1. トップ
  2. ダイエット
  3. 慢性的な「腰痛」の原因や対処法は? 整形外科医が解説

慢性的な「腰痛」の原因や対処法は? 整形外科医が解説

  • 2026.2.26

腰痛

働く女性が気になる症状や疾患について解説。今回は、慢性的なものから、疾患が隠れているものまで、さまざまな原因で起こる腰痛をひも解きます。

出典:シティリビングWeb

教えてくれたのは…前田俊恒先生

まえだ整形外科リウマチクリニック院長。肩こり・腰痛・関節痛などの慢性疼痛(とうつう)から、関節リウマチ、骨粗しょう症まで幅広く診療。日常生活に根ざした運動指導・セルフケアの啓発にも力を入れている

Q.女性に多い腰痛の原因は?

腰痛の原因はさまざまですが、女性に多いのは「動かなさすぎ」による筋肉や筋膜の腰痛です。デスクワークやスマホによる前かがみ姿勢が続くことで、腰周りの血流が低下し、疲労が蓄積します。また、姿勢のクセや骨盤の動きの悪さ、ヒールの着用や脚を組むクセなども影響します。生理周期やホルモンバランスの影響で腰に違和感が出ることも。腰痛はひとつの原因だけでなく、生活習慣と体の状態が重なって起こるケースが多いのも特徴です。

Q.慢性化しやすいのはなぜ?

デスクワークなどで座りっぱなしの時間が長く、動く機会が少ないことが大きな要因です。スマホやパソコンを見る前かがみ姿勢、運動不足による筋力低下、仕事や家事の疲労・ストレスが重なることで、「なんとなく痛い状態」が続いてしまいます。

Q.受診の目安は?

疲れがたまったときだけ痛む、または、マッサージや軽いストレッチでラクになる腰痛であれば、整骨院・接骨院でのケアで間に合う場合もあります。一方、痛みが強い、長引く、繰り返すといった、原因がはっきりしない腰痛は、まずは整形外科を受診しましょう。医師が診察し、必要に応じてレントゲンやMRIによる画像検査で原因を見極めたうえで対応します。例えば、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などは、画像検査で原因が確認できます。一方、検査しても大きな異常が見つからない場合は慢性的な腰痛と考えられ、それぞれに合った治療を行っていきます。

Q.腰痛を放置するとどうなる?

安静にしていても痛みが強い、足にしびれや痛みが広がる、徐々に悪化している、咳やくしゃみで腰が強く痛む、発熱や体重減少を伴う場合は要注意。女性では婦人科疾患や、まれに内臓の病気が原因となっている場合もあります。慢性的な腰痛を抱えている方でも、「いつもの腰痛と違う」と感じたら、放置せず早めに受診することが大切です。

Q.上手に付き合うポイントは?

腰痛は「体からのサイン」。日常のちょっとした意識で、予防できるケースも多いです。確かに「動かさなさすぎ」が腰痛の原因ではありますが、腰が痛いときに無理なストレッチをしたり、我慢して同じ姿勢を続けるのは逆効果です。自己判断で強いマッサージを受けたり、鎮痛剤で痛みをごまかしたりすることも避けましょう。慢性的な痛み、軽い痛みであれば、適度に動くことが大切です。たとえばデスクワークが続いたら30~60分に1回は立ち上がり、軽い体操やストレッチをして姿勢を変えることが大切。ただ歩き回るだけでもOKです。イスに座るときは、深く腰掛けて背中は背もたれにしっかり付けること。腰をサポートするクッションなどのアイテムを使うことも良いです。また、冷えは大敵。はら巻きやひざ掛けで体を温めましょう。痛みを意識しすぎると悪化することもあるため、「調子の良い日・悪い日」を見極めながら付き合うことが大切です。

元記事で読む
の記事をもっとみる