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日本全国、釧路に逃げろ!?「何気ない対策じゃ乗り切れない」医師が解説する花粉防衛策

  • 2026.3.25

1日あたり約2450億円(パナソニック調べ)。

これは花粉による労働力の低下で発生する経済損失額です。

集中力の低下や睡眠不足など、日常生活にも支障をきたす花粉症。2026年は特に注意が必要といわれています。

最大で去年の5倍に

札幌市内で街路樹などにも使われているおなじみの木といえばシラカバですが、2026年はその花粉の量が特に多いと予想されています。

鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどを引き起こす花粉。

札幌市中央区にある南22条おとなとこどものクリニックの小林俊幸院長は「強い危機感を僕は持っています。ある日を境に今までコントロールがしっかりできた患者さんが、急に症状が悪くなったり…」と懸念しています。

この春は、例年の数倍で要注意!? 大量飛散の理由と、花粉症対策に注目します。

連載「じぶんごとニュース」

いつから飛び始める?

札幌市北区の道立衛生研究所では、2月末から屋上に花粉捕集器を設置し、飛散の状況を観測しています。
3月上旬は、シラカバと同じ「カバノキ科」の『ハンノキ花粉』の飛散が確認されました。

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花粉捕集器 道立衛生研究所(札幌市北区)

そして4月から飛散がはじまるのが、北海道内の花粉症の主な原因となっているシラカバです。

道立衛生研究所の平島洸基研究員は「近年は多い年と少ない年が交互にやってくるといった状況が見られていますので、ことしのシラカバ花粉は全道的に多くなるのではないかと予想しています」と推測します。

シラカバは、前の年の花粉が少なく、さらに気温が高くて日差しが強くなると花粉が増える傾向にあります。
日本気象協会によりますと、ことしのシラカバ花粉は例年の2倍以上。
去年と比べると3.5倍から5倍ほどに増える見込みです。

早め早めに!

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一般的に花粉は晴れて気温の高い日や、乾燥して風の強い日に飛びやすいと考えられています。

道立衛生研究所の平島洸基研究員は「シラカバについては特に平均よりも多いと予想されますので、そのシラカバの花粉が飛び始める4~5月頃は特に気をつけてほしいと思います」と呼びかけます。

札幌を中心に花粉の大量飛散が予想される中、南22条おとなとこどものクリニックの小林俊幸院長は、例年以上の対策を呼びかけています。

「これまでの何気ない対策では不十分。普段からしっかりマスクや花粉症用の眼鏡で花粉を物理的に遮断することが大事」

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また、花粉症の薬を服用している人は、症状が出る前から飲み始めることが重要だと言います。

「症状がいったん出てしまうと、なかなか薬では症状を抑えきれなくなってしまうので、花粉飛散の2週間前をめどに薬の内服を開始してほしい」

早めの服用には「症状が出るのを遅らせるとか、症状のピークを落ち着かせる作用」があると説明します。

逃げ場は釧路に!?

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提供 釧路市役所

一方、関東地方などではすでに本格的な花粉シーズンを迎えていて、比較的花粉の飛散量が少ない『避粉地』に注目が集まっています。

そのひとつが道東の釧路市です。

出張で来た花粉症の人は、「なんかスッキリするね。くしゃみが出ないもん。目がかゆくない!確かに」と話し、花粉がない環境について「最高~!」と喜びます。

釧路市では、関東などの花粉症の大きな要因であるスギやヒノキが自生していないことから、『花粉ゼロのマチ』をうたい、十数年前から「避粉地」として全国にPR。

地元のホテルでも、本州で花粉のピークとなる2月から4月にかけて独自の「避粉プラン」を売り出しています。

釧路プリンスホテル予約担当の木谷太さんは「ことしに関しては2020年の8倍の予約を受けている。長い人ですと2~3週間利用する人もいる」と反響の大きさを語ります。

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ハーバルスイーツセット 1200円(4月30日まで) 提供 釧路プリンスホテル

ホテルでは、花粉症から解放されスッキリと過ごしている人に、もっと爽快感を味わってほしいと、ミントを使ったスイーツセットも用意しました。

「鼻つまりや喉がイガイガするなど、そういう症状を聞いたことがあるので、それが少しでも楽になればいいな、と」

対策は万全に!

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改めて花粉症対策を確認します。

▼眼鏡、マスク、帽子を着用する
▼薬を飲んでる人は飛散開始の2週間前から服用する
▼玄関に入る前に服や帽子についた花粉を落とす
▼手洗い、うがい、洗顔、できればシャワーを浴びる
▼アレルギー体質の人や飲酒喫煙の習慣がある人は発症リスクが高いので特に注意が必要

画期的なアイテムも

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もうひとつ、花粉対策のグッズをご紹介します。「鼻用のブラシ」です。
鼻の中に差し込んで優しく回転させるだけで、花粉を洗い落とすことができます。

「StandardBrush」という商品で神奈川の会社が2022年に商品化しました。
一部の病院や調剤薬局のほかネット販売していて、スタンダードは1本1650円、プレミアムは1本2750円です。

40~45℃のお湯で濡らして花粉を洗い落とします。鼻うがいが苦手な人にもオススメなんだとか。

今年は例年以上に対策をとって、快適な春を迎えたいですね。

連載「じぶんごとニュース」

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年3月17日)の情報に基づきます。

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