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お大師さまが伝えた瞑想法「阿字観」で心がふわっと軽くなる!【東京・高輪で高野山体験】

  • 2026.3.28

こんにちは、奈良在住の編集者・ふなつあさこです。昨年、高野山の記事を書いたところ、それが高野山金剛峯寺が発行している『月刊高野山』の編集部の方の目に留まり、エッセーを寄稿させていただきました。

そのエッセーにも書いたのですが、高野山って本当に不思議な魅力にあふれていて、ぜひ訪れていただきたいのですが、いかんせん首都圏からはちょっと遠い。

でも! じつはそんな高野山の空気を都内で体感できるスポットがあるんです。それが東京・高輪にある高野山 東京別院。慌ただしい日常をちょっと離れて、自分をリセットするひと時を体験してきました。

日々の気忙しさを忘れる都会の高野山

高輪ゲートウェイ駅から徒歩10分ほどの場所にある、高野山 東京別院。私も訪れたのは今回が初めて。立派な山門です。

ふと左を見ると、お大師さま(=弘法大師空海)が。まだ肌寒さの残る頃だったので、マフラーしてはりました。ほっこり。

一礼して門を入ると、左手には四国八十八か所から集められた砂を敷いた「お砂踏み場」が。東京にいながらにして、いわゆる“お遍路さん”ができるんです!

お大師さまは、丹生明神(にうみょうじん)という神さまから土地を授かって高野山を開きました。このため、高野山ではもちろんのこと、東京別院でも丹生明神をはじめとする神々が祀られています。

江戸時代、慶長年間に高野山学侶方の在番所(詰所)として建立された「高野山江戸在番所高野寺」が高野山 東京別院のルーツ。現在の本堂「遍照殿(へんじょうでん)」は昭和63年に建立されたものだそう。

高野山 東京別院オリジナルのお守りやご朱印帳が取り揃えられています。もちろんご朱印もいただけます!

スペシャルイベント「心が晴れる 高野山の休日」に参加

この日私は、「恋する和歌山フェス」の一環として開催された「心が晴れる 高野山の休日」に参加してきました。

まずは総本山金剛峯寺・高野山執務公室長の藪邦彦(やぶほうげん)さんのお話を伺いました。「どうしたらイライラをなくせるのか」。その鍵は、自分のなかに……!

全然堅苦しくなく、ご自身の体験も交えながらの親しみやすいお話なのに、最後はグッときてしまいました。

次は、「宝来(ほうらい)」づくりにトライ。宝来というのは、高野山でしめ縄の代わりに一年を通じて戸口などに掛けられる縁起物の切り絵のこと。

宝来づくりの先生も、お坊さんです。

下絵の上に和紙を置き、カッターで切り始めると、これが意外と難しく、黙々と没頭してしまいました。

思いのほか上手に完成させることができ、ちょっとした達成感を感じながら高野山のおやつでティーブレイク。

ここ、東京ですよね? と時折疑いたくなるほど高野山な時間が流れていました。

高野山の瞑想「阿字観」と護摩祈祷で心が整う

本堂へ移動し、お坊さんの手ほどきで真言宗独自の瞑想法「阿字観(あじかん)」を体験。

大日如来を意味する「阿(あ)」を呼吸とともに声に出し、やがて無言のうちに観ずる瞑想法です。

まずは座り方から丁寧にレクチャーしていただきました。

座布団に半分ほどお尻を乗せ、片足をもう片方の足のももの上に組む「半跏趺坐(はんかふざ)」(難しければあぐらでもよいそう)で座ります。お尻と両膝の3点で体を支え、骨盤を立てるイメージ。

15分ほどの短い時間ながら、おなかの芯の部分、丹田からスッと一本軸ができたような凛とした気持ちに。参加者の皆さんも、どこか清々しい表情をしてはりました。

最後に、護摩祈祷までしていただきました。

護摩壇の炉から立ち上る火炎が煩悩を焼き尽くすとされ、願い事を書いた護摩木などを投じてご本尊さまへ成就を祈るご祈祷です。ダイナミックな炎とお経に引き込まれました。

写真提供:高野山 東京別院

今回のイベントのように一度にギュッと体験できる機会はなかなかありませんが、阿字観は不定期開催されているとのことなので、ご興味のある方は東京別院にお問い合わせを。

また、護摩祈祷は年始など、年中行事として参加することができるので、東京別院のWEBサイトなどでチェックしてみてください!

ここまで高野山気分を味わったら、むしろ高野山に行きたくなるなぁ。きっとそう遠からぬうちにお詣りに走ってしまうんだろうなと思います。皆さまも、ぜひ!

この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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