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「家はどこ? 独身?」おしゃべり患者さんの質問から、どう逃げる!? 焦る私を横目に、同僚はなんと

  • 2026.3.3

お話好きな高齢患者さんとの会話に、思わぬ戸惑いを感じた筆者。悪気がないのがわかっているだけに、注意することもできず、距離の取り方に悩んでいました。そんなとき、同僚のさりげないやさしさに救われたのです。

画像: 「家はどこ? 独身?」おしゃべり患者さんの質問から、どう逃げる!? 焦る私を横目に、同僚はなんと

お話し好きの患者さん

私が勤務する歯科医院に、80代の女性患者Nさんがいます。Nさんは、とにかくお話が大好き。
診療台に座るなり、
「あなた、家どこ? この近く?」
「〇駅付近です」
「あのスーパーの裏?」
「そのあたりです」
「角曲がった右側? 左側?」
気づけば、自宅の場所がほぼ特定されていきます。

どんどん迫る個人情報

質問は続きます。
「先生のご出身は?」
「結婚してるの?」
自分のことならまだしも、先生の個人情報となると、さすがにお答えできません。

Nさんに悪気がないのはわかっています。
純粋にコミュニケーションとして、距離を縮めたくて話してくださっているだけ。
とはいえ「個人情報なのでお答えできません!」と正論で突っぱねるのも違う気がします。

突然の呼び出し

笑ってごまかし、話題を変えながら、私は密かに汗をかいていました。

そのときです。
「〇〇さん、ちょっとお願いします」
同僚が私を呼び出しました。

通路に出た瞬間、耳元で同僚が言います。
「困ってたでしょ。助け船だよ〜」

さっきまでの緊張が、ふっとほどけ、思わず吹き出しました。

やさしい距離感

それ以来、私たちの間では
「ちょっとお願いします」が救出サインになりました。
患者さんとの距離は、近すぎても遠すぎても難しいものです。
正論で線を引くより、さりげなく助け合うほうが、ずっとやさしいと感じています。

【体験者:50代・筆者 回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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