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31歳米女子プロ、遅咲きの開花!努力とサポートで実現した覚醒

  • 2026.3.29

ニュースだけじゃ伝わらない米女子ツアー選手たちの魅力を毎月、現地からレポートします!

努力とサポートで実現した遅咲きの覚醒

開花の時期は人それぞれだ。サラ・シュメルツェル(31歳)は、昨年開花した。トップ10入り7回、CMEポイントランキング35位と自己最高位を更新。「以前は『長時間、練習をした』ということに、満足していました」とシュメルツェルは振り返った。だが、どれだけ練習しても、年間でトップ10入りは2、3回のみ。そんな状況を打破しようと、メンタルコーチ、キャディ、トレーナーらと「練習は量より質」、「プロセスを大事にし、目標に集中する」など、これまでの方針を見直した。

「今は試合の重要な局面を想定して、練習に励んでいます。そうすることで、自分にどれだけ技量や実力があるのか把握できるし、実際の試合で『練習でできたことは絶対にできる』と自信をもってプレーできるようになりました」。

ここ2年、エースキャディを務める高田正太さんは、シュメルツェルの本気度を目の当たりにし「サラは練習ラウンド、遊びの設定、試合など、どんなときもつねに同じように取り組んでいます」と、振り返る。チームで決めたことを実行するようになると、望んでいた優勝争いにも顔を出しはじめた。25年6月の「メイヤーLPGAクラシック」でのひとコマ。高田キャディと言葉を交わすシュメルツェルストイックにゴルフと向き合う一方で、どんなに合の結果が悪くても観客にサインをし、子どもたちに笑顔で手を振るなど、ファンサービスを欠かさない。「めちゃくちゃ明るいし、気さく。会話もしやすい」と高田キャディが絶賛する。だから、LPGA-USGAガールズゴルフのアンバサダーにピッタリだという。このアンバサダーは次世代の女子ゴルフの発展に貢献する役割で、今年は5選手が同アンバサダーを担っている。シュメルツェルはそのひとりだ。また、地元である米国アリゾナ州を拠点とする障がいのあるアスリートのエンパワーメントに取り組む非営利団体「IGOTTHISFoundation」のアンバサダーも務めている。

シュメルツェルはプレーでも、それ以外の活動でも、米ツアーの顔になってきた。あと欲しいのは優勝の2文字だ。

31歳米女子プロ、遅咲きの開花!努力とサポートで実現した覚醒
25年6月の「メイヤーLPGAクラシック」でのひとコマ。高田キャディと言葉を交わすシュメルツェル。

いかがでしたか? サラ・シュメルツェル選手の活躍にご期待ください!

SarahSchmelzel
サラ・シュメルツェル

●1994年生まれ、アメリカ出身。「ゴルフ場に着いたら、その日にすることをリストに書き出して、それが終わるまで帰らない」というのが日々のルーティン。25年は「ブルーベイLPGA」5位、「シェブロン選手権」6位などの好成績を残している。

写真・文=南しずか
PHOTO&TEXT Shizuka MINAMI

●みなみ・しずか/東京都出身。2009年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「SportsIllustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

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