、あーちゃんはひとりでは施設から出られない上に、最寄りの駅までもひとりで行けません……。Kさんといるときのあーちゃんは、いつもよりもシャキッとしているので、Kさんも、あーちゃんがどこまでひとりでできるのかを判断できないのだと思います。結局、当日はなーにゃんが身支度や送迎を手伝うことに。ただ、Kさん以外はあーちゃんの認知症のことを知らないので、心配は尽きません。お友だち付き合いの難しさを痛感しています。

そういえば、あーちゃんの誕生日にお祝いのメールを送ってきた父は、もうひとつ別のメールを送ってきていました。それは、堪能な語学を生かしてボランティア活動をすることになったという報告。父は英語、フランス語、中国語が堪能です。努力して身につけたのは、素直にすごいと思いますが、それをひけらかすのはちょっと違うような……? そもそも、他人や社会に奉仕する前に自分の妻の介護をするべきだったのでは……? 父のメールを見て、私たち姉妹は、いらぬメールはよこさないでほしいとしか思えませんでした。

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認知症は見た目から状態を判断できない上に、日によって調子も変わるので、お友だち付き合いをどうすればいいのかは難しい問題だと思います。でも、もし失礼があったら……とか、会話が成立しなかったら……とか、まだ起きていないことを心配しても答えは出ないので、どんなサポートならできそうかを考えてみるのもいいかもしれませんね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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