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「行動の意味がやっと」深夜ドラマとは思えない“盛り上がり”を見せた春ドラマ 残る謎を抱えたまま【次回最終回】

  • 2026.6.4
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木曜ドラマ『君が死刑になる前に』第9話 (C)ytv

物語の後半も二転三転する展開から目が離せない『君が死刑になる前に』。第9話では、ついに事件の輪郭が明らかになり始めた。さらに、第9話では汐梨(唐田えりか)の衝撃発言も飛び出した。

※以下本文には、放送内容とHuluオリジナルストーリーの内容が含まれます。

汐梨と凪音をつなぐカレーライス

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木曜ドラマ『君が死刑になる前に』第9話 (C)ytv

1人で2026年に戻ってしまったものの、なんとか2019年に戻り、火事を食い止めた琥太郎(加藤清史郎)。隼人(鈴木仁)と凛(与田祐希)が集めた情報を頼りに、再び捜査を始める。ちょうど刑事の伊藤(内博貴)が戻り、琥太郎に託された伊藤の手帳も大きな手がかりとなる。

すると、5人目の被害者・丸藤(今江大地)の教え子であったカフェ「カルムス」の店員・凪音(伊礼姫奈)と汐梨のつながりが見え始めた。

汐梨は10年前に暮らしていたアパートで、隣に住んでいた小学生の凪音と交流があった。母親から虐待されていた凪音を、汐梨は家に呼び、お手製カレーライスを振る舞っていた。汐梨にとって凪音は新しい生活の中で出会った守るべき存在、凪音にとって汐梨ははじめての守ってくれる大人だったのかもしれない。

2人が交流を深めるなか、事件が起きる。汐梨に付きまとっていた職場の元上司・村越(戌井昭人)を凪音が刺してしまったのだ。自分を守ってくれる人だからこそ守りたい。凪音の切実な思いが引き起こした事件だった。

栄養士になった汐梨は凪音と再会。凪音は緊張しながらも、どこか嬉しそうにカレーライスを振る舞う。隼人が大好きなカルムスのカレーは、汐梨が過去に振る舞ったカレーライスが、元になっていた。カレーを前に涙を流す2人の姿からは、絆の強さがうかがえた。

「私ね、死ぬほどモテるんだ」

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木曜ドラマ『君が死刑になる前に』第9話 (C)ytv

幼少期のつらい経験から、解離症と境界性パーソナリティ障害を患っている凪音は、記憶がないまま徘徊したり、暴れたりということがあった。そして、教師連続殺害事件が始まってしまう。最初の被害者・小谷(大塚ヒロタ)に襲われかけた汐梨は逃げ出したものの、小谷は何者かに命を奪われてしまった。汐梨は、自分を守ろうとした凪音がやったのではないかと疑う。

第二の事件の際にも、事件が起きた場所で、凪音の位置情報が。伊藤を殴ったのも、汐梨を守ろうとする凪音の手によるものだった。凪音は汐梨を守るために、罪を犯していた。そして、汐梨は無意識下で罪を犯している凪音を守るために、罪を被ろうとしていたのだ。

気になるのが、凪音が命を奪った被害者たちのほとんどが性犯罪に手を染めようとしていたことだ。村越も小谷も汐梨に襲いかかろうとしており、第4の被害者になるはずだった鮫島陽平(小林大斗)も盗撮で捕まっている。第8話で凪音が丸藤の話を聞いて取り乱したのも、そういった理由があるのかもしれない。

汐梨から飛び出した衝撃発言である「私ね、死ぬほどモテるんだ」も、これまでさまざまな人物に無遠慮に思いをぶつけられてきたことが原因と考えれば、納得できる。

一方で、第2の事件の被害者である白鳥(輝有子)に関しては、本当に凪音の犯行なのか疑問が残る。凪音の位置情報に関してもスマートウォッチを持ち出せば、凪音がやったのではと、誤解させることができる。

また、Huluオリジナルストーリーの第9.5話では、鮫島の口から教師による盗撮グループがあることが明らかになっている。丸藤も白鳥もその一員であった可能性があるだろう。

SNSでは、「汐梨の行動の意味がやっと分かってスッキリ」「何かあると思っていたあのキャラが…」など、事件の全容が見え始めたことで、あらためて本作に虜になっている人が多いようだ。

次回いよいよ最終回を迎えるが、残された謎はまだまだ多い。深夜ドラマとは思えない盛り上がりを見せた本作の結末には、何が待っているのだろうか。


読売テレビ・日本テレビ系 プラチナイト木曜ドラマ『君が死刑になる前に』毎週木曜よる11時59分〜

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202

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