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「1話の終わり方にワクワク」“2話目以降の展開”に期待の声も!タイトルと物語が“見事”に繋がった瞬間【新・月9】

  • 2026.4.19

北村匠海が主演を務める月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』(フジテレビ・月曜よる9時~)の第1話が4月13日に放送された。

本作は福井県小浜市の高校生が宇宙食用のサバ缶を開発した実話を基としたオリジナルストーリー。

若狭水産高校へと赴任してきた新米教師・朝野峻一(北村匠海)。不安と期待を胸に登校初日を迎えるがそんな彼が聞かされたのは、高校がつぶれるということだった。動揺する朝野だったが、担任を務めるクラスでの授業も手応えはイマイチで初日から自信をなくしてしまう……。

※以下本文には放送内容が含まれます。

新米教師が生徒たちと奮闘

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北村匠海 (C)SANKEI

自信をなくしてしまっても、朝野はめげない。先輩教師・黒瀬(荒川良々)から「生徒からなめられたら終わりだ」と言われ、生徒に強気に出てみるがうまくいかない。

諦めないのが朝野の良いところなのだろう。

かつて行われていたという港の水揚げ場での校外実習を実施。朝野はここでもやる気が空回りして漁師たちに呆れられてしまうが、それでもどことなく楽しそうな表情を見せる。そんな実習の中で発覚したのが、港でクラゲが大量発生していること。クラゲのせいで網が破れ、漁に影響を与えてしまうのだ。朝野は地域の課題であるとして生徒たちにみんなで考えてみようと提案。生徒たちはスルーするかと思いきや、奈未(出口夏希)がクラゲを活用したクラゲ豆腐を思いつき、クラスメイトの凪沙(夏目透羽)、柚希(ゆめぽて)とともに完成させる。さらに、朝野は奈未たちにその研究結果を「北陸地区水産高校生徒研究発表大会」に出してみることを勧める。自分たちには無理だろうと最初は乗り気ではない奈未たちだったが、朝野の「やってみなきゃわかんないでしょ」という言葉に後押しされ出場。見事優勝する。

宇宙と小浜がつながる最初の一歩

描かれるのは若狭水産高校だけではない。もうひとつの舞台となるのがJAXA(宇宙航空研究開発機構)。そこでISS(国際宇宙ステーション)補給機開発のエンジニアとして働く木島真(神木隆之介)は、宇宙飛行士選考に落選し、肩を落としていた。さらに、宇宙日本食開発担当への異動を命じられ、納得がいかない様子を見せる。新部署は、木島と上司の東口亮治(鈴木浩介)のふたりだけ。戸惑いを見せる木島だったが、東口は彼を見込んでの異動だった。東口は木島に「宇宙日本食認証基準案」を一緒に作ることを提案する。

ここで登場する単語が「HACCP」だ。時同じくして、奈未たちの間でもHACCPというワードが登場。NASAが作った食品衛生管理システムで、クラゲ豆腐も商品化するためにはHACCPの認証が必要になる。クラスメイトたちはそんなのは無理だと諦めようとするが、奈未は「やってみないとわからんでしょ」と言い、笑顔を見せる。

話を聞いていた寺尾(黒崎煌代)は「それ取ったらうちでも宇宙食をつくれるってこと?」「それやったらうちのサバ缶も宇宙へ飛ばせるんちゃう?」と口にする。タイトルと物語がつながった瞬間だ。

これからのワクワクを期待させる1話

テンポよく主要キャラクターが紹介された第1話。なんとなくこの町で生きている、この町に生まれたのだから家業を継ぐのが当たり前、という生徒たちがこれから新たな挑戦をしていこうとしているのが感じられる。「1話の終わり方にワクワクする」と早くも第2話以降に期待している声もSNSで見受けられた。

そんな中でも感じられるのが朝野の一生懸命さ。朝野は発表会で奈未たちが優勝できるようにと、データや文言を書き換えてしまう。それは奈未たちも了承済みなわけだが、朝野はあとから奈未たちが厄介者のクラゲと自分たちの姿を重ねていた文章を改めて読み、自分が彼女たちの想いを潰してしまったと反省。「気づけるのがすごい」「いい先生なんだなあ」と朝野の先生としての姿勢に共感が集まった。

目立ったのは、朝野が生徒たちと対等に立とうとしている姿勢だ。最初は距離があった先生と生徒たちだが、これから“仲間”になっていくのであろうことを感じさせてくれる。

また、どのような形で朝野と木島が邂逅するのかも気になるところ。それぞれのフィールドで奮闘する中で出会ったふたりがどのようなやりとりを交わすのか期待したい。


ライター:ふくだりょうこ(Fukuda Ryoko)
うさぎと暮らすライター。シナリオやインタビュー、コラム、エッセイなどを中心に執筆。小説とお酒と音楽とドラマがあればだいたいご機嫌。