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SNSでは"完璧なママ"を演じ続けた私。ママ友が家に来た日、バレてしまった本当の姿

  • 2026.3.12
ハウコレ

子どもの園で知り合ったママ友たちの前で、写真に収まるリビングだけを整えて、画面の向こうに理想の暮らしを並べていた日々。誰かを批判していたのは、自分の弱さから目をそらしたかっただけだったんです。

SNSに載せていたのは、たった一角だけ

投稿するのは、いつも決まってリビングの写真でした。白い棚にきちんと並んだ雑貨、季節のお花、ふわっと光が差し込む窓辺。画面に収まるその一角だけが、私の「丁寧な暮らし」のすべてだったんです。でも、一歩キッチンに足を踏み入れれば現実はまるで違いました。シンクには何日分かの洗い物がたまり、調理台にはモノがあふれかえっていました。冷蔵庫の奥には賞味期限が切れたものもちらほら。

クローゼットは扉が閉まらないほどものが押し込まれていて、子ども部屋の床にはおもちゃが出しっぱなし。本当の暮らしは、とても人に見せられるようなものではありませんでした。

誰かを批判して、自分を守っていた

ママ友が「今日のお弁当、冷凍食品で乗り切っちゃった」と笑うたびに、胸の奥が少しだけざわつきました。その気楽さがまぶしく見える一方で、どこか落ち着かない気持ちにもなっていたのです。

「私だって完璧じゃないのに」と思うたびに、つい「お弁当に冷凍食品って、子どものためにならなくない?」「もうちょっと丁寧にやれないのかな」と、少しきつい言い方をしてしまっていました。けれど本当は、自分自身に言い聞かせていただけだったのかもしれません。

「家に行っていい?」が怖かった日

ある日、ママ友たちが家に来る流れになってしまいました。断る理由が見つからなくて、前日から必死に片づけをしました。でも、リビングを整えるだけで精一杯で、キッチンや廊下にまで手が回らなかったんです。当日、リビングにいるあいだはなんとか持ちこたえていました。けれど、廊下の乱れ、洗面台まわりは見せられるような状況ではありませんでした。

そして...

もう取り繕う言葉は出てきませんでした。「ごめんね、本当はちゃんとできてないの」。自分でも驚くくらい素直な言葉がこぼれていました。うつむく私に、「そんなの関係ないよ、無理しなくていいんだよ」と声をかけてくれた人もいました。ずっと張り詰めていた何かが、ふっとほどけたような気がしました。

あの日から、SNSの投稿を少しずつ減らしていきました。完璧な自分を演じ続けることに、もう疲れてしまったから。今は少しずつ、飾らない暮らしと向き合い始めています。それだけで、毎日が少しだけ楽になった気がするんです。

(30代女性・主婦)

本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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