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「大物俳優が苦手な“からい”お弁当を発注…」絶体絶命の制作部新人→「のり弁」ひとつで大物女優の態度が激変した理由に納得の声【作者に聞く】

  • 2026.3.14
「ロケ弁の女王」02 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク
「ロケ弁の女王」02 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク

ドラマのクランクイン初日。現場は主演女優である篠宮みきの緊張と助監督の怒号でピリついていた。そんな殺伐とした空気を一変させたのは、制作部の新人である俵米子が手配したロケ弁だった。

「ロケ弁の女王」03 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク
「ロケ弁の女王」03 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク
「ロケ弁の女王」04 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク
「ロケ弁の女王」04 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク
「ロケ弁の女王」05 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク
「ロケ弁の女王」05 画像提供:(C)原作 のやまあき・演出(ネーム) つのだ ふむ・作画 サエグサケイ/コルク

『8時だヨ!全員集合』をきっかけに誕生

原作ののやまあきさん、演出のつのだふむ(@tsunoda_fumm)さん、作画のサエグサケイ(@saegusakei)さんがタッグを組む漫画『ロケ弁の女王』が働く人々の胸を熱くさせている。テレビ制作の裏側を支える食をテーマに、失敗を繰り返しながらも成長していく主人公の姿を描いた本作について、制作陣にお弁当へのこだわりを聞いた。

第1話に登場するのは『8時だヨ!全員集合』をきっかけに誕生した老舗「津多屋」の二段のり弁だ。主演女優が声を弾ませた瞬間、現場の氷が溶け出す。映像制作の現場経験を持つつのださんは、長く愛されるロケ弁には必ずお店側と食べる側の双方に物語があると語る。作り手の思いが見えるお弁当が厳選されており、作画を担当するサエグサさんも「おいしくなれ」と念じながら脚色して描いていると笑う。カラーリングチームの研究も重なり、湯気のない冷めたお弁当が漫画のなかで鮮やかに食欲をそそるのだ。

新人の米子は大物俳優が苦手なからい物を発注

決して器用ではない新人の米子は大物俳優が苦手なからい物を発注してしまうなど、痛恨のミスも犯す。しかし少しずつ変化していく過程こそが本作の醍醐味である。つのださんは米子の成長ポイントとして第21話の喜山編を挙げる。他者の仕事の大変さを知り、眼差しが自分から他者へと向いたときに彼女は変わったという。どんな過酷な現場でもお弁当を味わおうと思える心持ちや、自分の仕事を愛そうとする気持ちがあれば何かが変わるかもしれないと伝えたかったそうだ。第11話から16話で描かれる仕事と恋愛の狭間での葛藤についても、米子なりの受け取り方に心へ染みる部分があるはずだとサエグサさんは太鼓判を押す。

現場の雰囲気を左右する究極の裏方仕事

全29話を通してテレビ業界の光と影、お弁当に救われる人々のドラマを描き切った本作。取材の最後、つのださんとサエグサさんは声をそろえてドラマ化への期待を寄せた。実現したあかつきには現場へ渾身の差し入れに行きたいと熱く語る。現場の雰囲気を左右する究極の裏方仕事を知ることで、明日からの仕事の合間に食べるお弁当が少しだけ愛おしくなるはずだ。

取材協力:つのだふむ(@tsunoda_fumm) 、サエグサケイ(@saegusakei)

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