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工事業者「雨漏りする危険がある」突然の訪問→屋根の修理を契約した60代夫婦…その後、判明した“恐ろしい真実”【元警察官は見た】

  • 2026.5.1
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

突然インターホンが鳴り、「近くで工事をしている者ですが、お宅の屋根が浮いているように見えました」などと声をかけられたら、不安になる人もいるかもしれません。

こうした訪問をきっかけに、高額な契約トラブルへ発展する、いわゆる「点検商法」が問題視されています。

ここで紹介するのは、公的機関などが注意喚起している事例を基に再構成したものです。

ある地方に住む60代夫婦宅に、工事業者を名乗る男が訪れ、「屋根が傷んでいる。このままだと雨漏りする危険がある」と説明しました。

無料点検を申し出られたため確認を任せたところ、その男は屋根へ登った後

「今すぐ修理しないと危険」

「修理代は火災保険を使えばおりるはず」

「今日なら安くできる」と契約を急かされたといいます。

不安になった夫婦はその場で数百万円の契約してしまいましたが、その業者は屋根の修理なのに足場を使うことなく、機材も梯子や金槌だけで、とても修繕作業をしているようには見えませんでした。

後に別業者へ確認すると、修理の必要性は乏しく、契約金額も相場を大きく上回るものだったことが分かりました。

なぜ被害に遭ってしまうのか

この手口の特徴は、「不安をあおること」にあります。

「危険」「今すぐ」「放置すると大変」と言われると、人は冷静な判断がしづらくなります。しかも屋根などは自分で状態を確認しづらいため、専門業者を名乗る相手の説明を信じてしまいやすいのです。

元警察官として感じるのは、この種のトラブルは「騙されやすい人」が被害に遭うのではなく、突然不安を突かれた時、人は誰でも判断を誤る可能性があるということです。

また、初めは「無料で点検」と聞くので、親切な人なのだと警戒心を解いてしまうのです。

私が過去に相談を受けたケースでも、40代ぐらいの誠実そうな見た目の男から「たまたま通りかかったが、屋根の状態が深刻そうだから見させて欲しい」という言われたそうで、親切心から不安を煽り、安心させるという流れが常套手段といえます。

注意したい典型的なサイン

点検商法では、次のような特徴が見られることがあります。

  • 「近くで工事している」と突然訪問してくる
  • 「無料点検」と言って家や屋根を確認したがる
  • 「今すぐ危険」と不安をあおる
  • その日のうちに契約を迫る
  • 大幅値引きや「今だけ」と強調する

もちろんどれか1つでも当てはまれば全て詐欺である訳ではありません。

実際に工事をしていて、挨拶周りにくるということは起こり得ます。

これら言葉が出た時点で、『一度立ち止まって考える』ことが重要です。

被害を防ぐためにできること

こうしたトラブルを防ぐためには、その場で契約しないことが最も重要です。

本当に修理が必要かは、別の業者にも確認し、複数の見積もりを取るのが基本です。いわゆる相見積もりは、被害防止に有効な手段といえます。

また、不安を感じた場合は家族や周囲に相談し、必要に応じて消費生活センターや警察に相談することも大切です。

突然の訪問業者を安易に信用しないこと、それだけでもリスクは大きく下げられます。

まとめ

「無料点検」や「今すぐ危険」という言葉は、善意に見えても注意が必要な場合があります。

その場で判断せず、一度立ち止まって確認することが、高額な契約トラブルを防ぐ第一歩です。

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