1. トップ
  2. ユージェニー王女に新たな試練。歴史ある慈善団体のパトロンを退任へ

ユージェニー王女に新たな試練。歴史ある慈善団体のパトロンを退任へ

  • 2026.3.18
Arnold Jerocki / Getty Images

ユージェニー王女がパトロンを務める慈善団体「アンチ・スレーバリー・インターナショナル」は、王女が同職から退くことを発表しました。1839年設立の歴史ある同団体は、声明にて次のように述べています。

「7年にわたり、ヨーク公女ユージェニー殿下からいただいた支援が終了しました。当団体への王女の尽力に深く感謝します。今後も王女が奴隷制撲滅に向けて活動を続けられることを願っています」

今回の退任について、父であるアンドルー元王子を巡る一連の騒動との明確な関連性は示されていません。英紙『オブザーバー』は、ユージェニー王女が「現代の奴隷制や人身売買の被害者の窮状を訴えるため、長年にわたり熱心なキャンペーンを行ってきた」と、これまでの献身的な姿勢を評価しています。

その一方で、英紙『ガーディアン』は退任のタイミングに言及。「米国司法省がジェフリー・エプスタインの性的虐待や人身売買に関する数百万点もの文書を公開し、父である元王子を厳しい立場に追い込んだ直後の決定である」と指摘しており、父親のスキャンダルが影響した可能性を示唆しました。

先月、元王子は公職における不正行為の疑いで逮捕され、約11時間の拘束の後に釈放されました。元王子本人は一貫して不正を否定しており、ユージェニー王女はエプスタイン関連の文書や父への疑惑について沈黙を貫いています。なお、元王子のスキャンダルが大きく報じられる中においても、ユージェニー王女や姉のベアトリス王女がこれらの事件に関与したという事実は一切確認されていません。

さらに、王女には別の懸念も浮上しています。今回退任した団体とは別に、王女が2017年に友人と共同設立した「アンチ・スレーバリー・コレクティブ」という別の慈善団体があり、王女はこちらの活動には引き続き関与しています。

しかし今週、英国のチャリティ委員会はBBCの取材に対し、この設立団体に関する「懸念事項を調査中」であることを認めました。昨年10月の『BBC』の報道によれば、「前会計年度に約150万ポンド(約3億1700万円)の寄付金を集めたものの、実際に支援に充てられたのはごくわずかで、大半の約130万ポンド(約2億7500万円)が次期に繰り越されている」と資金管理の不透明さが指摘されています。

父親のスキャンダルが自身の公的な活動にも暗い影を落とすことに加え、自身が設立した団体の疑惑も重なったユージェニー王女。英王室メンバーとして、かつてないほど難しい局面に立たされています。

From Town & Country US
Translation: Tomoko Takahashi

※この翻訳は抄訳です。
※この記事は2026年3月18日時点の内容です。

元記事で読む
の記事をもっとみる