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【小林照子さん・91歳】血管年齢は78歳! 超美肌のカギは 「ホットタオル二本」のスキンケア

  • 2026.3.28

【小林照子さん・91歳】血管年齢は78歳! 超美肌のカギは 「ホットタオル二本」のスキンケア

頭脳も体も肌も心も、サビつき、コゲつきを一切忘れたかのような91歳。どうすればこんなスーパーシニアになれるのだろう? 小林照子さんの頭の中と暮らしをのぞかせてもらいました。

小林照子さん(91歳)

こばやし・てるこ●1935年生まれ。美容研究家・メイクアップアーティスト。
美容学校入学後、コーセー化粧品に入社しヒット商品を連発。メイクアップアーティストとしても活躍。
91年、コーセー取締役・総合美容研究所所長を退任後、56歳で美・ファイン研究所を設立。94年、59歳で[フロムハンド]メイクアップアカデミー開校。2010年、75歳で青山ビューティ学院高等部をスタート。19年、84歳のときに女性リーダー育成を目指す「アマテラス アカデミア(ATA)」を開設。91歳の今も現役でビューティビジネスに携わる。
「一般社団法人 日本メイクアップアーティスト協会JMAN」代表理事。著書多数。

義務でやる健康法は意味がない

小林さんの血管年齢は78歳、血圧も正常値だという。さぞすごい健康法を実践しているに違いない……。

「私は健康法には関心がないんです。『やらなきゃいけない』と思ってやるものは意味がないと考えているので、やりたいことをやっているだけ」ときっぱり。

では、小林さんのやりたいこととは?

「おいしいものを食べたい。プロが作ったおいしいものを。『どこどこの何々がおいしい』と聞くと、すぐに『今度、行きましょう!』と言います。プロとしての誇りを持つ料理人の料理を味わいたい気持ちが強いんです。銀座にある日本料理の壬生さんには40年以上、月一回通っていて、季節の食材のおいしさを最大限に生かした料理を味わっています」

プロの技術を持った料理人が旬の食材で作る料理からは、間違いなく大きなパワーをもらえる。でも、毎日、そういう食事というわけにはいかない。

「昼食はコンビニのお弁当やサンドイッチのこともあります。焼肉はカルビ。生クリームも大好き。脂っこいものが好きです。減塩も意識しません。娘(美容家の小林ひろ美さん)は『体によくないものも結構食べてこの年齢まで来たんだから、もうこれはよしとしないと』とあきらめています」

「おなかがすいたときに、食べたいものを食べたいだけ食べる」という小林さんだが、飲み続けているサプリがある。

「ひとつはティーエフケイの『三壽』。腸のために20年近く飲み続けています。もうひとつは韓国の正官庄の高麗人参『健美力プレミアム』。こちらは11年目。出張中に4日間飲み忘れたら、体がどんよりと重く感じて。それからは一日も欠かさず飲んでいます」

睡眠に関してはショートスリーパーで、5時間寝れば十分だとか。

「12時過ぎに寝て4~6時に目が覚めます。寝る前に高麗人参のサプリを飲むとよく眠れます。活性化だけでなく沈静化にもいいなんて神秘ですよね」

三壽(ティーエフケイ)「土壌由来の光合成細菌RAP99という乳酸菌が含まれているそうで、腸のために飲み続けています」

高麗人参 健美力プレミアム(正官庄)。「正官庄は120年以上の伝統を持つ韓国のブランド。朝晩、2粒ずつ飲んでいます」

若見えの秘訣は筋肉を意識すること

いつ見てもピシッと背筋が伸びている小林さん。秘訣は?

「常に背筋と口角は意識しています。メイクアップアーティストになるために解剖学を学び、『筋肉が骨を支えて動かす。筋肉には意識を与えることができる。顔の表情筋にも意識を与えられる』と知りました」

スマホを見るときは前かがみのほうがラクだと思っている人が多いが、骨盤を立て、その上に体と頭が乗っている姿勢のほうがラクなのだとか。

「本来は正しい姿勢のほうが気持ちいいんです。だから、前かがみになっていることに気づいたら、反射的に正しい姿勢をとることを習慣化しています。クロッキーの授業で、『50代はこう、80代の人はこう描く』と年齢による体形の違いを教わったとき、『あ、自分はこうならないようにしよう』と決めました。誰に教わったわけでもないのですが、それ以来、筋肉を意識しています」

認知症になると歩く速度が遅くなる、ということはよく知られている。小林さんは特に運動はしていないそうだが、歩いたり階段を上る速度は若い人と比べても遜色がない。

「歩くのは速いです。娘より速いので、よく『もっとゆっくり歩いたら?』と言われます。でも、速く歩くことしかできない。ゆっくり歩く方法がわからないんです」

何事も一生懸命に取り組んできたから、今でもその習性が抜けず、歩く速度も速いのかもしれない。ちなみに、食べるのも人一倍早いそうだ。

ずっと頑張ってきた小林さん。ほっとひと息つくのはどんなときなのだろう?

「どんなに遅く帰っても日記をつけます。その日の出来事と、そのときどんな心情だったかをノートの見開き2ページに書いています。音楽を流しながら、自分の部屋で過ごすこのひとときがリラックスできる時間です」

「メイクで人を喜ばせたい。91歳まで休まずに走り続けてきました」

二本のホットタオルが美肌のもと

ときには、そのあとにホットタオルでスキンケアをする。

「一日の終わりに汚れを落とすことを習慣にしてほしいんです。というのは、皮膚は排泄器官でゴミと同じだからです。汗や脂は皮膚から排泄されます。表面の皮膚も排泄されます。メイクしていない日も顔は汚れています。私はホットタオルを二本使った汚れ落としをおすすめしています。ホットタオルはとても気持ちがいいですよ」

でも、面倒な日はパスしていいそうだ。

「週に1回でも2回でも、やりたいときにやってください。私も人にすすめておきながら、面倒な日はやりません。ただ、何十年も続けている方は、肌が確実に違いますね」

お湯の温度は何度が適温?

「手を入れて『あっちっち』と感じる、やけどしない程度に。手より顔のほうが冷えているので熱めがいいんです。お湯をはった洗面器にタオルを二本入れ、クレンジングしたら、しぼったタオルのきれいな面を出しながらクレンジング剤をふき取ります。ホットタオルをのせると、毛穴が開いて毛穴の奥のそうじもできます。一本できれいになりますが、もう一本はエッセンシャルオイルをお湯にたらして、タオルに香りづけして顔にのせると至福ですよ」

タオルは、気持ちが明るくなる色がおすすめだそうだ。

「そして、毛穴が開いている間に乳液か美容液をつけます。化粧水をつけると毛穴が閉じるので、皮膚理論的には化粧水の前に乳液や美容液をつけるほうが正しいのです。化粧水で毛穴を閉じた後に、さらに乳液やクリームで保湿すると完璧です」

好奇心とチャレンジ精神こそが小林さんの若さの秘訣に違いない。

「新しもの好きなんです。時代はどんどん変わっているのに、新しいものは苦手、と近寄らないのはもったいない。仲のよかった人たちが何人も天国に行ってしまいましたが、私はいろんなことにいっぱいチャレンジして、向こうでみんなに自慢します」と笑った。

「皮膚は排泄器官なので、汚れを落とすことが大事」と、お湯でしぼったタオルで行う独自のスキンケアを説いている。

照子さんのスキンケア

ホットタオル二本で汚れ落とし

❶熱めのお湯にタオル二本を浸す。
❷一本でクレンジング剤をふき取る。
❸もう一本(エッセンシャルオイルで香りづけ)を顔にのせて癒しタイム。

撮影/小笠原真紀
取材・文/依田邦代

※この記事は「ゆうゆう」2026年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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