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結婚式当日、開始直前に新婦お父様が意識不明に…“プランナーの提案”で式場が涙に包まれたワケ

  • 2026.4.7
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちはyukimaruです。

結婚式の最中に誰かが倒れるということ、実は珍しくないため、プランナーはじめ式場スタッフは、AED対応や初期処置などの訓練を受けています。

しかし、今回はなんと新婦家父が式直前に倒れるという前代未聞の事態に...

新婦はお父さんっ子で、「お父さんとの思い出が作れない式なんてあり得ない」と諦めかけている新郎新婦に対し、「絶対最後まで諦めない」プランナー根性で対応したハプニングエピソードです。

結婚式直前に新婦の父が救急搬送。急遽スケジュールを変更したプランナーの機転

式直前、新婦の父が、礼服にお着替えの最中、倒れられました。

意識はあるものの、受け答えはできず、即座にスタッフは救急車を呼びます。

式場は騒然…救急車には新婦の兄が同乗、お母様はこれから始まる式があるためその場に残ることに…

新婦様は生粋のお父さんっ子。

とても仲良し親子で、前日の夜「育ててくれてありがとう」という挨拶に、お父さんと新婦様は2人で大号泣しながら抱き合っていたそうです。

お父さんが倒れたことは、隠し通せないため、私が意を決して新婦様に状況を説明しました。

メイクで仕上がった顔が崩れてしまうほど号泣…

しばらくして「でも、みんな来てくれてるから始めなきゃ…あとで写真撮れればいいや!でも、でもバージンロードは歩きたかったな…」と一言。

代わりにお母様に歩いていただくこともできました。

でも、でもこのままでは一生後悔が残るかもしれない…お父様がなんとか式中に戻る可能性もある!その可能性に賭けよう、諦めるもんか!私は、通常、結婚式から披露宴に移る行程を逆にして、先に披露宴を行うという提案を新郎新婦にしました。

すると、驚いた表情で「ゲストの皆様がそれで大丈夫であればお願いします」と答えてくれました。

すぐにゲストにアナウンスし、皆様からは快く承諾していただき、当日の大幅変更を会場中のスタッフに依頼し協力してもらいました。

涙のバージンロードと伝えられた感謝の手紙

披露宴が滞りなく始まりました。

新婦の父は不在であるものの、ゲストも気を遣ってくださってか、みんなで盛り上げてくれていました。

そしてとうとう両親への手紙の時間…新婦様には耳打ちをしてお母様への感謝の部分だけを読んでいただき、和やかにお開きになったその時、耳元のインカムに「新婦家父、戻られました!」とスタッフから一報。

病院で検査を受けた結果、幸いにも命に別状はなく、点滴等の処置を終えれば外出可能と医師から許可が下りたと連絡がありました。お父様ご本人の「どうしても娘の晴れ姿を見たい」という強い意志もあり、ご家族の付き添いのもと式場に戻られることになりました。

新郎新婦にはまだ伝えず、ゲストと新郎新婦をまず式場にご案内。

新婦が入場扉前に立った時、お父様をお連れして「間に合ったよ、ごめんな当日こんな時にまで…(笑)きれいだよ」と。

新婦様は大号泣…扉の向こうのゲストもまだ知りません。

そして扉が開き、光が差し込んだ式場には、新婦様と新婦父が腕を組んでいる姿が目に飛び込んできて、ゲストも思わず大号泣。

ゆっくりバージンロードを歩かれ、新郎様にバトンタッチです。

そして、最後…イレギュラーな進行により披露宴で伝えられなかったお父さんへの感謝の手紙をチャペルで読んでいただき、式場内は嗚咽が漏れるほどの感動に溢れました。

「一生忘れない」エピソードに

お父様は極度の緊張と睡眠不足で倒れられたという理由がわかり安堵…

新婦様から「本当にありがとうございます。こんなことできるんですね…一生忘れられない式です。お礼を言っても言い切れない…ありがとうございます」

と何度も何度も手を握られました。

ギリギリまで、夢は叶えられる‼新郎新婦様の一生に一度の晴れ舞台、常に最後まで最善を尽くそうと心に決めたエピソードです。


ライター:ゆきまる

大学卒業後、フリーターを経てウェディングトップの大手の会社に入社。ウェディングプランナーを10年経験し、その後、支配人を5年、エリアマネージャーとして全国の店舗の管理活動を行う。現在は、Webライターとして活動。ウェディングプランナーから培った「人を想う気持ち」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。


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