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バス優先席に座る“ヘルプマーク”の男性→高齢男性から声をかけられ…直後、放たれた“驚きの一言”に「複雑な思い」

  • 2026.3.31
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

50代男性のAさん(仮名)が、公共交通機関で経験したお話です。

義足を使用しているAさんは、普段から優先席を利用していますが、ある日思いがけない言葉を投げかけられたといいます。

その出来事を通して、「見た目では分からない事情」と「伝わらないもどかしさ」について考えさせられた出来事でした。

見た目では分かりにくい事情の中で

義足を使用しているAさんは、日常生活はある程度問題なく送れているものの、長時間立ち続けたり、混雑時の移動には負担を感じることもあり、電車やバスでは優先席を利用することもあるそうです。

周囲に分かるようヘルプマークも身につけているものの、ジーンズを履いていると外見からは分かりにくいことも少なくありません。

そのため、ときには不思議そうな視線を向けられることもあるといいます。

突然の非難と、戸惑いの瞬間

その日、日中の比較的空いているバス車内でAさんは優先席に座っていました。

すると突然、高齢の男性から声をかけられたそうです。

「ここは私たち高齢者が優先なんだよ」
「最近の人は分かっていない」

強い口調に感じられたその言葉に、Aさんは驚きつつも反論はせず、席を立つことを選びました。

トラブルになることで、その日一日が嫌な気持ちで終わってしまうように感じたからです。

その後も何か言われている様子でしたが、あえて聞かないようにして、その場をやり過ごそうとしました。

「自分の対応は間違っていたのか」という迷い

席を譲りながらも、Aさんの中には複雑な思いが残っていました。

「自分は座っていてよかったのだろうか」
「説明すべきだったのか」

義足であることは見た目では分かりにくく、だからこそ誤解されることもある。
それでも、その都度説明することが正解なのかは分からない。

そんな迷いが、心の中に残り続けていたそうです。

思いがけない一言と、救われた気持ち

そのとき、車内に女性の声が響きました。
高齢の男性に向けて、注意するような言葉だったそうです。

一瞬、状況がつかめず、Aさんは戸惑いを感じていました。

後から、その女性はヘルプマークの存在を理解していた方だったようで、理不尽に感じられる言動に我慢できなかったと説明してくれました。

その言葉に、Aさんは少し救われたような気持ちになったといいます。

そしてお詫びをしつつ、高齢者の誤解を解くために、ジーンズの裾をそっとたくし上げ、自身の状態を示しました。

見えない事情と、伝わらないもどかしさ

この出来事を通してAさんは、「見えないことで生まれる誤解」について改めて考えたといいます。

義足であることは、見た目だけでは分からない。
だからこそ、善意も誤解も、どちらも生まれてしまうのかもしれません。

また、周囲の理解があったとしても、それがすべての場面で伝わるとは限らないという現実も感じたそうです。

どうすれば誤解は減らせるのか。
どうすれば、お互いに気持ちよく過ごせるのか。

答えは1つではないものの、こうした出来事をきっかけに、「どうしたらいいのか」を少しずつ考える人が増えていくこともあるのかもしれません。


アンケート実施日: 2026年3月27日
投稿方法: TRILL 募集フォームより
投稿者情報: 50代男性・その他

※本記事は投稿者様の体験談を元に作成しています。
※自社で募集したエピソードに基づき、編集部にて事実確認および表現の精査を行った上で公開しています。


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