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歴史的快挙!「私に似た女の子たちが、安らかに眠れるように」 98年の歴史で初、黒人女性がアカデミー撮影賞を制した“涙のスピーチ”

  • 2026.3.18

今年のアカデミー賞で最もパワフルな瞬間の一つは、最優秀撮影賞の発表時に訪れた。

映画『シナーズ(原題) / Sinners』のオータム・ドゥラルド・アルカポウ(45)が、黒人女性として、そしてあらゆる人種の女性としても史上初めて、オスカーの撮影賞を手にしたのだ。

撮影賞はアカデミー賞の創設以来続く主要部門だが、その98年にわたる長い歴史の中で、ノミネートされた女性撮影監督はアルカポウを含めてわずか4人しかいない。過去のノミネート者には、『マッドバウンド 哀しき友情』のレイチェル・モリソン氏、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のアリ・ウェグナー氏、そして『エルヴィス』のマンディ・ウォーカー氏が名を連ねている。

98年の歴史で初。撮影賞に刻まれた「女性初」の栄誉

Getty Images

アルカポウ氏は受賞スピーチの冒頭で、今夜「脚本賞」も受賞した『シナーズ』の脚本・監督を務めたライアン・クーグラー氏(39)への感謝を述べた。

「私がライアンに感謝を伝えるたびに、彼は決まってこう返してくれます。『いや、こちらこそ。僕を信じてくれて、信頼してくれてありがとう』と。彼はそんな風に一緒に映画を作っていける、とても誠実な人。その言葉には、本当に、心からの実感がこもっているのです」

さらにアルカポウ氏は、2017年に女性として初めて撮影賞にノミネートされたレイチェル・モリソン氏の名前を挙げた。そしてスピーチのハイライトとして、会場にいる女性たちに立ち上がるよう促し、次のように語りかけた。

「立ってください。なぜなら、あなたたちがいてくれなければ、私は今日この場所に立てなかったと感じているからです。私はこのキャンペーン期間中、すべての女性たちからあふれるほどの愛を受け取り、多くの出会いに恵まれました。このような瞬間が訪れるのは、皆さんのおかげです。心から感謝します」

「私に似た女の子たちが、安らかに眠れるように」

Getty Images

授賞式後のバックステージで、アルカポウ氏はスピーチで言いそびれたという、歴史的な勝利への思いを『The Hollywood Reporter』誌の取材で付け加えた。

「書き留めておきながら言えなかったことが一つあります。それは、『私に似た姿をしたたくさんの小さな女の子たちが、今夜はとても安らかに眠れるだろう』ということです。私はそれを確信しています。このような映画でステージに立ち、この賞を受け取ること自体が、多くの女の子たちの人生を変えるはず。これまでインスピレーションを感じられなかった子たちに、勇気を与えることができるのですから」

『シナーズ』が席巻した夜。残された課題も

アルカポウ氏の勝利を含め、『シナーズ』はこの夜、計4部門で受賞を果たした。作品賞こそ逃したものの、マイケル・B・ジョーダン(39)が主演男優賞を受賞したほか、クーグラー氏の脚本賞、そしてルートヴィッヒ・ヨーランソン氏(41)が自身3度目となる作曲賞を獲得した。

一方で、残念ながらクーグラー氏は監督賞を逃し、事前の予想通りポール・トーマス・アンダーソン氏(55)が受賞。アカデミー賞の全歴史において、黒人監督が最優秀監督賞を受賞した例はいまだに一度も存在しないという事実は、今後の課題として残された。

※この記事は『Digital Spy』の翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。

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